ひとりかくれんぼをガチでやってみた体験談まとめ

ひとりかくれんぼとは、平成の日本における近代怪談、都市伝説のひとつです。

この記事では、ひとりかくれんぼに関するさまざまな情報をまとめています。

注意

掲載された情報に基づいてなされた判断により発生したいかなるトラブル・損失・損害についても、一切責任を負いません。ご了承ください。

ひとりかくれんぼとの出会い

今から約10年ほど前、当時の僕はオカルトや心霊の類にどっぷりとハマっていました。

心霊トンネルや廃墟ホテル、自殺の名所、ホラーゲームの舞台となった廃村といった心霊スポット巡り、あらゆる降霊術の実行など──。

しかし、幽霊らしきものを見たり、変な声を聞いたり、具合が悪くなったりなどの体験は一度たりともすることができなかったのです。

そんな中、大型掲示板「2ちゃんねる(5ch)」のオカルト板でたまたま目にしたのが、ひとりかくれんぼでした。名前からしてヤバそう、と思ったのを覚えています。

正直、ひとりかくれんぼは、僕がこれまでに実行してきた降霊術の中でも、もっとも精神的ダメージが大きいものです。

そして、はっきりと「得体の知れない何か」を目にしたのは、ひとりかくれんぼが最初で最後です。

ひとりかくれんぼとは?

ひとりかくれんぼは、降霊術の一種とされ、「やると死ぬ」といった噂、「自分自身を呪う『呪術』である」という説があります。

ひとりかくれんぼが都市伝説となった経緯は、以下の通りです。

  • 2007年4月頃、大型掲示板「2ちゃんねる」のオカルト板に詳しい方法が掲載される。
  • 実行した人たちがさまざまな怪奇現象に遭遇し、いくつもの体験談が掲示板に書き込まれる。
  • 体験談を見た人たちが次々と検証を重ねていき、やがて一般にも広く知られるようになった。

【手順は絶対】ひとりかくれんぼのやり方とルール

用意するもの

  1. 手足がある人形(ぬいぐるみ)
  2. 人形に詰めるための米
  3. 縫い針と赤い糸
  4. 刃物(包丁やカッターナイフなどの鋭利なもの)
  5. コップ一杯ほどの塩水(天然塩が推奨される)
  6. 爪切り
  7. 【禁忌】動物の肉、自分の毛髪、または血液

準備するもの

  1. 夜中の3時までにこれらを準備しておく
  2. ぬいぐるみの綿をすべて取り除く
  3. ぬいぐるみにを詰める
  4. 自分のを切り、そのひとかけらを入れたあと赤い糸で縫う(肉や血、髪の毛などもこのときに入れる)
  5. 縫い終わったらそのまま赤い糸をぬいぐるみに巻きつけ、ある程度いったらくくる
  6. ぬいぐるみに名前をつける

先に申し上げておきますが、ぬいぐるみに入れるものは爪と米だけで十分です。

特に、肉や血は本当に洒落になりません。あらゆる観点から考えても、とてもよくないものです。

僕の場合、当時、精肉屋で働いていたこともあり、廃棄する予定だった豚の肉を入手しました。さらに、晩御飯から鶏肉を拝借——。

そして、ちょうどよく鼻血が出てきたので、血を数滴、体毛も何本か入れておきました。どこの毛かは触れないでおきます。

ただ、絶対に真似しないでください。最悪、命に関わりますので。

ひとりかくれんぼの手順

  1. ぬいぐるみに向かって「最初の鬼は◯◯(自分の名前)だから」と3回言います。
  2. 次に風呂場へ向かい、水を張った浴槽にぬいぐるみを沈めます
  3. 部屋に戻り、家中の明かり、照明を全て消し、テレビだけ付けます。このときテレビは砂嵐の画面にしておきます。目を瞑って10秒数えます。
  4. 包丁、またはカッターナイフを持ちうろうろしながら風呂場へ向かいます。別に真っ直ぐいっても大丈夫です。雰囲気が大事です。
  5. ぬいぐるみのところまできたら「△△(ぬいぐるみの名前)見つけた」と言い、包丁をぬいぐるみに刺します
  6. そして「次は△△が鬼」と言いながらその場所に置き、すぐに逃げて隠れます。押し入れでもなんでもいいので隠れてください。このとき塩水は忘れないでください。僕はポカリスエットで代用しましたが、ちゃんと塩水のほうが良いです。
  7. 心霊現象、怪奇現象が起きるまでひたすら隠れ、待ちます。ただし2時間以内には終わらせることが決まり。

ひとりかくれんぼのルール

  1. 家からは絶対に出ないでください
  2. テレビ以外の電気は必ず消してください。暗くて危険な場合は懐中電灯
  3. 塩水は必ず自分の近くに置いてください
  4. 隠れているときはお静かに
  5. 2時間を超えないようにしてください
  6. 必ず"ひとり"でやってください
  7. 家族が同居している場合、そちらにも影響が出ることがあります
  8. 気をしっかり持ってください
  9. 異変を感じたらすぐに終わらせてください

ペットがいるときは?

ペットがいるときはやめましょう。神道の観点から言えば、動物と人間の間に区別はありません。

ひとりかくれんぼは、あくまでも家の中によくないものを呼ぶ降霊術の類です。ペットも大切な家族の一員ですので、安全第一に考えてあげましょう。

詳しくは後述しますが、僕は飼い猫が2匹いる状況でひとりかくれんぼを実行してしまったがために、ひとりかくれんぼを終わらせることができませんでした。

ひとりかくれんぼの終わらせ方

  1. 塩水を少し口に含み、隠れていた場所から出ます
  2. ぬいぐるみを探します(通常であれば風呂場にいるはず)
  3. ぬいぐるみにコップの残りの塩水をかけ、次に口に含んだ塩水をかけます
  4. 「私の勝ち」と3回宣言して終了です

手順は必ず守ってください。また、ひとりかくれんぼに使用したぬいぐるみは焼却処理される必要があります。絶対に、です。

僕の見解としては、「厳密には完全にひとりかくれんぼを終わらせることはできない」と考えております。やらないほうがいい、とだけは申し上げておきましょう。

ひとりかくれんぼの危険性と考察

ひとりかくれんぼで使用するぬいぐるみは、綿を抜き、代わりに米と爪を入れ、赤い糸で縫い付ける必要があります。

実は、これらすべての手順にはきちんとした意味があるのです。

  • ぬいぐるみにとって、綿は内蔵である
  • 神道において、米は霊的供物として扱われる
  • 爪は自分の体の一部であり、生命が宿る
  • 赤い糸は血管を表している
  • ぬいぐるみを赤い糸で縛り付ける行為は、魂を固定化(封印)するため

つまり、綿(内蔵)の代わりに霊的な力を持つ米、自分の体の一部である爪を入れ、血管を意味する赤い糸で縫い付けることで、ぬいぐるみに生命を吹き込んでいるのです。

赤い糸でぬいぐるみをぐるぐるに縛る行為は、ぬいぐるみに込めた力が漏れ出ることを防いでいると考えられます。

ぬいぐるみに入れるものによって危険度が変動

また、ひとりかくれんぼは、「ぬいぐるみに入れるものによって危険度が変わる」と言われています。

通常、ぬいぐるみに詰めるものは米と爪のみですが、髪の毛や唾液、血液などの「自分の存在に近いもの」を入れるほど、ぬいぐるみに込められる力は強くなっていきます。

【考察】ひとりかくれんぼの危険性について|塩水と砂嵐の意味とは?

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ひとりかくれんぼの2ch実況中に起きた心霊現象

ひとりかくれんぼで使用した4体のぬいぐるみについては、別記事で詳しくまとめています。

【人形】ひとりかくれんぼで使用した4体のぬいぐるみを紹介する

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1体目のぬいぐるみと数日を過ごす

ひとりかくれんぼの実行に向け、1体目のぬいぐるみである「モンチッチ」を作成しました。

使用したのは、友人が墓場で拾ったという直径15cmほどのモンチッチのぬいぐるみ(なぜかガチャピンのコスチュームを着ている)です。

モンチッチ
ガチャピンのコスチューム

入れた──装備した──ものは以下の通りです。

  • 両手両足の爪
  • 毛髪(切れ毛)
  • 体毛数本(縮れ毛)
  • 少量の鼻クソ
  • 唾液と体液
  • 少量の血液
  • 動物の肉(豚肉と鶏肉のハイブリッド)

肉について

モンチッチには豚肉と鶏肉の混合肉を装備しています。豚肉は当時のバイト先であるスーパーの精肉部門の冷蔵庫(許可済み)から、そして鶏肉は自宅の冷蔵庫から拝借しました。

血について

モンチッチには少量の血液が付着しています。

  1. 風呂に入っているとき、ちょうどよく出てきた鼻血
  2. なぜか床に置いてあったカッターで右足の裏を怪我してしまった際の出血

立て続けに出血が見られたので、もしかすると、このときから「ひとりかくれんぼ」は始まっていたのかもしれません。

ぬいぐるみと数日ともに過ごすことで力を高める

モンチッチは、作った後すぐに使用するのではなく、数日ともに過ごしました。どこへ行くにも肌身離さず持ち歩き、より魂の定着度を上げてみようと考えたのです。

結果として、まだひとりかくれんぼを実行していないにもかかわらず、頭痛や耳鳴り、腹部の異物感、猫に唸られるなどの異変が出始めました。

数日はモンチッチを片手に寝ていたのですが、ある日の夜、強烈な金縛りに襲われました。

ぱっと目を開けると、腹の上にババァが正座で待機しており、ふと「あ、飛ぶな」と思った瞬間、ババァが「スッポーン!」と正座のまま垂直に飛び、天井にめり込み、消えていきました。

不覚にも、モンチッチに愛着が湧いてしまったので、先に2体目のぬいぐるみを作成し、ひとりかくれんぼを実行することに決めました。

(すでにこのときのモンチッチは悪臭を放ち、禍々しい雰囲気を漂わせていました。装備していた肉も腐り始め、さまざまな付着物も異様な臭いの元になっていました)

2体目のぬいぐるみを作成後ひとりかくれんぼを実行

2体目となるぬいぐるみを「ドコモダケ」で作成しました。入れたものは以下の通りです。

ドコモダケ
  • 炊きたてのご飯(あきたこまち)
  • 体毛数本(縮れ毛)
  • 少量の鼻クソ

1体目のモンチッチと比べるとやや控えめなカスタマイズですが、毛が入っている時点でかなり危険なので参考にはしないようお願いします。

1回目のひとりかくれんぼで起きたこと

まず、初めに言っておくと、手順を失敗しました。具体的には、ぬいぐるみを刺すタイミングを間違ってしまったんですね。

結果として、実行中、以下のような異変が起きました。

  • 足音が聞こえる
  • テレビの映りが急に乱れる
  • 塩水が減る
  • 猫の首輪が紛失する

すべて実際に起きたことです。恐怖から来る幻聴や幻覚の類だったのかもしれませんが、あまりに怖すぎたため、実行から30分も経たないうちに中断しました。

1体目のぬいぐるみをさらに強化する

次回のひとりかくれんぼに向け、1体目のぬいぐるみであるモンチッチをさらに強化しました。

サンジのキーホルダーがモンチッチの股間に装備され、モンジ(モンチッチ+サンジ)が誕生します。

サンジ

1回目のひとりかくれんぼで使用したぬいぐるみを花火焼却

ひとりかくれんぼで使用したぬいぐるみは、焼却処分される必要があります。

しかし、1回目で使用したドコモダケは、なぜかなかなか燃えてくれなかったため、花火で供養しました。

身長5mの赤い女が召喚されてしまう

モンジ(モンチッチの股間にサンジが装備されている)を使って、ひとりかくれんぼを実行しようとしたその日、事件は起きました。

家の玄関で「赤い大女」を目撃してしまったのです。

赤い大女

ぐにゃりと曲げた腰が天井付近にあることから、身長はおよそ5mほどはあったのではないかと思います。

長い髪の大女は、腕をだらりと下に下げ、裸足のまま、じっとその場に立ち尽くし、ピクリとも動きませんでした。

顔までは見えなかったものの、手足が真っ赤に染まっていたので、おそらく血だらけだったということでしょうか。

恥ずかしながら、大女を目撃したことによって、数秒ほど気絶してしまっていたようです。

しかし、目が覚めても大女が消えておらず、恐怖どころか、無性に女に腹が立ってしまったんですよね。怖いことは怖かったのですが。

除霊のために「殺虫エアゾール」を部屋に取りに行った後、玄関に再び戻ってきた頃には赤い女は消えていました。

後に、この赤い大女は「アッコさん」と命名されました。身長5mの赤い大女を降霊術で呼び出してしまった件については、別記事にて詳しくまとめています。

【降霊術】ひとりかくれんぼで身長5mの赤い女を召喚してしまった件

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3体目のぬいぐるみを作成

次なるひとりかくれんぼの準備のため、また新たなぬいぐるみを作成しました。

今回は、消しゴムをベースとし、顔を釣りウキ、手は爪楊枝、足は画鋲(押しピン)で自作しています。入れたものは以下の通りです。

  • 米(消しゴムをくり抜いて詰めている)
  • 爪(米と同様の方法で搭載)
  • 体毛数本(縮れ毛)
  • 両手両足の爪
  • カチカチに干からびた肉
  • ターバン野口(股間)

干からびた肉とターバン野口は、人形の本体にくくり付けるような形で装備しています。

ターバン野口

名前は「釣りウキ+かわいいコックさん」を合わせて「ウコック」と命名されました。

かわいいコックさん

複数のぬいぐるみでひとりかくれんぼを決行

  • 作成してからずっと持ち歩いていた「モンジ」
  • 股間に干からびた肉とターバン野口が装備された「ウコック」

以上の2体──複数のぬいぐるみ(人形)を使ってひとりかくれんぼを実行していきます。

塩水の代わりにポカリスエット、護身用にエアガンを用意し、あまり隠れない戦法で進めていたのですが、事件はここで起きます。

2体のぬいぐるみでひとりかくれんぼをした結果

午前3時、通常の方法でひとりかくれんぼを進めていき、テレビがある居間に移動してきました。

本来は押入れなどに隠れ、テレビは砂嵐の状態にしておくのですが、このときはいっさい隠れず、さらにテレビも普通の番組を流していました。

片手に握りしめた携帯電話で「2ちゃんねる」の掲示板に実況中継をしながら、「ネタでもいいから、みんなを楽しませてやろう」と、のんきに考えていたのです。

──そう、このときまでは。

開始から4分、異変が起き始める

急に水が沸騰する音が聞こえてきたんですよね。テレビよりもずっと大きい音で。

そして、ふっ、と沸騰の音が消えたと思ったら、今度はテレビの音も消えてしまいました。

誰かに見られているような気配もするし、なぜか手元にあるはずの塩水も見当たらない──。

恐怖を打ち消すように、一心不乱に掲示板に書き込みを続けていました。今の状況を実況していないと、とても正気を保てそうになかったんですよね。

足と顔と手

居間で体育座りをするように携帯をいじっていると、目の前に「足」があることに気が付きました。つまり、僕の前に誰か立っている──。

──とその瞬間、テレビの音声がスローモーションのように遅くなり、その後、電子レンジのピーッという音が耳元で鳴り響きました。

開始から20分が経つ頃には、もう恐怖心が最高潮に達していて、目の前のおかしな現象にも感覚が麻痺し始めていたように思います。

携帯を閉じると、まだ足がありました。「携帯をいじってても平気なのだから、別に悪さはしないだろう。顔でも見てみようか」と思うものの、なかなか行動に移すことができません。

決心できずにいると、階段から何かが落ちてくる音や水の沸騰する音、家が軋む音、壁を引っ掻くような音が、立て続けに鳴ったんです。

もうめちゃくちゃ怖くて、自分でも発狂しそうになっているのが分かってて、1秒でも早くひとりかくれんぼを終わらせたかった──。

そして、「どうにでもなれ」という気持ちで、思い切って顔を上げました。

ぱっと顔を上げると、何かの顔が正面にあって、でも足も見えていて──。なんというか、足と顔の位置関係がおかしいんですよね。

きっと、身長がかなり大きく、天井で腰が折り返す形で、首がこちらを向いていたのだと思います。

ここで僕は気絶してしまい、ひとりかくれんぼの制限時間である2時間を大幅に過ぎてしまったのです。

ぬいぐるみが消えた

気が付いたときにはすでに朝方になっており、急いでひとりかくれんぼを終わらせました。

──しかし、風呂場にあったのは「ウコック」だけで、「モンジ」は忽然と姿を消していたのです。

一瞬、目の前の現実が受け入れられず、視界がぐりゃりと歪むような目まいを覚えたものの、人間、意外とすぐ冷静になるもので、

「ああ、うちの猫がどこかに持っていってしまったんだなあ」

と、腑に落ちてしまったんです。むしろ、それしか考えられません。物体が消えるなどという非科学的なことがあってはならないのです。

それにしても、極度に水を怖がる我が家の猫が、深さ30cmの水が入っている浴槽から、沈んでいるぬいぐるみをどうやって取り出したのか──?

いまだに謎は謎のまま、モンチッチの姿も行方不明のままです。

つまり──。

まだ僕のひとりかくれんぼは終わっていない。

完全版の体験談

2ちゃんねるで実況していたスレをまとめた完全版は、ひとりかくれんぼの2ch実況中に起きた心霊現象で読むことができます。

当時の掲示板の雰囲気をリアルに感じることができるので、かなり読み応えのあるコンテンツになっているのではないかな、と思います。

しかし、あくまでも読み物として楽しむ範囲に留め、ひとりかくれんぼの実行は絶対にやめてください。百害あって一利なしです。

【本当にあった怖い話】ひとりかくれんぼの2ch実況中に起きた心霊現象

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ひとりかくれんぼに失敗した副作用まとめ

ひとりかくれんぼを実行してから、僕は不可解な現象に悩まされるようになりました。

電車のホームで線路に吸い込まれる感覚がしたり、自宅や街の中でコナンくんのような少年をたびたび目撃するようになったり──。

掲示板でお祓いをするよう薦められ、近所の神社や寺に駆け込んだものの、どこへ行っても「家でゆっくり休みなさい」と言われて帰らされるだけでした。

確かに、いきなり「憑かれました、助けてください」と来たら、誰でも「あ、頭のおかしい人だ」と思うはずですから。

結局、お祓いには一度も行っていません。その後、数年間、悪夢や不思議な現象に悩まされ続けたものの、現在は平穏な毎日を送っています。

ひとりかくれんぼの制限時間を大幅に超え、モンチッチが行方不明になり、身の回りで不可思議な現象がたびたび起こるようになった──。

ひとりかくれんぼに失敗したことによる副作用については、別記事で詳しくまとめています。

ひとりかくれんぼに失敗した結果|心身に現れた3つの異変と副作用

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ひとりかくれんぼは科学的に解明できるのか

なぜ、霊感ゼロである僕は不可解な現象に襲われてしまったのか──。

ひとりかくれんぼを実行したことによる副作用は、果たして科学的に説明できるのか──。

僕が導き出した答えは、以下の通りです。

すべては、強い精神的ストレスを受けたことによる脳の誤作動である

人間にとって、光のない暗闇で長い時間を過ごすことは、精神的にも、肉体的にも苦痛を伴う行為です。

  1. 緊張不安恐怖を常に受け続ける
  2. 幻聴妄想が現れ、論理的思考ができなくなる
  3. 時間感覚方向感覚にも異常が出てくる

ロンドン大学ユニバーシティー・カレッジ(UCL)の心理学者Oliver Mason氏のチームが行った実験では、

健康な被験者19人を、光と音を完全に排除した感覚遮断室に15分間入れたところ、被験者の多くが、幻覚や妄想、抑うつ感を経験したと訴えた」

という結果が得られたそうです。

ほとんど感覚を遮断した環境に身を置くと、ほんの15分間ほどで精神的に正常な人の多くが幻覚を見る可能性がある──、と。

ひとりかくれんぼも同様に、普段とは違う感覚刺激の連続過度な緊張状態疲労──そういったものが脳に影響し、さまざまな現象が起きてしまったのでしょう。

身近な言葉で表すならば、「ひとりかくれんぼによって、ある種のトランス状態に陥っていた」と言えるのかもしれません。

──とはいえ、ひとりかくれんぼの前後には「物理的な現象」も起きており、この点については説明できない部分が多々あるのも事実です。

どちらにせよ、遊び半分でひとりかくれんぼをやることは絶対におすすめしません。

ひとりかくれんぼは科学的に解明できるかは別記事で詳しくまとめています。


ひとりかくれんぼは科学的に解明できる?やめたほうがいい3つの理由

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まとめ

いくら遊びや都市伝説だとはいえ、ひとりかくれんぼには「精神状態をめちゃくちゃにしてしまう危険性」が潜んでいます。

本来なら最初から手を出すべきではないものですし、仮に自己責任で実行したのだとしても、異変を少しでも感じたらすぐに中断すべきです。

精神的に不安定な状態になると、些細なことでも「何か」に結び付けてしまいがちになり、疑心暗鬼に陥ってしまいます。

肝試しやオカルトの類は、最悪、日常生活にまで悪影響を及ぼすこともあるのでほどほどにしておきましょう。

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