映画『天気の子』を、作品の舞台となっている新宿の映画館で公開初日に観てきました。
この記事では『天気の子(原作小説含む)』の、
をまるっとまとめています。
個人的な解釈や感想などが含まれておりますので、その点をご了承いただけた方のみ読み進めてください。
小説版『天気の子』に関する感想や考察は別記事にてまとめてます。
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【ネタバレ】小説『天気の子』を読んだ感想と考察|やさしく語りかけてくるような作品だった
【ネタバレ】『天気の子』のあらすじ・ストーリー【おさらい】
映画「天気の子」公式サイトから、ネタバレなしのストーリーです。
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「あの光の中に、行ってみたかった」
高1の夏。離島から家出し、東京にやってきた帆高。
しかし生活はすぐに困窮し、孤独な日々の果てにようやく見つけた仕事は、
怪しげなオカルト雑誌のライター業だった。
彼のこれからを示唆するかのように、連日降り続ける雨。
そんな中、雑踏ひしめく都会の片隅で、帆高は一人の少女に出会う。
ある事情を抱え、弟とふたりで明るくたくましく暮らすその少女・陽菜。
彼女には、不思議な能力があった。
(映画「天気の子」公式サイト)
ここからはネタバレありの物語のあらすじ。冒頭から物語の結末まで、スクリーンショット画像と共にまとめています。
物語の舞台となるのは、雨が降り続く現代。
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島を飛び出し、新宿の街にやってきた家出少年・帆高。漫画喫茶を拠点にしている。
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しっかりとスマホを活用し、Yahoo!知恵袋でバイトを探す帆高。なんとも「イマドキ」。
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慣れない東京の土地で、だんだんと身も心もボロボロになっていく。帆高はこのあと、ここのゴミ箱から紙袋を拾う。
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帆高は深夜のマクドナルドにいた。先程拾った紙袋を開けてみると、中には拳銃が入っていた。おもちゃだよな、とは思いつつも、バッグにしまう。
その後、店員からビックマックをもらう。その店員こそが、後に再会することになる陽菜(ひな)だった。
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帆高は、東京に来るときに乗っていた船である男に名刺を渡されていたことを思い出す。
その男が、オカルト雑誌「ムー」の記事を手がける須賀の編集プロダクション「K&Aプランニング」の社長・須賀だった。
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そうして帆高は「K&Aプランニング」に住み込み、須賀と須賀の姪である夏美とともにオカルトライターの仕事をこなすようになる。
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次のネタは「100%の晴れ女」。これが帆高の初の仕事となる。
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ある日、帆高は歌舞伎町の路地裏でとある女の子助ける。ギャル男相手にお守りがわりに持っていた拳銃を取り出し、勢いに任せて発砲してしまう。
帆高もギャル男も動けずにいたが、一番始めに動いたのは、その女の子だった。
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あの日のマクドナルドの店員だった。こうして帆高は陽菜との再開を果たす。
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陽菜は弟の凪と二人暮らしをしていた。そして——、
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陽菜には不思議な能力があった。
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彼女が願うだけで、雨が止み、空にはまたたく間に晴れ間が差す。
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帆高と陽菜は、陽菜の能力で「晴れ女ビジネス」を始める。
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成功率は100%。みるみるうちに口コミで「晴れ女」の噂は広がっていった。帆高と陽菜、そして凪は次々と依頼をこなしていった。
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大きな花火大会の日。陽菜が空に晴れを願う姿がテレビに写ってしまい、依頼者が殺到する。さばききれなくなった陽菜たちは、「晴れ女ビジネス」をやめることにする。
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最後の依頼主は須賀だった。祖母に預けている喘息の娘と会うため、晴れにして欲しい、と。
そこには夏美も来ていた。夏美は、晴れ女の取材中に神主から聞いた「天気の巫女は人柱である」という話を、陽菜に話す。
その頃、警察の安井と高井は、帆高の行方を追っていた。
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帆高は、依頼主である冨美さんのところで、陽菜のお母さんが他界していることを知る。
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ある日、帆高と陽菜、凪は夜の路上で警察に捕まりそうになってしまう。
そのとき、陽菜は天に願い、近くのトラックに雷を落としてしまう。
その場から逃げた3人は、なんとかホテルへ駆け込んだ。
帆高は陽菜のために選んだ指輪を渡す。
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しかし、このあと陽菜が消えてしまう。
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凪と二人、パニック状態に陥っていると、ホテルに警察が飛び入り、凪と帆高は捕まってしまう。
ホテルから出ると、空から何か光るものが落ちてきた。——それは、陽菜に渡したはずの指輪だった。
帆高は、陽菜が天に行ってしまったことを理解する。
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それから、東京には「晴れ」が72日ぶりに戻ってきた。
帆高は陽菜に会いに行くことを決意し、警察から逃げ出す。
夏美の協力、須賀との衝突、女装をした凪——。
皆の力を借りて、帆高は陽菜に会いに行く。
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帆高は、異常気象を止めることよりも陽菜を選んだ。
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「天気なんか狂ったままでいいんだ」
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——東京では、今も雨がずっと降り続いている。
陽菜が「天気の巫女の力」を手にしたきっかけ
病気で入院する、意識不明状態の陽菜の母。
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陽菜は、空から差す一本の光に呼ばれるように、ある廃ビルに来ていた。
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彼女は願った。——お母さんが目を覚まして、青空の下を一緒に歩けますように。
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鳥居を抜けると、雨の音がぴたりと止んだ。
——目を開けると、そこは青空の真ん中だった。
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陽菜は、自分がこの世界の一部であると理解した。
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それから陽菜は不思議な能力に目覚める。
映画『天気の子』に関する考察
ストーリー考察「なぜ帆高は空に行けたのか?」
本来、天に行けるのは「天気の巫女」のみ。
それでも、帆高が空に行けた理由は、「帆貴自身も、陽菜と同様、"天気の子"となったから」ではないでしょうか。
物語終盤、陽菜が空に消え、帆高は警察の制止を振り切り、廃ビルの屋上に行きます。そこで、願いながら、祈りながら鳥居をくぐる。
すると、いつの間にか青空の下に放り出されていて、無事に陽菜と会うことができた——。
ストーリー考察「帆高はいったい"何に"なってしまったのか?」
ここは僕の推察ですが、帆高は陽菜と同様の存在である「天気の子」になったと考えてます。
陽菜が地上から消えたとき、東京に降り続いていた雨はぱったりと止み、以前の夏が戻ってきてます。
しかし、それは同時に陽菜が空に行ってしまったことを意味していて、帆高はそれでも陽菜に会いに行くことを決意しますよね。
それは同時に、再び東京に雨が降ることを願っている、とも捉えることができます。
天気の巫女=陽菜が天にいることで、異常気象は収まっていますが、「晴れ」よりも帆高は雨を望み、陽菜に戻ってきてもらいたかった。
陽菜を連れ戻す=雨を望む。つまり、帆高はそのとき、「天気の子」になった。
空に舞い上がったとき、帆高は大きな水の龍を見ています。これは、おそらく「龍神」だったんじゃないかと思うんですよね。
これらの描写から、帆高は龍神に選ばれ「天気の子」になった、と推察できるのではないでしょうか?
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ストーリー考察「陽菜と帆高は対価を支払い、地上に戻った」
物語の中で「天気の巫女は人柱、つまりいずれ空と一体になる」との説明がありましたが、天気の子は一度空に行けば、もう二度と戻ってこれないはずなんですよね。
ところが、帆高は自らが天気の子となり、その上、陽菜を連れて、地上に戻ってきてしまった。東京に雨が振り続けようとも、それを強く願ったわけです。
見方によっては、「神サマにケンカ売った」とも考えられますが……。
陽菜は能力を使うたびに、身体が透明になっていき、だんだんとその存在が天のものになっていきそうでしたよね。
力を行使するためには、何らかの代償を伴う。そして、何らかの行動には責任がつきまとい、「選択」には「対価」が必要不可欠。
帆高が陽菜を地上に連れ戻した「代償」として、雨は降り続けているのかもしれません。
ストーリー考察「龍神伝説」
日本では、古くから「雨乞いをしていたら瑞雲と稲妻とともに龍神様が現れ、雨をもたらせた」という伝説が数多くあります。祭神として祭祀している神社もたくさんありますよね。
龍神の本来の姿は、人間とほぼ同じ姿をしていると言われています。その姿のときは、太陽神として。そして、龍体のときは龍神として崇拝されていた、とのこと。
龍神は、太陽神であり、雨を降らす神であり、愛の象徴。
龍神の加護を受けていた陽菜は正真正銘の「晴れ女」であると同時に、「雨女」だったのかもしれませんね。
『天気の子』が伝えたかったメッセージは「つながり」と「選択」なのかもしれない
物語終盤、帆高は空に連れていかれてしまった陽菜に再び会うため、自分を拾ってくれた命の恩人とも言うべき須賀と衝突します。
必死で帆高を説得する須賀に、帆高は銃口を向け、「邪魔をするな」と脅します。
「選択をするということは、時としてつながりを断つということでもあって、つながりのために失われるつながりもあるのかもしれないな」と、そんなことをふと思いました。
まあ、結局は須賀と帆高は数年後に再会し、一緒に暮らしていたときと同じように接していたので、「つながり」はそう簡単に断ち切れるものじゃないよ、というメッセージにも取れましたね。
帆高は異常気象を止めることよりも、晴れを願うよりも、「天気なんて狂ったままでいい」と、なによりも陽菜を救うことを「選択」しました。
須賀のセリフに「世界なんてもともと狂ってんだよ」というものがあって、帆高自身も「世界は最初から狂っていた」と同意しようとするものの、結局はすべて自分が選択したことだと自覚します。
それでもなお、陽菜の手を握りながら「僕たちは大丈夫」と力強く言葉にする。
選択には責任が伴い、つながりを得るためには危険を冒す必要があるかもしれない。あらゆる困難待ち受けているかもしれない。
それでも、選ばなくてはいけない時が来る。そのとき、どういう決断を下すのか。
そんな葛藤を描いたシーンが、廃ビルでの帆高と須賀の衝突だと僕は解釈しています。
大切なものを守るために、大切なものを傷つけてしまうことがあるかもしれない。
僕たちは物事を正しい、正しくない、と白黒はっきりと考えてしまいがちだけれど、実はそこに絶対的な正義はなくて、現実はもっと曖昧で、不確かなものなんじゃないでしょうか。
その曖昧さや不確かを肯定した物語、というのが僕が『天気の子』という作品に対する印象です。
あくまでこれは今の僕個人の解釈なので、観る人によってはまるっきり違う印象を抱くかもしれません。僕自身でさえ、明日にはどんな新しい考え方をしているか予想できませんしね。
考察は、小説『天気の子』の考察でも書いています。
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【ネタバレ】小説『天気の子』を読んだ感想と考察|やさしく語りかけてくるような作品だった
Q.小説から読んだほうがいい?映画から観たほうがいい?
僕は小説で予習をしてから視聴しましたが、映画を観てから小説を読んでも楽しめただろうな、とは思います。
ただ、どちらかと言うと、映画→小説の順に楽しんだほうが、より一層、物語に対して深く考えられるんじゃないかな、と。
映画という媒体である以上、やっぱり時間的制約がありますし、純粋に作品の情報量だけを見比べると、小説に比べ、映画はややボリューム不足なのかな、という印象でした。
とはいえ、映像には文章以上の情報量がありますし、それはまた逆も然りです。
アニメーションにはアニメーションの、そして、小説には小説の、それぞれの良さがあるんです。
ぜひ小説と映画のどちらにも触れてみて、『天気の子』という作品を楽しんでもらえればと思います。
映画『天気の子』に出演した『君の名は。』の主要キャラの登場シーンまとめ
小説と映画ともに、前作『君の名は。』の主人公・立花瀧(冨美の孫)とヒロイン・宮水三葉(帆高が指輪を買った店の店員)が出演してましたね。
予報動画にちらっと「彗星が落ちた日」という記事が映っている(きちんと"ティアトマ彗星"との記述がある)ので、『君の名は。』と時間軸が同じだというのは間違いないでしょう。
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映画では、スタッフロールに勅使河原克彦、名取早耶香、宮水四葉の名前もありました。
『君の名は。』主要キャラのそれぞれの登場シーンまとめです。
- てっしー(勅使河原克彦):最初の「晴れ女ビジネス」のときにに一瞬うつる観覧車
- さやちん(名取早耶香):帆高が池袋警察署から出てくるシーンに登場
- 四葉(宮水四葉):陽菜が空に行ってしまい、雨が止んだあとの学校(クラスメイトと空を見上げている3人組の真ん中)
- 奥村先輩:帆高が指輪を買いに行くシーンでちらっと映る(未確定)
Softbankの白戸家のお父さんも、劇中に2回登場してます。一度目は漫画喫茶のシーン。二度目は現在調査中です。
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『君の名は。』の立花瀧と宮水三葉は結婚していた?
結論から言うと、立花瀧と宮水三葉は結婚していると推察します。
瀧は冨美さんの孫として、三葉は帆高が指輪を買ったときの店員としてそれぞれ出演しています。
物語終盤、帆高が島に連れ戻され、高校を卒業してから再び東京にやってきます。
そして、「陽菜はもう晴れ女じゃなくなった」ということを伝えにまた冨美さんのところを訪ねるんですが、そのとき孫の写真が映るんですよね。
そこから察するに、「"宮水"は"立花"になった」と考えるのが自然ではないかな、と。
『天気の子』の小ネタ・雑学
帆高が住んでいる島(出身地)は?
劇中、帆高が学校を卒業するとき、ちらっと教室の黒板が出てきますが、そこには「神津島」とはっきり書いてありました。
神津島は、帆高が東京にやってくるときに乗っている「さるびあ丸」の航路(大島・利島・新島・式根島・神津島)でもあります。確定ですね。
帆高が読んでいた小説は「ライ麦畑で捕まえて」
帆高が漫画喫茶に滞在しているとき、何カットかJ.D.サリンジャーの「The Catcher in the Rye(訳 村上春樹)」が映りますよね。
邦題は「ライ麦畑で捕まえて」。『あ!どっかで聞いたことある!』と思った人も多いんじゃないでしょうか?
僕は読んだことありませんでしたが、社会や自らの生活、そういったものに反発する若者の姿を描いた作品のようです。
島を飛び出し、その身一つで東京にやってきた帆高は、この作品に共感できる部分が多くあったのかもしれませんね。
声優について
本田翼さんのアフレコに不安の声があがってましたが、僕は「ああ、夏美さんってこういう感じかも」と納得しちゃいました。
ぶっちゃけ、最初は違和感を覚えたんですけど、ストーリーが進んでいくうち、だんだん慣れてきたというか、むしろ合っているように感じたというか、そんな印象でした。
そういえば、声優の花澤香菜さんと佐倉綾音さんは、それぞれ実名のまま作品に登場してましたね。もちろん声もご本人で。凪くんの元カノ、今カノっていうおもしろい立ち位置でした。
割とストーリーにも絡んでくる立ち位置だったので、そこも見どころです。
『天気の子』はもともと『天気雨の君』というタイトルだった
映画パンフレットの途中に、須賀の事務所や陽菜の部屋の美術設定のページがあります。
それぞれの「フカン図」の右下を見てみると——
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右下に『天気雨の子(仮)』という記載が確認できますね。このことから、この段階ではまだタイトルが『天気の子』ではなかったということが推察できます。
小説版と劇場版との違い
帆高が須賀の事務所で働くことになった、帆高、夏美、須賀の三人での乾杯シーン。
小説版では帆高はコーラを飲んでましたが、映画のほうではCCレモンを飲んでましたね。なんだか、間違い探しみたいだ。
映画『天気の子』の聖地はどこ?
東海汽船の貨客船「さるびあ丸」の外部甲板
帆高が東京へやってくるときに乗っていた船。帆高が住んでいる島(出身地)は、神津島です。
劇中、帆高が学校を卒業するとき、ちらっと教室の黒板が出てきますが、そこには「神津島」と書いてありました。
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代々木会館ビル
通称「エンジェルビル」とも呼ばれているそうです。
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屋上にある神社「朝日稲荷神社」
陽菜が祈りを捧げていた場所は、「朝日稲荷神社」だと考えられています。
ビルの屋上に神社があり、朱色が特徴的な鳥居は作中に出てくるものと類似しています。
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歌舞伎町のラーメン店「天下一品」
「天下一品」の前で警察に職務質問される帆高。
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田端駅の東「不動坂」
東北新幹線の高架越しに見える坂です。
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JR京浜東北・山手線「田端駅」南口からすぐ
高円寺「気象神社」
下駄の形をした絵馬「下駄絵馬」がヒントになったようですね。
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豊島区「のぞき坂」
勾配23%の「のぞき坂」。ちなみに、映画『君の名は。』で登場した印象的な坂は、須賀神社「男坂(階段参道)」です。
アニメ『冴えない彼女の育て方』のロケ地・聖地としても有名だそうですよ。
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最寄り駅:東京メトロ副都心線「雑司が谷駅」と都電荒川線「鬼子母神前駅」
渋谷のスクランブル交差点
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西新宿の高層ビル群と六本木ヒルズ(森タワー)の屋上スカイデッキ
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陽菜がいる場所が、六本木ヒルズ(森タワー)の屋上スカイデッキですね。
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まんが喫茶マンボー新宿靖国通り店
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歌舞伎町のアタミビル前
歌舞伎町にある程度詳しい方なら「おっ」と思う場所ですね。
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新宿大ガード
西武新宿から西新宿に向かってガードを越えたすぐそこの場所ですね。
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新宿区山吹町
オカルト雑誌「ムー」の記事を手がける須賀の編集プロダクション「K&Aプランニング(帆高が働くことになった場所)」は、小説『天気の子』にて新宿区山吹町にあるとの描写がありました。
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竪川河川敷公園のフットサル場
SoftBankと天気の子のコラボCM「雨が好き」で、帆高と陽菜がいた場所、予報動画で凪がいた場所ですね。特定した方、すごすぎる。
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バイトルとのコラボCMでは、渋谷のスクランブル交差点、109から望むビックカメラ渋谷ハチ公口店、江東区の東京テレポート駅周辺がロケ地として使われているそうです。ぜひ探してみてくださいね。
via:新海誠 天気の子 聖地巡礼(Location Finding), 天気の子 聖地巡礼への行き方!ロケ地や撮影場所はどこ?一覧で紹介!
劇場版『天気の子』を観た感想
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小説を読んでからの視聴だったので、まず思ったことは「おお、映像化するとこうなるのか」ということ。新海誠作品ならではの自然の美しさ、特に、雨や水たまりの表現、何気ないカットシーンに切り取られた日常風景がとことんきれいだな、と感じました。
あとは、それぞれのキャラクターに声が吹き込まれたことで、また新しい一面が見られたこともうれしい点でしたね。
映画という時間が限られた中での作品なので、やっぱり、「小説には書かれているけれど、映画では省かれていたカットやセリフ」がちょっと気になっちゃいました。
とはいえ、アニメーションでしか描けないもの、映画でしか感じられないものもたくさんあったように思います。
何度か観直して、もっとたくさんの発見ができたらなあ、と。
小説だけではたどり着けなかった自分なりの解釈や発見が数多く見つけられたのは、とても嬉しかったですね。
映画『天気の子』を観るため、新宿の街へやってきた。空からは雨が降り続いている。いろいろな暗雲が垂れ込めているけれど、それでも、物語にできることは—— #天気の子 pic.twitter.com/VDJtjMvD1Q
— あめぎ (@ameyohure) July 18, 2019
映画館を出ると、新宿の空には晴天が広がっていて思わず、おお、と声が出た。30℃ですって。すごいね。 #天気の子 pic.twitter.com/5PKhXSTQxG
— あめぎ (@ameyohure) July 19, 2019
もちろん今日のお昼は、マクドナルド(西武新宿駅前店)でビックマック食べたよね #天気の子 pic.twitter.com/8orEBjJS4t
— あめぎ (@ameyohure) July 19, 2019
『天気の子』特別展示が紀伊國屋書店新宿本店で開催!
せっかく新宿で映画を観たので、ついでに『天気の子』の特別展示が開催されている紀伊國屋書店新宿本店に行ってきました。
朱い鳥居
目印は、原作小説・映画に登場する朱い鳥居です。
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TシャツやCD、各種グッズも販売してました。
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『天気の子』Weather Change Board
小説『天気の子』を購入すると、会場にある『天気の子』Weather change boardに貼られた「天気みくじ」を1枚剥がして持ち帰ることができますよ。
ボードに描かれているのは、東京に降り続ける雨。「天気みくじ」を剥がしていくと、だんだんと絵柄が変化していきます。
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てるてる坊主にメッセージを書こう!
「てるてる坊主カード」に、映画の感想や小説や展示の感想を書いて、会場の専用スペースにて展示できます。あなたも願いごと、してみては?
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他にも、映画『天気の子』の場面が楽しめるパネルが展示されていたり、これまでの新海誠作品の抜粋、映画『天気の子』で声の出演をする醍醐虎汰朗さん、森七菜さんが店内放送で特別展示の告知を行ってます。
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実施書店:紀伊國屋書店新宿本店B zone
日時:2019年7月18日(木)~8月18日(日)10時~21時まで
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映画『天気の子』のキャストとスタッフ
【キャスト】
醍醐虎汰朗:森嶋帆高
森七菜:天野陽菜
本田翼:夏美
吉柳咲良:天野凪
平泉成:安井
梶裕貴:高井
倍賞千恵子:冨美
小栗旬:須賀圭介
【スタッフ】
監督:新海誠
原作:新海誠
脚本:新海誠
製作:市川南, 川口典孝
企画:川村元気
プロデュース:川村元気
エグゼクティブプロデューサー:古澤佳寛
プロデューサー:岡村和佳菜, 伊藤絹恵
音楽プロデューサー:成川沙世子
キャラクターデザイン:田中将賀
作画監督:田村篤
美術監督:滝口比呂志
演出:徳野悠我, 居村健治
CGチーフ:竹内良貴
撮影監督:津田涼介
助監督:三木陽子
音響監督:山田陽
音響効果:森川永子
音楽:RADWIMPS
主題歌:RADWIMPS, 三浦透子
映画『天気の子』の映画情報・概要については別項目にてまとめています。
映画『天気の子』映画情報・概要
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制作年:2019年 |
上映時間:114分 |
製作:「天気の子」製作委員会(東宝 コミックス・ウェーブ・フィルム STORY KADOKAWA ジェイアール東日本企画 voque ting ローソンエンターテイメント) |
制作プロデュース:STORY Inc. |
制作:コミックス・ウェーブ・フィルム |
配給:東宝 |
公式サイト:映画「天気の子」公式サイト |
©2019「天気の子」製作委員会 |
映画『天気の子』予報ムービーまとめ
YouTubeで公開されている映画『天気の子』の予報ムービーです。タップで動画を再生します。
映画『天気の子』4DX版の感想はこちら。
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【ネタバレ】小説『天気の子』を読んだ感想と考察|やさしく語りかけてくるような作品だった