おはようございます。今朝もパンツが脱げていました。最近は急に冷えてきたので、朝寒くて目が醒めます。パンツ、脱げてるから。
一体何が原因なのでしょう? 日本男児の中でもかなり少数派だとは思うのですが、朝起きると大抵パンツが脱げているんですよね。
今回は、
「なぜ朝起きるとパンツが脱げているのか?」
について真面目に考えていきます。
結論:寝ぼけているだけなので心配ない
「朝起きたら全裸だった」
「いつの間にか上半身が裸だった」
「自分はもしかしたらとんでもない変態なんじゃないか」
──など、深刻に悩んでいる方のためにまずは結論から申し上げましょう。
寝ている間に服を脱いでしまうのは、単に寝ぼけているだけなので心配ありません。
僕と同じような症状で悩んでいる人がいないか気になって質問箱など調べてみたのですが、以下のような質問と医者の回答がありました。
Q.同棲するようになった彼が朝起きると上半身裸になっているのだが?
A.寝ぼけているだけなので心配ない
とはいえ、自分の知らないうちに服が脱げていたら驚きますよね。しかも、それが何回も、となると。
ここからは「原因」と「対策」について考えていきましょう。
朝起きるとパンツが脱げてる?考えられる5つの原因と対策
使用している「寝具」に問題がある
僕は現在、自宅でもシュラフ(寝袋)で寝ています。素材がダウンなのでとても暖かいんですよね。伸縮性も兼ねているので寝返りだって打てます。
敷布団の上にマット、そしてシュラフ、寒いときはその上から毛布というミルフィーユ構造になっています。図中の人物の手がゴジラ並に短いですがどうかお気になさらず。
もしかすると、この寝具一式に問題があるのかもしれません。
シュラフにいくら伸縮性があるとはいっても、布団オンリーのときほど体の動きの自由度は高くありませんからね。
例えるならば、土砂降りの雨の中を、70cmのジャンボ傘から55cmの小さい傘に切り替えて歩くようなものです。
不便さが増したところでパンツを脱ぐことにはつながらないとも思うのですが、ちょうど「パンツが脱げ始めた時期」と「シュラフで寝始めた時期」が一致しているんです。これはとても興味深いデータですよね。
【対策】寝具の見直しを行う
ひとまず、自分の使っている寝具をもう一度見直してみましょう。布団と毛布の順番を入れ替えるだけでも効果があります。
寝具のグレードアップも有効ですね。まずは手始めに「枕の新調」から検討してみてはいかがでしょうか?
僕の場合、低反発枕に変えることでいくらか睡眠の質があがり、服を脱ぐ頻度も減りました。
多少値段は張っても質のいいものを選ぶことをおすすめします。それこそ「睡眠」というのは人生の3分の1を占める、重要なものですからね。
寝るときの「服装」に問題がある
僕はいわゆるボクサー派です。ミラクルフィットタイプを好む、超先進的メンズ組です。
男性が着用するパンツといえば、ブリーフ・トランクス・ボクサーの3種類──いわゆる三銃士──ですよね(僕の父は白ブリーフ派)。
ボクサーパンツはこの中でも特に体に密着しているタイプのものになります。
言い換えれば、捕縛・拘束・拉致監禁の属性を持つ、コントロール型です。相手の自由を奪いつつライフポイントをガリガリと削っていく、非常に戦いづらい相手です。
つまり、「就寝中、ボクサー特有の"鎖"に襲われている可能性が考えられる」のです。
もしかすると僕は、無意識下で「ボクサーの鎖」を解き放とうとしているのかもしれません。なんにせよ、外気温が下がりつつある今の季節では命取りになること間違いなしです。
【対策】服装の見直しを行う
真面目な話、寝るときの服装は非常に重要です。自分に合った服で寝ないと、睡眠の質がガクッと下がります。
僕自身、不眠症の症状があり、その関係で「睡眠」については病院でも、自分自身でもかなり勉強しました。
まずは、自分に合ったパジャマを着用するようにしましょう。
- 上:ボタン、もしくは紐で結ぶタイプ
- 下:ゴム+紐で結ぶタイプ
注意点としては、あまり手足がフリフリしているものは着用しないことです。
筒が大きく、手足に違和感が出やすいようなものだと服を脱ぎやすくなる可能性が高いので、袖を上げるか、七部袖のものをおすすめします。
裾や胸に関しても同様のことが言えます。めくれたり、引っかかりを感じると無意識のうちに服を脱いでしまうので、脱ぎにくいものを選ぶか、ジャージのように密着度が高いタイプのものを選ぶとよいでしょう。
「欲求不満」である
「欲求不満」とは、何らかの原因によって、欲求が満たされていない状態のことです。
「こうしたい」「こうなればいいのに」と考えているのに、その目的が果たされない状態、あるいは口に出していない状態が続くと精神的負荷(ストレス)がかかります。
顕在意識(目覚めている時にさまざまな精神活動を行う意識)で処理されなかった感情は、潜在意識(自覚されていない意識)に渡され、夢の中で処理されることが多いです。
つまり、「いつの間にかパンツが脱げている」ということは、普段の生活において、自分が何かを我慢している、もしくは多大なストレスを抱えているという証拠なのかもしれません。
本能の赴くまま行動するのもどうかとは思いますが、適度なストレスの発散はとても重要です。我慢のしすぎは身体に毒。
【対策】深酒はしないこと
欲求不満のときは特にですが、酒に酔うと前頭葉のはたらきが鈍り、自制心が著しく低下します。
睡眠薬の代わりに酒を飲むといったことを続けていると、睡眠の質を下げてしまうばかりか、さらに脱ぎ癖が悪化する可能性があります。
お酒を飲む習慣がある方はぜひ一度自分の行動を見直してみてください。
「脱ぎ癖」がある
高校時代にまで話が戻ってしまうのですが、当時の僕らは何かと「服を脱ぎたがる性質」を持っていました。
もちろん、校内や街の中で服を脱ぐことはありませんが、川で遊ぶときはもっぱら生まれたままの状態を好んでいたのです。
裸で川に入り、裸で泳ぎ、裸で歌い、裸で火を起こす。不思議なことにポリスメンへ通報された経験は今まで一度もありません。
とはいえ、僕はその中でもかなりの常識人でしたので、自分の船長を安売りするようなことはしませんでした。少なくとも僕はただの露出狂ではなかった。「信念」を持って服を脱いでいたのです。
つまり、僕に脱ぎ癖はありません。
どんなに酔っ払ったとしても、少し喧嘩腰になるか、号泣するかの2パターン。記憶を失ったとしても、服だけは脱ぎません。ましてや、日常生活の中でパンツを脱ぎたくなるなんてことは絶対にありません。
【対策】自分に言い聞かせてから寝る
普段の生活で服を脱ぎたくなる衝動がなければ、あなたは正常です。寝ている間に服を脱いでしまうのは、単に「寝ぼけている」というだけのこと。
寝ているときに服を脱いでしまう癖がある方は、ぜひ寝る前に「これを脱いではいけないぞ」と数回声に出して自分に言い聞かせてから眠りにつくようにしてください。
無意識で服を脱いでしまうからこそ、無意識に語りかけて自分の行動に制限をかけておくのです。
なんかもう「解放」されたい
人間関係の悩みや将来の不安、ストレス、失敗、プレッシャーなどなど、現代社会において人々は何かと「鎖」につながれています。
その中で「解放」や「自由」を追い求めるのは至極当然のことといえるでしょう。
確かに、僕にもこれから訪れる未来にいろいろな不安や悩みはあります。でも、不安や悩みなんてものは、今の現代社会を生きるすべての人間が感じていることです。
誰しもが救いを求め、誰しもが自由を望み、誰しもが足に絡みつく運命の鎖を解き放ちたいと思っているはず。
しかしですよ? 百歩譲って、僕が「解放」されることを望み、「救い」を求め、「自由」を手にしたいと心から思っているとしましょう。
だからと言って、無意識にパンツを脱ぐでしょうか? 「自由」を求めて自らの船長を「解放」させるでしょうか?
今の僕の状況からすると、解放されたいからパンツを脱ぐ、という方程式は成り立ちません。
「解放=パンツ脱ぐ」と潜在意識的に認識できているならば、僕に「脱ぎ癖」があってもおかしくはない。僕に「脱ぎ癖」がないということは、「解放」と「パンツ脱ぐ」はイコールではないということです。
【対策】ストレスケアをしよう
ストレスというのは非常に厄介なもので、自分では気にならないようなものでも潜在意識下においては深刻なダメージになっている場合もあります。
もし今、自身の仕事や生活、人間関係などでストレスを抱えているのであれば、まずはストレスケアに注力することを優先しましょう。
言い換えれば、自分自身をもっと大切にするということです。
服を脱いでしまうことを許容してあげるというのもひとつの手段かもしれませんし、寝具や服装にこだわって睡眠の質を向上させるというのもひとつの手段になりえます。
本当の意味で自分を理解して、ストレスを取り除く工夫をしてあげる──これだけでもかなり楽になるはずです。ぜひ自分をもっと労ってあげてください。
まとめ
5つの原因
- 使用している「寝具」に問題がある
- 寝るときの「服装」に問題がある
- 「欲求不満」である
- 「脱ぎ癖」がある
- なんかもう「解放」されたい
5つの原因
- 寝具の見直しを行う
- 服装の見直しを行う
- 深酒はしないこと
- 自分に言い聞かせてから寝る
- ストレスケアをしよう
おそらく、「朝起きるとパンツが脱げている」原因はひとつではないでしょう。
あらゆる因子が複雑に絡み合い、その結果として「パンツを脱ぐ」という行為に転じているのだと思われます。
この原因を探るためには、一本一本の糸を丁寧に解いていき、それらを慎重に検証していく必要がありそうですね。