ぼんやりと自分の手の爪を眺めていたら、ふと「ある発見」をしました。
「おや? 右手の人差し指と中指の2本だけ、爪の伸びる速度が早い気がするなあ」
ただ気に留めていなかっただけで、もしかすると、生まれてからずっと「指の爪の伸びる速度」は違ったのかもしれませんね。
今回は、「指によって爪の伸びるスピードが違う理由」について探っていきます。
爪の伸びる速度が早い指ランキング
爪の伸びる速度には個人差があるものの、一般的には以下の順番で「爪の伸びる速度が早い」と言われています。
- 中指
- 薬指
- 人差し指
- 親指
- 小指
僕の場合は、「人差し指→中指→親指→小指→薬指」という順番で成長速度が早かった(人差し指がもっとも伸びるのが早い)です。特に、右手の人差し指と中指の爪のポテンシャルの高さは目を見張るものがありました。
爪の伸びる速度についての「仮説」
指の「使用頻度」が関係している?
「もしかすると、使用頻度の高い指の爪ほど成長速度が早いのかもしれない」と考えた僕は、それぞれの指と自分の生活との関係性について考察しました。
ベースの演奏によるもの?
真っ先に思い浮かんだのは、ベースの演奏ですね。野球のグラウンドに置いてある白色のプレートではなく、腹の奥底に響く、暖かい低音を奏でる楽器のほうです。いかりや長介師匠のほうです。
僕は「指弾き(指で弦を弾く演奏スタイル)」のため、特に右手の人差し指と中指を酷使しています。もし、使用頻度で爪の伸びる速度が変わるのだとしたら、よく使う「右手の人差し指と中指の爪」だけ伸びるのが早いのも不思議ではありません。
スマートフォンの操作によるもの?
次に「親指」について考えてみます。親指をよく使う動作といえば、まず「スマートフォン」が思い浮かびます。
スマホの操作に関しては、間違いなく「右手の親指がMVP」であり、毎年「皆勤賞」を授与されている指です。
そして、スマホを裏で支えているのが、影の立役者である「小指」です。自分の手を少しのあいだ観察してみると、いつの間にか「スマホの下部分を小指が押さえている」ことが確認できることでしょう。
見解「爪が伸びる速度は使用頻度に比例する」
僕の見解は、ズバリ「爪が伸びる速度は使用頻度に比例する」です。我ながら「すごい発見」をしてしまいました。論文でも書いて、どこかの専門機関へ提出したらノーベル賞でも貰えるでしょうか。楽しみです。
指によって爪の伸びる速度が違う理由とは?
Googleで「爪 伸びる 早い」に関する情報を調査し、その結果をまとめました。
「爪」について
爪は、タンパク質の塊であり、角質です。手と足では、「手の指のほうが、足の指に比べて約2倍ほど爪の伸びる速度が早い」と言われています。
- 手の指の爪が伸びる速度:平均0.1mm/日、約3mm/月
- 足の指の爪が伸びる速度:平均0.05〜0.08mm/日、約1.5mm/月
足の指が月に「平均1.5mm」伸びるのに対し、指の爪は月に「平均3mm」伸びています。
漫画『ジョジョの奇妙な冒険』に登場する「吉良吉影」は、1年間で最大30cm(月換算2.5cm)も爪が伸びるので、やっぱりおかしい(吉良は、切った自分の爪をコレクションしている異常者)。
爪が伸びるのが早いのは健康な証拠?
爪が伸びる原理としては、「古い細胞を押し上げるように、新しい細胞が生まれている」ためです。つまり、「新しい細胞の爪を作り出す力が強い=健康である証拠」なのです。
健康であるということは、新陳代謝がいいということでもあります。細胞が活発に動いているため、自然と爪の細胞の入れ替わりも早いんですね。
年齢と性別による代謝の違い
一般的に、10代後半〜20代前半の頃がもっとも新陳代謝がいいとされているため、この時期は、爪だけではなく、体そのものも大きく成長していきます。
また、女性より男性のほうが体が大きく、代謝がいいという統計データもあるようです。
運動と飲み物と爪の関係性
日常的に運動をしている方のほうが、代謝はよいです。体を動かすためには、大きなエネルギーが必要になります。
「食事や飲み物を摂取し、代謝させ、エネルギーに変換」という行程を経るため、必然的に代謝はよくなっていくんですね。
また、コーヒーや緑茶、ウーロン茶の飲み物には脂肪を分解する効果があると言われています。これにより、さらに代謝が活発になっているとも考えられます。
指の爪が早く伸びる人の特徴
まとめると、
- 日常的に運動をしている
- 10代後半〜20代前半である
- コーヒーや緑茶、ウーロン茶をよく飲む
といった特徴がある方は、指の爪が伸びるのが早い傾向にあるのだと考えられます。いずれにせよ、指の爪が早く伸びるのは、健康である証拠です。
その他の「爪が伸びる速度が早い原因」とは?
他にも、「指の爪が伸びるのが早い原因」と言われているものがあります。
- 寝不足である(起きている時間が長い)
- 指先をよく使う
- タンパク質を多く摂取している
- ネイルをしている
- 冬より夏のほうが爪は伸びやすい
- エロい
寝不足である(起きている時間が長い)
「健康である」という条件とは離れてしまいますが、「起きている時間が長いほど、爪の伸びるスピードは早い」です。
活動時間が長いと、その分、細胞も活発に動くので、爪の細胞の入れ替わりが早くなります。
指先をよく使う
パソコンを使った仕事や、指先をよく使う仕事をしていると、指の爪の伸びるスピードが早くなる傾向にあります。
指先の神経に刺激が多くなるため、指を頻繁に使う人は、必然的に指の爪が伸びやすくなっていきます。
タンパク質を多く摂取している
爪の元はタンパク質なので、タンパク質を多く摂取していて、なおかつ健康的である人ほど爪が伸びやすいです。
ネイルをしている
ネイルをすることで爪に負荷がかかり、その結果、新しい爪が生えやすくなっています。
冬より夏のほうが爪は伸びやすい
気温が低い場所に住んでいる人よりも、気温が高い場所に住んでいる人の方が爪の伸びるスピードは早いです。湿度や代謝が関係しているのでしょう。
変態(エロい)
「エロいと指の爪が伸びるのが早い」というのは都市伝説です。ホルモンバランスの関係はあるかもしれませんが、男女での新陳代謝の差は、先にも触れた通りです。
まあ、女性より男性のほうが爪の伸びる速度が早い、というのは事実なので、「エロい=爪の伸びが早い」というのはあながち的外れではないのかもしれませんが。
検証結果とまとめ
爪の伸びる速度が早い人の条件
- ネイルをしている
- 10代後半〜20代前半
- 日常的に運動をしている
- 新陳代謝がいい(健康である)
- タンパク質を多く摂取している
- 寝不足(起きている時間が長い)
- 気温の高い地域や国に住んでいる
- 指先をよく使う趣味や仕事をしている
- コーヒーや緑茶、ウーロン茶をよく飲む
疑問も解決したところで、そろそろ寝入る(ネイル)としますか——って、やかましいわッ!
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