何度も「夢の続き」を見ようとしてはならない。その意外な理由とは?

夢の続きが気になった経験はありませんか?

「もし可能ならば夢の続きが見たい」と思ったことはありませんか。

結論から言うと、トレーニング次第で夢の続きを見ることは可能です。

しかし可能だからと言って何度も夢の続きを見てしまうと、後々とても面倒なことになります。

筆者の実体験に基づいた一結果に過ぎませんが、下手すると日常生活にまで支障を来す恐れがあります。閲覧には十分にご注意ください。また当記事に記載してある方法を実行する場合は自己責任とし、いかなる事象においても当ブログは一切の責任を負いません。ご了承ください。

夢の続きを見るということ

自分の意志で「夢の続き」を見ること──これは夢を意図的にコントロールしていることと同義です。

夢のコントロールが可能になると、夢の内容はもちろんのこと、物体や人物、街の生成、瞬間移動、壁抜け、飛行、水の中で呼吸などなど、ありとあらゆることができるようになります。

つまり、夢の中で「これは夢だな」と自覚できる夢──明晰夢を見ることが「夢の続き」を見るためにもっとも有効な手段と言えるでしょう。

夢の中で夢だと自覚できなくとも、夢の続きを見る方法──夢の内容をただ眺める傍観スタイルとして──はあります。

ただ明晰夢に比べて夢の内容の振り幅が大きく、経験上「傍観スタイル型」で夢の続きを見た場合には、夢の内容が「悪夢」にシフトしやすいです。

コントロール型(夢の中で夢だと自覚できる=明晰夢)

メリット:トレーニング次第でなんでもできるようになる(ただし感情が激しく動くと夢から強制的に退場させられる)デメリット:やりすぎると大変なことになる

傍観スタイル型(自分の意志では夢のコントロール不可)

メリット:アトラクション感覚で楽しめるデメリット:悪夢に移行する可能性が極めて高い

夢の続きを見る方法について

詳しくは解説しませんが、夢の続きを見る方法についての内容を整理すると以下のようになります。

  • 夢日記を書く(夢の記憶に関する感受性を高める効果がある)
  • 自分の部屋に目印──アンカーを作り、夢を覚えておくためのトリガーとする
  • 夢を見やすい時間帯や温度、湿度、寝るときの体勢、寝具の状況などをできるだけ細かく記録し分析

以上の3つを自分なりに研究しトライアル&エラーを重ねていけば、夢の明晰度が上がっていき、だんだんとコントロール可能な範囲が広がっていくはずです。

自律訓練法や瞑想を行いながら、心身のリラックスに努める方法も有効かもしれません。ただし自律訓練法については、以下のような注意点があります。

心臓に異常のある人、糖尿病のある人、頭痛の持病がある人、脳波に異常がある人などは、一部のステップで副作用が起こる可能性があります。また、妄想の出る精神疾患のある人は、もともとの精神症状が悪化する場合があります。何かの病気や障害などですでに医療機関にかかっている人は、自律訓練法を実践する前に必ず医師に相談しましょう。医療機関にかかっていない人も、念のため上記に当てはまるような持病がないことを確認してから自律訓練法に取り組むのがベストです。(via:https://snabi.jp/article/153#731dc)

裏ワザ的な方法としては、明晰夢を見やすくするサプリメントの活用がありますが、実行は自己責任でお願いします。

僕が行った実験では、実際に日本で販売されている「明晰夢サプリ」の成分を調査し、それぞれの成分に適したサプリメントを別々に購入──自分で組み合わせて服用、という手法を取りました。

結論から言うと、明晰夢を見るためのサプリメント服用はあまりおすすめできません──が、あくまで「すでに夢への感受性が鋭い僕での結果」なので、参考程度にお願いします。詳しくは以下の記事にて解説しています。

夢をコントロールできる「明晰夢」をサプリのパワーで見ようとした結果

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夢の続きを見る方法も別記事「夢の続きが見たい?とっておきの「夢の続きを見る方法」を伝授する」で詳しく書いています。

夢の続きが見たい?とっておきの「夢の続きを見る方法」を伝授する

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何度も「夢の続き」を見ようとしてはならない理由とは?

端的に言いましょう。ズバリ──、

夢と夢、夢と現実が溶け合います。

溶け合う、とはいったいどういうことか?

夢と夢が溶け合う

本来、夢とはそれぞれが独立した世界を持ち、登場人物やシチュエーションなど、見る内容もバラバラです。

「夢と夢が溶け合う」とは、夢と夢の境界線が曖昧になり、すべての夢が「夢の続き」になってしまうことを意味します。

つまり、すべての夢は「夢世界というひとつの世界パラレルワールド」に統合され、現実世界である「こちら側」と夢世界である「あちら側」に完全に分断されてしまいます。

僕の場合、夢の続きや明晰夢を意図的に何百回と見てきてしまったせいで、夢世界が完全に形成──約7~8年に及んで今もなお夢世界は広がり続けています。

『夢のコントロールをやめれば落ち着くだろう』と思い、一切の夢に関するトレーニングを中断してもなお「夢の世界統一化現象」は収まっていません。

2021年現在は、日々の瞑想と運動・ストレッチを習慣にすることで「そもそも夢を見ない(覚い出さない)」ように心掛け、夢世界の夢をできる限り避けています。

夢と現実が溶け合う

なぜ僕は夢のコントロールが可能になり、自分の意志で夢の続き──明晰夢が見れるようになったにもかかわらず、それをやめてしまったのか?

理由は単純、あまりにデメリットが大きすぎたんですよね。

前の項目「夢と夢が溶け合う」でも話しましたが、夢の続きを見すぎたために夢と夢が溶け合い、夢世界というひとつの世界が形成されてしまったわけです。

つまり、あちら側である「夢世界」でもまるで現実世界のように人が成長し、人間関係が変化し、街や建造物が造られ、新商品が発売され、新しいニュースが駆け巡る、ということです。

極端な話、勝手にシリーズが更新されていく「僕の夢世界」というドラマが毎日「夢」というスクリーンを通して放映されているようなものなのです。

記憶の混同

これが加速するといったいどんなデメリットがあるのか? 要するに、夢の記憶と現実の記憶がごちゃごちゃになります。

「夢」と言っても、明晰夢のトレーニングによって、もはや「現実世界と何ら変わらないほどリアルな夢」と化しているわけです。

そのリアルすぎる夢の記憶がどんどんと蓄積されていけばどうなるでしょう?

夢世界の記憶によって現実世界の記憶が圧迫されていき、だんだんと記憶の混同が見られるようになってきます。

たとえば「◯◯さんは◯◯大学を卒業し、◯◯に就職した」という記憶があったとしても、それが夢世界の記憶なのか、それとも現実世界の記憶なのかわからなくなってしまうんですよね。

これは非常に怖い体験でした。自分という存在が二人いるような、それでいてどちらも違う人生を歩みつつ、別々の記憶を持っている──。まるで多重人格です。

今では早寝早起きと毎朝の運動は欠かさない、すっかり健康な人間になりましたが、それでも未だに夢を見るときは90%の高確率で「夢世界」の夢です。

まとめ

僕は一年以上、下手すると二年以上も夢のコントロールの研究に没頭してきたので、僕のようにここまで深く追求しなければデメリットはそう多くないように思います。

単純に夢の続きを見ることは楽しいですし、スリリングかつエキサイティングな体験ですからね。だからこそ、ハマってしまう。

夢の続きを意図的に見ることは可能ですが、深く入り込みすぎるとそれ相応のデメリットがあります。

もし夢のコントロール技術を身に付けたいという場合でも、このことはぜひしっかりと頭に刻み込んでおくことをおすすめいたします。忠告はしました。

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