【実話】ゾッとする怖い話…本当にあった恐怖・心霊体験談まとめ

だんだんと蒸し暑くなってきて、夜まともに寝つけないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

本当にあった怖い話で体温を下げ、暑い夏を乗り切りましょう。余計に寝つけなくなる可能性もありますが。

今回はオカルトマニアの僕が実際に体験した恐怖体験談をまとめていきます。ゆるり、ゆるりと楽しんでいってください。

怖い話が苦手な方は、お守りや塩の準備をお願いします。

そうでない方は部屋を真っ暗にし、ロウソクでも立ててみましょう。雰囲気作りは大事です。

注意点ですが、ドアや窓は閉めておいたほうがいいでしょう。また、テレビやラジオは消すようにしてください。

これらは「よくないもの」が入ってこないための最低限の処置です。PCやスマホは──。ああ、きっと大丈夫です。

注意事項


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遊びに来たよ

これは僕が高校生のときに体験した不思議な話です。

ちょうど夏休みの時期の夜だったんですが、困ったことに僕の部屋にはクーラーがなかったんですよ。

これは死活問題です。とにかく、体から噴き出てくる汗の量が尋常じゃない。タオルで拭っても拭ってもまだまだ出てくる。

フローリングのひんやりとした床で寝転びながら、「いったいこれはなんの修行なんだ」と終始イライラしてました。

扇風機は置いてあるんですが、それだけじゃこの熱帯夜の暑さは乗り切れない。

「どうにかして体温を下げねば、本当に干からびてしまうぞ」

そう思った僕は、家にある怖い本をかき集め、ひたすら読書に没頭することにしたんです。

もともと兄が怪談話が好きなのもあって、幸い、怖い本の調達には困りませんでした。

汗びっしょりになりながら、冷たい床に寝転び、読書にふける──。

扇風機の風でめくれそうになるページを指で押さえながら、ひとつ、またひとつと怖い話を読み進めていきました。

だんだんと部屋に涼しい風が吹き込んでくるようになり、徐々に体の汗が引き始めてきた頃──。

当然、部屋に変な音が響いてきたんです。

カツッ、カツッ──。

空き缶を軽く指ではじくような、乾いた音──。

初めのうちは、「暑さで家の柱がきしんでいるのだろう」と思ってました。

でも、ちょっとおかしい。こんなに頻繁に音が続くなんてことは今までなかったんです。

『ポルターガイスト現象?』

しかし、僕は「この世に存在するあらゆる心霊現象には必ず何かしらの原因がある」と思っています。

このときもパニックに陥るどころか、妙ね冷静さを保っていました。

原因を突き止めようと、音に集中して耳をすませる──。

カツッ、カツッ──。

うん。わかった。バッチリわかった。これは「窓に小石を投げられてる音」だ。

どうやら、僕の部屋の窓に向かって、小石を投げてる悪ガキがいるようです。これはちゃんと叱らないといけない。

網戸を狙うのではなく、わざと音の出るガラスのほうを狙ってくるんですよ。どう考えても確信的な犯行です。

近所の子どもなら顔を見ればだいたい分かるので、その気になればその子の親にいいつけることも可能です。

小石とはいえ、窓に石を投げる行為は下手すればヒビ、最悪ガラスが割れてしまう危険性もあります。これは危ない。

証拠写真を撮影するため、僕は右手にガラケー(当時の携帯)を握り、子どもに見つからないよう、体勢を低くしながら窓に近づいていきました。

カメラモードにした携帯を構えながら、勢いよく網戸を開ける──。

「おいっ!」

「──キャハハッ」

女の子でした。まだ小学校にも上がっていないような、幼女です。どうやら石を投げてたのはただの幼女だったようです。

僕が網戸を開けたと同時に、白いワンピースを着た女の子は笑いながら逃げていきました。

「逃げられてしまったか」なんて思いながら網戸を閉じ、本の続きを読もうとしたとき、ふと不思議に思ったんですよ。

「あんな小さい子が、2階にある僕の部屋の窓に石を正確に当てられるか?」

近頃の子どもは能力が高いですから、もしかすると「石を投げるのがものすごく上手な女の子」だったのかもしれません。

そう考えるとただのイタズラだったのかな、と。

──でも、これ、夜中3時の話なんですよね。

塾の帰り道に遭遇した赤い女

小学校3年生の頃、僕は塾に通っていました。同級生だったMくんの家が塾を経営しており、週に1度、2時間ほど勉強をしに行っていたんです。

自宅から塾までの道のりは自転車で10分ほどと、そこまで遠くはない距離です。

家で夕食を食べ、塾に向かい、夜7時頃から授業開始、その後、2時間ほど勉強をして、夜9時頃に終了、それから自転車で帰宅という流れでした。

塾と家のちょうど中間あたりには公園があり、そこは僕のお気に入りスポットになっていました。

すべり台とブランコ、公衆便所、砂場があり、広さ20平方メートルほどの公園です。

なぜお気に入りの場所だったかというと、公園前の道が緩やかな下り坂になっていたからなんです。

下り坂では、ペダルを漕がずとも自転車が前に進んでいきますよね。50mほどの下り坂だったので、自転車に乗っていてとても気持ちがよかったのを覚えています。

この日もいつもと変わらず、自転車で帰宅している途中でした。

公園の前の坂に差し掛かると、前方30mほど前に、歩いている女性の姿見つけました。

夜だったとはいえ、この時間帯に女性が歩いていることはなんら不思議ではありません。

しかしなぜそんなに気になったのかというと、その女性がやけに目立つ格好をしていたからなんですよね。

真っ赤なワンピースに真っ赤なハイヒール、そして黒く、長い美しい髪──。

子どもながらに、「うわあ、派手だなあ」と思いました。当時の僕は、あろうことかその女性の後ろ姿に妙に惹かれてしまったんです。

いわゆる「後ろ美人」というやつで、後ろ姿からじわじわと美人オーラがあふれていました。

健全な男子ならば、美人の前でカッコつけたくなる気持ちを分かってくれるでしょう。

そのときの僕のマイブームは、美人の横を自転車で通り過ぎるときに「俺、こんなにチャリンコ乗りこなしちゃってるZE☆」とクールに走り去ることでした。

当然、このときもクールかつエレガントにその女性の横をさっそうと駆け抜けるつもりでした。

無駄な蛇行運転を繰り返して体を慣らしつつ、「女性の横を過ぎるその一瞬」にすべてを懸けていました。

後ろ姿から察するに、女性が美人であることは間違いなさそう。美しい歩き方、漂うオーラ、歩くたびになびく美しい黒髪──。

「げ、芸術ッ! なんてすばらしい後ろ姿なんだッ! 顔がッ、見たいッッ!!」

女性が美人であることに確信した僕は、自転車で通り過ぎた瞬間に振り返り、女性の顔を確認することにしました。

20m、10mと女性に近づくたび、僕の胸の高鳴りはだんだんと大きくなっていく。

「コツ、コツ──」と、ハイヒールの音を小気味よく奏でながら、坂を下り歩く女。

5m、3m──。

近づけば近づくほど漂う、美人オーラ。

「美人、確定ッ」

心の中でそう叫びながら、ついにその瞬間を迎える──。

「自転車に乗っているとき一番カッコいいであろう姿勢」を取りつつ、まっすぐと前を見据え、車輪を走らせる。

「美しい顔を見せてもらうッ」

女のすぐ横を通り過ぎ、2mほど距離をとった後、僕は女の顔を確認するために勢いよく後ろを振り返りました。

──顔。

視界を塞ぐように現れたのは、女の顔でした。

僕の顔の、すぐ目の前に女の顔があったのです。

このとき、僕はママチャリに乗っていたのですが、まるで「後ろの荷台に女が乗っているかのような近さで顔があった」んです。

道にいたのは、僕と女のふたりだけ。もちろん、僕は自転車で女は徒歩ですから、どう考えても位置がおかしい。しかし、事実こうして女の顔がすぐ目の前にある──。

あまりの理解不能な出来事に、僕は叫び声をあげる余裕もありませんでした。

顔をすばやく前に戻し、自転車を全力で漕ぎ、自宅へ急ぎました。好奇心より恐怖心が勝り、家にたどり着くまで後ろを振り返ることは一度もありませんでした。

その日の夜は、ビクビクしながら眠りについたのですが、不思議なことに、次の日になっても女の顔がまったく思い出せないんですよね。

美人だったのか、そうではなかったのか、顔のパーツひとつすら思い出せないんです。

目の印象ぐらいは、もしくは口紅を塗っていたかどうかぐらいは、覚えていてもよさそうなものですが。

赤いワンピースと赤いハイヒールを身に着けていたということ以外、まったくといっていいほど思い出せないんです。

そう、ましてや女の顔にパーツがあったのか、なかったのか、も──。

【恐怖】不思議な心霊体験談|子どもの頃に公園前で遭遇した女

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道路に寝転ぶ蜘蛛女

蜘蛛という生き物がいますよね。足が8本あり、尻から糸を出す蜘蛛です。

僕、見たことあるんですよ。人間の蜘蛛

その日は、男友達3人で東京都にある有名な心霊トンネルに車で向かっていました。

トンネルは、全国でもかなり有名な心霊スポットとしても知られており、僕らが到着したときには、すでに「ほかの訪問者」もいたようでした。といっても、車が2台、停めてあるだけでしたが。

トンネル付近の山を数十分ほど散策したものの、不思議なことも特に起きず、肝試しという行為自体に飽きてしまった僕らは早々に帰ることにしたんです。

(このとき、なぜかトンネル脇に停めてあった車は1台もなくなっていた。散策している途中、人とすれ違うことはなかった。道は一本道である。彼らはどこに行き、どこから帰ったのだろう──)

トンネルを後にした僕ら3人は、銀色のステップワゴンに揺られ、帰路についていました。

車内は、友人のひとりが運転席、もうひとりが助手席、僕だけ後ろの席という位置関係です。

思いの外、恐怖で疲れてしまっていたのか、車内はしんと静まり返っていました。

聞こえてくるのは、車のラジオから薄っすらと流れる音とナビの音声のみ。

すると──、

「ぎゃっ、ぎゃぎゃぎゃ」

と、静かな車内で、ほんの一瞬、変な音が響きました。

まるで、録画したビデオをスローモーションにしたときのような声、のような。

「え?」

意識が一瞬、そこに移ったコンマ何秒かのあと──。

今度は、車の足元のほうから、はっきりと「どうして?」と声を絞り出すような女の声が聞こえたんです。

その声は、僕ら3人、全員が聞いていました。もちろん、車内には男だけしかいません。

ラジオでは流行りのバンドが演奏しているし、ナビの声とも明らかに違います。

「な、なんだ今の」
「ナビだろ」
「いや、後ろのほうから聞こえたぜ」

車内は、瞬く間に「混乱状態」に陥りました。

そして次の瞬間、さらに奇妙な光景を目にしてしまったのです。

前方の交差点、中央付近に「何か」いる──。うねうね、じたばた、うごめく謎の物体がそこにはいました。

初めのうちは何か分からなかったのですが、車が交差点に近づくにつれ、その正体がだんだん見えてきたのです。

手足を無理やり折りたたまれたような、蜘蛛のような体勢をした女でした。

曲がるはずのない方向に手足の関節が曲がっていて、小さく、コンパクトにまとまっていました。

それが、交差点の中央で、うねうね、じたばたと動いていたんです。

ちょっと言葉にしづらい動きなんですけど、蜘蛛がひっくり返って足をばたばたと動かしている姿をイメージしてもらえば分かりやすいでしょうか。

移動するでもなく、立ち上がるわけでもなく、蜘蛛女は手足をもぞもぞ、ばたばたしているだけ。

長い髪──もしくは糸のようなもの──と手足の細さから、なんとなく「女」であることは察しがついたんですが、あれは絶対に人間ではないと思いました。

あれほど手足がいろんな方向に折れ曲がっていたら、間違いなく生きてはいません。

蜘蛛女を見た瞬間、僕は思わず「あっ」と小さく叫んでしまって、同時に蜘蛛女のほうを指差した瞬間、猛烈な吐き気に襲われたんですよね。

全身に鳥肌が立ち、目からは涙がポロポロとこぼれ落ちていました。どうやら、蜘蛛女が見えているのは僕だけのようでした。

それにしても、あれなんですね。人間って、本気で恐怖を感じると、ゲボ、吐きそうになるんですね。

しかし、友人たちにそんな情けない姿を見られるわけにもいかず、必死に涙をこらえて誤魔化していました。

車内で聞いてしまった謎の女の声があまりにも不気味で、そのあと立ち寄ったコンビニで食塩を買い、全員で振りかけ合いました。効果はないと思いますが、念のため、です。

その際、運転していた友人から、「さっきの『あっ』って何?絶対に何か見たでしょ」と聞かれましたが、いまだに蜘蛛女の話はしていません。

運転手の彼、どう考えても轢いちゃってましたから。蜘蛛女。

しかも、友人が蜘蛛女を轢いた瞬間、ゲームがバグったような音がしたんですよね。

「ビ、ビィ、ガガガ、ピ、ガガ、ガ」という、頭の中に響いてくるような、遠くのほうで鳴っているような耳障りな音でした。

おそらく、その音も僕にしか聞こえていません。もしも人間を折り紙みたいに折りたたむことができたら、蜘蛛女のような姿になるのかもしれませんね。

無音で怒る男

その日は、雨がしとしとと降っていました。

僕は友人と遊びにいく約束をしていて、自宅から近くの場所で、友人の車で迎えに来るのを、ビニール傘を差しながら待っていたんです。

僕の背中側には、車が横に5台ほど並べる小さな駐車場があり、正面側には、道路を挟んでが広がっていました。

林は道路から2mほどの高さに生い茂っており、道路側の表面は、コンクリートブロックの壁で覆われていました。

壁のコンクリートブロックが途切れた場所には7段ほどの小さな階段があり、僕はその階段から見て正面、道路を挟んだ駐車場側に立っていました。

ビニール傘に雨粒があたる音に心地よさを感じながらスマホをいじっていると、ふと目の前の階段に人影が見えたような気がしました。

その階段へ行くためには、どうしても僕の目の前を通らなければならないはず(林側から来たとは考えにくい)なのですが──。

「スマホに夢中で気づかなかったのかな?」

ビニール傘越しに階段の方向にちらりと目をやってみるも、雨粒が邪魔で景色がうまく見えません。

僕がいる場所から階段までの距離は、道路を挟んでおよそ5mほどでした。

しかし、どうやら階段に人が座っていることは間違いないようです。

そっとビニール傘を横にずらし、階段をのぞいてみると──。

階段に座っていたのは、黒い服に身を包んだ小さなおじさんでした。小学生低学年ほどの身長でしょうか。

階段の中段付近、端っこのあたりにちょこん、と、傘もささずに座っていました。

「うわ」

サッと、すかさずビニール傘で自分の顔を隠し、目の当たりにした光景に驚きつつも、「おじさんに絡まれたらどうしよう?」と言いようのない不安を感じていました。

僕は決して視力がよいほうではありませんが、5mほどの距離であれば、人かどうかぐらいの判別はできます。

おじさんは髪が薄く、顔はどうみても40〜50代でしたが、体は細く、身長もすごく小さかった──せいぜい小学3年生といったところ──です。

顔が大きくて、体が小さい──まるで、パワプロくんに出てくるキャラクターのような姿で、ものすごくアンバランスだったんですよね。

一度は目をそらした僕でしたが、じわじわと湧き上がる好奇心には勝てませんでした。

再びビニール傘を横にわずかにずらし、その方向を見てみる。やっぱり、黒い服を着た小さなおじさんが座っている。

よく見ると、僕のほうをじっと見ているのが分かりました。こちらを指差しながら。

初めにのぞいたときは勘違いかとも思ったんですけど、そのおじさん、やっぱり怒ってるんですよね。

怒ってる人って、音がなくても、身振り手振りだけで怒ってる様子がなんとなく分かるじゃないですか。あれです、あれ。

おじさん、どう見ても怒ってるんですよ。階段に座って、こちらを指差して、怒ってる。叫んでる。

でも、無音なんです。雨の音しか聞こえないんです。

まるで、そこに人がいないような感じというのでしょうか。

表情も、身振り手振りも、オーラも怒っているのに、周囲の空気がまったく振動していない。おじさんからは、いっさいの音が聞こえないんです。

だけど、やっぱり怒ってるのは分かる。

「僕、何か悪いことしたかな」

おじさんに関わるのは怖かったので、再びビニール傘で自分の顔を隠し、ひたすらスマホに集中していました。

数分後、友人の車がようやく到着──ちょうど階段が隠れる位置──し、僕はそこへ足早に乗り込みました。

車が発進する際、窓越しにおじさんのほうをちらりと見てみたのですが、やっぱり階段に座っていました。

発信してからも車のミラーでおじさんを観察していたものの、結局、車から見えなくなるまでおじさんはずっと怒っていました。こちらを指差して。

車に乗ったまま、ずっと感じていた妙な違和感について考えていると、はたとあることに気が付きました。

「おじさんの服、いっさい雨に濡れていなかったな」

おじさんは宇宙人か何かだと思っています。

ひとりかくれんぼ

当時、高校生だった僕は、大型掲示板「2ちゃんねる」のオカルト板、およびニュー速VIP板で「勇者(ひとりかくれんぼ実行者のこと)」実況をしていました。

「ひとりかくれんぼ」は降霊術の一種とされており、実行することによって、さまざまな怪奇現象が起きるといわれてます。

ひとりかくれんぼの詳しいやり方は別記事で解説していますが、遊び方をみれば一目で危険な遊びであることがお分かりいただけるかと思います。

僕は、計3回のひとりかくれんぼを行うことによって、精神的に不安定になったり、不可思議な体験に巻き込まれたり、死の危険をも感じたりしました。

霊感がゼロであったにもかかわらず、ひとりかくれんぼのせいで「心霊現象に対するアンテナ」が発達してしまったのです。

※後ほど紹介する「明晰夢」や「幽体離脱」にも大きな影響を与えています。

ひとりかくれんぼ後に起きた異変は以下の通りです。

現在は平和な毎日を送っていますが、当時は毎日のように恐怖体験をしていました。

それぞれ記事にまとめたものもありますので、興味のある方は「ひとりかくれんぼ関連記事一覧」からご覧ください。ひとりかくれんぼの体験談も別記事にまとめています。

【本当にあった怖い話】ひとりかくれんぼの2ch実況中に起きた心霊現象

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夢日記

僕は以前、夢日記を書くことを趣味としていました。

時期的には、ちょうど「ひとりかくれんぼ」の後になります。当時の僕は、残念ながら、まだオカルトに懲りていなかったんですね。

夢日記の方法は「自分の見た夢を記録していくだけ」という簡単なものですが、長く継続することによって、心身に悪影響を及ぼすといわれています。

実際、夢日記を書き始めた頃はおぼろげだった夢の記憶も、夢日記を書き続けることでだんだんと鮮明なものになっていきました。

「夢日記や幽体離脱の成功確率が上がる」というメリットこそあれど、ほとんどが心身に悪影響を及ぼすデメリットばかりです。

  • 夢がリアルになっていく
  • 夢と現実の区別がつかなくなる
  • 金縛りの頻度が多くなってくる
  • 熟睡できなくなり、悪夢が増える
  • 悪夢を忘れられなくなってしまう
  • 自分の感情やトラウマがあらわになる
  • 支離滅裂な言動や行動が現実世界にも現れてくる

これだけでも、なんとなく怖い感じがしませんか?

夢日記は負の連鎖を引き起こすものです。僕の夢日記体験談を読んでいただければ、その恐怖をたっぷりと味わっていただけるでしょう。

夢日記は本当に気が狂う?実際につけてみたら「もろはのつるぎ」だった

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明晰夢

明晰夢めいせきむというものをご存知でしょうか?

明晰夢とは、夢の中で「これは夢だ」と気づく夢のことです。

夢を自由自在にコントロールできるようになれば、空を飛んだり、手からビームを出したり、空想の中のキャラクターに会ったりすることも可能です。

一見楽しそうに思えるかもしれませんが、明晰夢も夢日記と同様、多くのデメリットを抱えています。

味覚や聴覚、視覚、嗅覚まで、五感の感じ方は現実世界とほとんど変わりません。物体を触ったときの感触までもがとてもリアルなんです。

つまり、悪夢を見てしまったときのショックも大きいということです。

明晰夢に入り、夢を完全にコントロールできていれば問題はありません。

しかし、明晰夢の世界に長く浸っていると、突然、夢が暴走し、コントロール不可の状態に陥ってしまうことがあります。

そうなると、夢に対する感覚が鋭くなっていること自体が命取りになります。

動物の首をへし折る夢を見たことはありますか? 人を殺してしまった夢は? 身体中の毛穴から無数の白く細長いミミズのような生き物がうごめいている夢は?

僕は、それらすべての夢を見たことがあります。とても鮮明に、現実といっても大げさではないほどリアルに覚えています。血の生臭さや、どろりとした臓物の感触、死の間際の断末魔──。

明晰夢を繰り返し見ることで、「夢に対する感性」が鋭くなってしまっていたのです。

僕は、そういった悪夢までをも夢日記に事細かに記録してしまったため、今でもその悪夢を鮮明に思い出すことができます。

これがどういうことか、分かりますでしょうか?

結果、トラウマが増えていくんです。ただの夢であることに変わりはありませんが、普通の夢とは違う、現実味を帯びた夢です。

人の夢は、精神状態が如実にょじつに現れるもので、怖い、苦しい、悲しい、寂しいなどの負の感情が渦巻いているときは、悪夢を見てしまう可能性が高くなってしまうんです。

精神的に安定している時期でも、悪夢の記憶は薄れません。

たしかに楽しい夢も、面白い夢もあります。それでも僕は、明晰夢にのめり込むことはおすすめしません。

そもそも、夢は脳と体を休めるものです。夢を見ている、覚えているということは、ノンレム睡眠状態──つまり、眠りが浅い時間帯が多いということを指します。

複数の夢を覚えているということは、それだけ眠りが浅い証拠なんですね。

睡眠の質が悪くなり、脳が十分に休まっていない状態で活動を続ければ、精神的・肉体的にも悪影響が出てきます。

そうなると、必然的に悪夢を見る確率は上がり、さらに睡眠の質が悪化する、という負の連鎖が続いてしまうのです。

僕のように数年単位でハマらなければ、明晰夢はとても面白いものだと思っています。

明晰夢を見る方法は別記事でまとめているので、興味のある方はぜひ読んでみてください。

【明晰夢を見る方法】自由に夢を操れる?明晰夢のやり方と危険性まとめ

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幽体離脱

明晰夢の上位版ともいえるのが、幽体離脱です。

幽体離脱と明晰夢の違いですが、離脱感の有無にポイントがあります。

明晰夢は夢の中で夢と気づくものですが、幽体離脱は意識が肉体から分離する感覚を伴い、そのまま夢に移行していくものです。

現実世界と共通した部分も多く存在し、五感もとてもリアルです。

幽体離脱に関してはさまざまな見解がありますが、僕は、幽体離脱は夢の一種だと考えています。

幽体離脱が夢であるという根拠や、検証実験の内容については、別記事「幽体離脱は夢なのか実際に検証してみた」で詳しく解説しています。

幽体離脱の世界では、明晰夢と同様、超能力に近い力を発揮することができます。

訓練次第ではあるものの、幽体離脱後の世界では以下のようなことが可能になります(ローマ字は難易度を示す)。

  • E : 壁抜け
  • D : 飛行
  • C : 物を生成
  • B : 3次元の人物を生成
  • B+:2次元の人物を生成
  • A : 過去や未来に移動
  • S : 現実世界の人とのリンク

僕はB+までしか経験がありませんが、頭の中で考えられるほとんどが再現可能だと思っていただければ問題はありません。

また、実行者の中には長期離脱、つまり、幽体離脱をした状態で数時間から1ヶ月程度を過ごした方もいらっしゃるようです。

もちろん、現実世界の時間軸ではなく、主観による滞在時間ですが。

幽体離脱のやり方や訓練方法などは「訓練すれば誰でもできる?金縛りから幽体離脱をするやり方」でまとめています。

【幽体離脱の方法】訓練すれば誰でもできる?金縛りから幽体離脱をするやり方

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【異世界】パラレルワールドの誕生

一度は夢のコントロール技術を完全に習得した僕も、今ではいっさい明晰夢や幽体離脱を行うことができません。

夢日記をやめてしまったことも関係しているとは思いますが、一番は「明晰夢や幽体離脱をやりすぎたこと」が原因だと考えています。

一時期は毎日のように明晰夢や幽体離脱で遊んでいたのですが、ある日から「同じ世界の夢(=夢世界と呼称)」を見始めるようになっていったんですよね。

夢世界の夢を見る頻度は高く、多いときは週に2〜3度、少ないときでも月に1〜2度ほどは見ていたかと思います。

しかし、夢世界の夢を見続け、夢の中でやりたい放題の毎日を繰り返した結果、謎の組織に夢世界から追い出され、その後いっさい明晰夢と幽体離脱をできなくなってしまったのです。

確かに、僕が見た「夢世界」は夢でしかありません。それでも、やはり夢世界は僕の中では間違いなく存在し、とても夢とは思えないほどの規模と、緻密さを兼ね備えていました。

夢を自由にコントロールできるようになった→夢世界から追い出された

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夢世界が広がり続けることは、よくよく考えてみると怖いことです。まず問題となったのは、現実世界との記憶の混同です。

夢の世界での出来事を、さも現実世界で起こったことのように記憶している──つまり、記憶の改ざんが無意識下で行われているのです。

当時は、日常生活を送っている間にも夢の世界のことが気になってしまい、集中力や思考力が著しく低下していたように思います。

夢世界があまりに精密だったので、夢世界のマップ作りをしていたこともありますね。しかし、店の位置、神社、駅、駅名、地名など、そのすべてが現実世界とは異なるものでした。

現在では夢のコントロール技術は失ってしまったものの、驚くことに、僕の脳はその後も、十数年間にわたって夢世界を構築し続けています

後ほど判明したのですが、こういった「同じ世界の夢を見ている」といった現象のことを「継続夢」というのだそうです。

継続夢(夢世界)の詳しい体験談は別記事にてまとめています。

継続夢って知ってる?夢の中のもうひとつの世界とパラレルワールド

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ひとりにらめっこ

満月の日、水を入れた洗面器に自分の顔を写し、にらめっこをするという降霊術です。

「ひとりかくれんぼ」の実行前に行ったのですが、眉唾ものの降霊術にしては珍しく不可解な現象が起きてくれました。

水面に映る自分の顔が急に消えたり、視界の隅でうごめく黒いものがいたり、体の不調に襲われたり──。

気のせいといえば気のせいかもしれませんが、どちらにせよ降霊術の類は精神的に悪い影響を及ぼすものばかりです。

詳しくは「ひとりにらめっこの体験談を語る」という記事でまとめています。

満月の日の夜3時に実行した降霊術「ひとりにらめっこ」の体験談を語るよ

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子どもの頃の異世界記憶

もしかしたら僕は異世界から来たのかもしれない」という話です。奇妙な内容になっているので、ぜひ考察してみてください。

【異世界に行った話】子どもの頃の不思議な体験とパラレルワールド

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まとめ

僕がこれまでの人生で実際に体験してきた「恐怖・心霊体験談」をご紹介させていただきました。

嘘のような本当の話──。あなたにもひとつやふたつ、そういった話があるのではないでしょうか?

不思議な体験や怖い思いをしたことがあるという方は、ぜひその話をコメント欄へ書き込んでみてくださいね。

【体験談】これまで実際にやった降霊術まとめ【自己責任】

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