ごめんなさい。やっぱり僕の中だけに留めておくことはできません。この機会に全部まるごとまとめて書きます。
ひとりかくれんぼや夢日記、幽体離脱に明晰夢、さらには、昔ながらの百物語に、合わせ鏡、こっくりさんなどなど……。
「幽霊が見てみたい」という一心で、僕はこれまでに様々なオカルト実験を行ってきました。
そして長年の研究でようやく辿り着いた「霊感0の人でも幽霊を見られる方法」並びに「不思議な体験をする方法」。
仕組みをきちんと理解して、どうか良い方向へ使ってやってください。自分のプラスとなるように。
また僕は霊感が0です。皆無と言っていいほどありません。今回の方法は心霊(オカルト)的な観点から導いた方法ではありません。
あくまで僕が人間の脳という超高性能マシンに焦点を当て、試行錯誤を繰り返し、研究による研究を重ねてやっと得た答えです。
霊感を鍛える理由は何か?
幽霊を見ることができたり、不思議な現象を体験できたり、そういったことが可能になれば確かに人生は楽しくなるかもしれません。
実際僕も現実逃避の一環としてオカルトに夢中になっていたという部分もあります。
しかしこれにハマりすぎてしまうと精神的に不安定になったり、他の人に迷惑をかけたり、事件や事故、その他取り返しのつかない事態に発展してしまう可能性があります。
それだけは何があっても避けてください。言うなればドラッグと同じです。
一度その味を占めてしまうと抜け出すことは大変難しいです。万が一、「あっ、ヤバい」と一瞬でも思ったら必ず引き返してきてください。
僕も死にかけたり、死ぬほど怖い思いを何度もしてきました。
家族や友人たちにもたくさん心配をかけてきました。一時期、精神を病んでしまったこともあります。
本当に「そこまでして幽霊を見たいのか?」「危険な目にあってでも不思議な現象を体験してみたいのか?」をよく考えてみてください。
手っ取り早く非日常を体験するならば「お酒」が一番安価で楽で安全な方法です。
注意
霊感0でも幽霊を見る方法について
この方法についてざっくりと説明していきます。
端的に言ってしまえば「脳の開発」です。大丈夫、怪しくないです。
視覚、聴覚、思考、触覚、会話、嗅覚、感触、時間感覚、想像、あらゆるものは脳が司っています。
目には見えていなくても感じているもの、聞こえていても感じることができないもの、この世の中はそういったもので溢れています。
僕たちの周りには空気が存在していますが目には見えません。しかし存在はしています。これと似た様な話です。
要するに「今まで感じなかったものを脳に感じさせる」だけです。
聞こえなかったものを聞こえるようにし、見えなかったものを見させ、動かなかったものを動かさせるんです。
決してオカルトの類の話ではなく、確かにそこには意識と脳が密接に関係しています。
自分を故意的にトランス状態にさせる、好きなように潜在意識にアクセスできるようにする、等のイメージをして貰えば解りやすいかと。
もちろんこれは大変危険な行為です。詳しくは後ほどまとめにて。
青春期の場合は特に精神が安定なため、そういった状態に入りやすいです。訓練の成果は出やすいですが、その分、危険も伴います。十分注意してください。
幽霊が見てみたい、不思議な現象を体験したい、最終目標が何であれまず自分を信じることが大事です。
そのためには、多くの努力が必要になってきます。これに限っては残念ながら楽な方法はありません。
今回ご紹介する訓練を毎日少しずつでもやってみてください。2日に1度でもいいです。
ひたむきに続けること。これが何よりも大切なことです。
霊感を鍛える5つの方法
もちろんこの方法にも向き不向きがあります。しかし同時に誰もが会得することができる方法だとも思っています。
早い人だと1ヶ月、遅い人だと数年かかってしまう場合があるかもしれません。その差は一体どこにあるのでしょうか。
その違いはズバリ「イメージ力」と「集中力」にあると言っても過言ではありません。
まずはこの2つを徹底的に鍛えていきましょう。様々な方法はありますが、僕のおすすめをいくつかご紹介します。
①読書
言わずもがな「読書」はイメージ力、集中力がつきます。
もちろんこの他にも論理的思考ができるようになったり、問題解決能力アップ、アイデア力、表現力、好奇心が刺激されるなどなど良いことづくめです。
一見「幽霊を見ること」と無関係に思われるかもしれませんが、これらすべてが必要な要素です。すべてはどこかでつながっています。
②ルービックキューブ
こちらもイメージ力と集中力をつけることができます。
完成までの手順を記憶し、実際に手を使ってキューブを動かし、色を識別しながら瞬時に判断する。かなり効果的な方法です。
さらに空間把握能力も同時に鍛えることができます。ここを鍛えることで脳をまんべんなく動かすことが可能になるというわけですね。
③楽器演奏
音楽を聴くことはもちろん、自分の手を使って実際に音を出し、さらにその音を自分の耳で聞き取る。
脳が活発になり、想像力をトレーニングすることにもつながります。
できれば指を使った楽器の方が好ましいかもしれません。ピアノ、キーボード、ギター、ベースなどなど。
④瞑想
瞑想は特におすすめです。
瞑想をすることで脳内にはα(アルファ)波という脳波が発生します。これにはストレスを減らし、気分を穏やかにする効果があります。
集中力、記憶力を鍛えることができ、同時にアイデア力もつきます。脳がリラックスすることでセロトニンが分泌され、熟睡しやすくなります。
- 静かな場所に楽な姿勢で座る、椅子でも床でもOK。
- 目を軽く閉じ、意識を呼吸に向ける。
- だんだんと雑念がふわふわと浮かび上がってくるので、それを一歩下がったところから観察する。
- 何も考えないように、雑念を華麗にスルー。
- これを繰り返し行う。
⑤呼吸法
呼吸法にも様々な種類があり、中でも最も有名だと思われるものが「丹田呼吸法」です。
丹田とは「へそ」の約5cm下にある生命エネルギーをつかさどる場所のこと。ここを意識して呼吸を行います。
- 深く腰をかけずに、少し前方に体重を乗せるように椅子に腰をかける。
- 背筋は伸ばした状態で、肩の力は抜きリラックス。丹田に両手を当てる。
- 目を軽く閉じる。瞑想の時と同じようにうっすらと開けていてもOK。
- 鼻から息をゆっくりと吐き、身体を30~40度くらいまで、ゆっくりと前方に傾けていく。この時、息は全て吐ききらずに一呼吸ほど余力を残しておく。
- 身体が30~40度ぐらいの場所まできたら、そこで一旦止め、次にお尻に力を入れて、肛門の筋肉を締める。
- 次に、10秒くらいを目標にゆっくりと息を吸いながら、身体を元の姿勢へと戻す。
- この動作を繰り返し連続して行う。
自己ヒーリング呼吸法・丹田呼吸法
さらに霊感を鍛えるための2つの方法
さて今まで紹介したものは割とライトなものばかりですが、これらを続け効果を感じてきたら次のステップに移動。
「"効果を感じる"とはどのあたりなのか?」という点ですが、これは感覚です。
強いて挙げるとするならば「以前よりも集中力がついたなぁ」とか「あれ?最近気になっていたものがテレビでやってる」とかでしょうか。
いわゆる「気づき」のようなものが多くなってきます。アイデアがふっと閃いたり、メロディが浮かんだり。人によってそれは様々な形で現れます。
①自律訓練法
次は少し本格的なトレーニングに移っていきましょう。
自律訓練法です。詳しい方法などは過去の僕の記事をご覧ください。
- 心身のリラックスに効く「自律訓練法」の練習を始めてみる
- 背景公式「気持ちが落ち着いている」:安静感
- 第一公式「両手両足が重たい」:重量感
- 第二公式「両手両足が暖かい」:温感
- 第三公式「心臓が静かに規則正しく打っている」:心臓調整
- 第四公式「楽に息をしている」:呼吸調整
- 第五公式「おなかの辺りが温かい」:腹部温感
- 第六公式「額が心地よく涼しい」:頭部調整
だいたい第2公式ぐらいまで出来るようになったら他のトレーニングと並行してもいいかもしれません。
この自律訓練法はこれからの基本となるものなのでしっかりと習得することをおすすめします。
【自律訓練法のやり方】瞑想との違いは?危険性はある?自律訓練法の効果まとめ
続きを見る
②禁欲
これを話すのは少しばかり恥ずかしさを感じますが、非常に重要な点なので記載します。
ズバリ、「欲の節制」です。食欲や睡眠は、極度に削ると命の危険があるので、もっとも安全な禁欲は「性」となります。
もはや健全な男の子にとって欠かすことのできない夜の営みと言っても過言ではありませんが、これ、すっぱりとやめましょう。
近年では、とてもカンタンに刺激の強い画像や動画を視聴することが可能になりました。
しかし、そのせいで「本来はイメージ力が重要である右手の上下運動」が、何の想像力も必要としないただの作業に成り下がってしまっています。
集中力がなくなるどころか、想像力も落ち、脳にとっては非常に悪影響なのです。スパッと断ち切りましょう。
まずは1週間、1ヶ月、半年、とだんだんと期間を延ばしていき、まずは1年を目標に頑張りましょう。
性を我慢するか、幽霊を見ないか、です。不思議な体験をしたいならば、今すぐすべてのエッ!!な画像と動画を削除してください。
③禁煙
喫煙も脳にとって非常に悪影響です。ニコチン中毒という立派な病気です。常に酸欠の状態となり、集中力、イメージ力が落ちてしまいます。
この際、煙を吸い込む行為はやめてしまいましょう。禁煙するか、非日常を諦めるか、です。
「夢日記」は非日常体験への第一歩
さぁ、いよいよオカルトっぽくなってまいりました。夢日記をつけ始めましょう。
この辺りからは精神的に注意してください。運が良ければこの辺りから「非日常」、「不思議な現象」を感じることができます。
ただ少しでも危険を感じたり、おかしいことが起きたらすぐに中止しましょう。
もちろんこれまで訓練をサボっていなければ、瞑想、呼吸法、自律訓練法などでも「おっ?」と思うことがあったかと思います。
「そんなん、まだないよ」って人は諦めずに毎日少しずつ訓練していきましょう。ある日突然「なんだ今の?」という小さな体験をすることができます。
ホラーの知識を蓄えておく
脳は今まで目にしたものしか見せることができないそうです。これが本当かどうかはさておき、今のうちに情報を溜め込んでおきましょう。
具体的な方法としては、ホラー映画を見たり、怖い本を読んだり、という方法です。あくまで、幽霊が見たい方は、ですが。
不思議な体験をしたいという方は、そういった類のものをたくさん取り込んでください。2chのまとめなんかでいいです。
とにかくたくさんの素材を脳にインプットするようにしてください。あとは勝手に脳が処理してくれます。
夢日記を書く方法
夢日記の方法は夢の内容を日記に書いていくだけです。簡単です。
問題なのは今まで夢を見たことがないという人。今まであまり出会ったことはありませんが、それでも実際、そういう人たちがいらっしゃいます。
人間は眠っているとき必ず夢を見ています。覚醒したショックで忘れてしまっているだけなのです。
そういった場合でも諦めずに「なんとなく青っぽい夢だったな……」とか「幸せな夢だった」とかの小さなイメージでいいので自分の頭の中にある感覚を拾うように努力してください。
何度も繰り返すうちにだんだんとイメージを拾い上げることができるようになってきます。
もし瞑想や呼吸法のおかげでしっかりと熟睡できている場合は、一旦それを中止するか、昼寝をしてみることをおすすめします。
昼寝をしている時は熟睡レベルが夜に比べて低くなり、夢を覚えていやすくなるからです。
夢日記を優先するか、瞑想や呼吸法を継続するかは自分の判断で行ってOK。
夢日記にはリスクがありますので、そちらを十分に注意して取り組んでください。
夢日記は本当に気が狂う?実際につけてみたら「もろはのつるぎ」だった
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このあとも訓練を続けますか?
夢日記を欠かさずにつけていると、おそらく1〜2ヶ月ほどでだいぶ意識が変わってくると思います。
夢をいくつも覚えていられるようになった、デジャブ(既視感)が多くなった、怖い夢を見るようになった、金縛りが多くなった、etcetc……。
この段階まで来くことができれば「幽霊を見る」「不思議な体験をする」までもう少しです。
もう見てしまったという方や、不思議な体験をされた方はおめでとうございます。
ご満足いただけましたでしょうか?ここでもう一度「このあとも訓練を続けるのか?」を再検討してみてください。
「夢のコントロール」に挑戦してみよう
夢に入る瞬間がなんとなく分かるようになったり、夢をいくつも記憶することができるようになれば夢のコントロールまでもうすぐです。
夢の中で夢だと自覚できる「明晰夢」
明晰夢とは夢の中で夢と判断ができる夢です。最初のうちは判断ができるだけで夢のコントロールはできません。
ここからは想像力、忍耐力、集中力などが要求される場面です。焦りは禁物です。焦ると脳がパニックを起こし、その分ゴールは遠くなります。
エ◯い夢が見たい、という方も注意。興奮状態は脳が覚醒しやすくなります。
【明晰夢を見る方法】自由に夢を操れる?明晰夢のやり方と危険性まとめ
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身体から抜け出すことができる「幽体離脱」
僕は幽体離脱も夢の一部と考えています。明晰夢との違いは「離脱感があるかどうか?」という点です。
体からスルッと抜けるような感覚があれば幽体離脱ですし、夢だと判断が出来るだけならば明晰夢です。
明晰夢のさらに上の位置に存在するものが幽体離脱と考えてください。
【幽体離脱の方法】訓練すれば誰でもできる?金縛りから幽体離脱をするやり方
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幽体離脱については「最近幽体離脱にはまった」を熟読すると良いでしょう。
本当に幽霊を見る覚悟がある人だけ続きを読んでください
今まで訓練してきたこと、体験してきたことを総動員させて「現実の世界へ」引っ張ってきます。
ここから「ひとりかくれんぼ」「降霊術」「タルパ」「催眠()ナニー」へと移行していきます。
ここで注意していただきたいことが、通常よりも桁違いに効果を得られるという点です。
何も訓練していない人が1のパワーを持っているとすると、きちんと訓練を行ってきた人は2〜10倍か、それ以上のパワーを持っているはず。
今までとは比べ物にならない恐怖や興奮、不安に襲われます。それでもこの先を知りたいという方はどうぞ。
僕はオカルト的な要素をあまり信じてはおりませんが、中には本物も存在していることをお忘れなきよう。
「触らぬ神に祟りなし」です。知っていることと理解していることは全くの別物です。
怖くて死にそうと思ったら「脱げ」
オカルトに手を出すにしても、幽霊の類を信じていなくても、きっちりとその背景にあるものを勉強しておきましょう。
いざという時に対処法を得ておくと安心感が違います。最低限、九字切り、経文ぐらいは覚えておきましょう。
また霊は「タバコの煙」や「性的な類のもの」を嫌う傾向にあるようです。
怖くて死にそう、と思ったらパンツ脱げば大体解決します。
幽霊に 遭遇したら パンツ脱げ。(川柳)
降霊術というより呪術「ひとりかくれんぼ」
正直僕はおすすめしません。心霊的観点から見ても非常に危険な行為です。降霊術というよりかは呪術です。対象は自分。
僕が唯一本物を見てしまったかもしれない方法であり、人生で最大の恐怖を感じた出来事です。
精神に異常をきたす可能性がとても高いです。もしこれまでに紹介した訓練をやってきているのだとしたら、自分のためにやめておきましょう。
今思えば僕がひとりかくれんぼのときに見たものは、僕がインプットの際に2chのまとめで読んで強くイメージに残っていた「八尺様」だったのかもしれませんねぇ……。
【降霊術】ひとりかくれんぼで身長5mの赤い女を召喚してしまった件
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チベット密教の秘奥義「タルパ」
日本語訳で「人工未知霊体」つまり、人間が「無」から霊体を作り出してしまう方法です。
タルパは、霊的・精神的な力で存在や物体を生成する秘奥義です。簡単に言えば「空想の友人」を作る方法ですね。こちらも注意が必要なので自己責任で。
夢を経由して過去に戻る方法
明晰夢を使って過去に戻る方法です。
たとえば高校1年に戻りたい
②常にその頃の事を考えながらすごす、特に寝る前
③明晰夢を見れるように練習する
夢の中でしっかりこれは夢だと自覚できようにする
④自覚しても覚めないようにコントロールできる様にする
⑤夢の中に自分の行きたい頃の景色を投影する
たとえば教室を思い浮かべ教室での出来事の夢を意図的に作る
⑥⑤を繰り返し最初の内は蚊帳の外からその風景を眺める感じになるらしいが慣れてきたら自分を思い浮かべその景色をはにいれる
第三者からの視点の自分を
⑦それにも慣れたら蚊帳の外からその景色を見るイメージだけでなく自分の視点からその景色を見る様にイメージする
⑥の自分に意識を投影する感じ
⑧その内夢の中が現実だという錯覚に囚われ気づいたらそれが現実になるんだとか
あらゆる訓練を行ってからこの方法を試したところ、本当に戻れてしまいそうな気がしたので中断しました。恐ろしい体験でした。
具体的には、小学生のグラウンドでサッカーをしている夢を頻繁に見るようになり、その夢を見るたびに感覚が研ぎ澄まされていくわけです。
最初はボールを蹴る感覚から始まり、友人たちの声が聞こえ、髪をなびかせる風、ついには土の匂いまでをも感じるようになってしまいました。
そこから夢の中の自分を乗っ取れば過去へ戻れる、という話なのですが、本当にそれができてしまいそうな一歩手前で止めました。
夢の中でパラレルワールドを作る
僕の場合は自分で自由に作れるというわけではなくて、勝手に世界が出来上がっていくという感覚でした。
夢の中にもう一つ、大きな世界が出来上がり、眠るたびにその世界で人生を送るんです。
友人を含む人間関係、街の雰囲気、駅やスーパー、通貨、本、全てがリアルで「こちらの世界が本当の世界なのでは?」と思ってしまうほど。
僕はその世界に入り浸ってやりたい放題をしていたせいで、二度とその世界を訪れることができなくなりました。
何が原因なのかは不明。夢日記をやめたからか、ひとりかくれんぼをしたからなのか。何にせよこの辺りからオカルトからは手を引き始めました。
継続夢って知ってる?夢の中のもうひとつの世界とパラレルワールド
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まとめ
正直、「この方法をネットで公開してもいいものなのか?」という不安は、記事を投稿しようとしている今でさえ消えません。
おそらくこれらの訓練を極めるのには相当な時間が必要になるでしょうし、実際僕も運が良くいくつもの訓練がたまたま実を結んだだけなのだと思います。
兎にも角にも、今回のまとめです。
- 集中力、イメージ力を鍛える。できればその他の脳も満遍なく
- 性欲をコントロールする。禁煙する
- 夢日記を書き始める。精神や身体的に問題が出たら即刻中止する
- 夢のコントロールに挑戦したり、自律訓練法など、色々なことに挑戦してみる。ここで潜在意識の中、トランス状態を体験しておく
- さらに深いところに潜り込むために日々訓練、研究、挑戦を続けていく
ここで一つネタばらしをしておきます。
この記事で紹介した様々な訓練は、自分の脳を自分の意思で「変性意識状態」へと変えるトレーニングです。
変性意識状態(トランス状態)とはつまり日常的な意識状態以外の意識状態のことです。
お酒を使った方法が一番簡単な方法であり、ドラッグやハーブ等を使用することでさらに強烈なトランス状態に入ることができます。
ただこれは法を冒していますし、何より安全ではありません。
この強烈なトランス状態に入るために比較的安全な方法というものが、今回紹介した訓練などになってくるわけです。
いわば「オカルティックハイブリッド式訓練法」というところでしょう。一つ一つの訓練法を極めるのもよし、組み合わせて使うのもよし。
自分を自分でトランス状態にする行為、また、潜在意識にアクセスし自分の好きな情報を刷り込むなどの行為は大変危険です。
もし万が一そういった方法のコツを掴んでしまった場合には、それらは絶対に悪用しないように。その能力を良い方向へ使いましょう。
これらの方法のコツをある程度つかめれば、「シークレット」「願いごと手帖」などの、いわゆる「引き寄せの法則」などにも応用が可能になります。
夢のおっさん
夢のコントロールができるようになった頃から不思議な体験をするようになりました。
その一つが「夢のおっさん」。夢の中に一人のおっさんが現れるようになり、僕に指示を出すのです。それは小さなことから人生を左右する大きなことまで。
これも脳が勝手に作り出した存在なのでしょうが、それでも今思えばこのおっさんにだいぶ振り回されていましたね。
「この学校を受けろ」とか、「◯◯さんと仲良くなれ」とか。その通りに動くと不思議とすべてがうまく回り始めるんです。
このおかげか僕は今まで受験というものをしたことがありません。おっさんと関係があるかはわかりませんが。
全く聞き覚えのない言葉を繰り返し言っていたときも、朝起きてその言葉を実際に調べてみると重要なヒントにつながっていたり。
よくよく考えてみると本当に不思議な体験ですよね。どうやらまだまだ脳には無限の可能性が隠されているようです。
霊感を鍛える訓練の代償とは
僕は過去約2年半に渡って訓練を重ねてきました。
音楽演奏や、読書、ルービックキューブなどの予備訓練(ただの趣味)を含めるとその時間はさらに大きいものになります。
今回紹介した訓練法はどれも効果的なものばかりです。「これならできそう」というものだけでもやっておくと良いでしょう。
僕が特に効果が大きかったのは、自律訓練法と夢日記。これらは非日常を体験させてくれる、よい助けとなりました。しかしその代償は大きかったように思います。
幽体離脱ができなくなった、精神的に不安定になった、金縛りが癖になってしまった、夢を一切コントロールできなくなったなどなど、挙げるとキリがありません。
ひとりかくれんぼで本物を見てしまったあと、度重なる幻聴幻覚、友人の顔がすり替わった等、説明のつかない現象に見舞われたため僕はオカルトの類からは手を引きました。
おそらくまた訓練を再開すればすぐに感覚を取り戻すことができるでしょう。
しかしそれは再び「健康な精神」と「貴重な時間」を差し出すことになります。
これらの訓練を極めれば、非日常に生きることは確かに可能でしょう。
ですが僕たちが生きるべき場所はこの世界なのです。それは一切変えようがありません。
どんなに夢をコントロールできようとも、どれだけ空想の友人を作り出せようとも、僕たちは現実世界で生きていかねばなりません。食べていかなくてはなりません。
自分の脳みそに新しい世界を作り上げることも非常に楽しいことですが、しっかりと現実を見据え準備をすることも重要なことです。
ここで一つ、良いことをお教えいたします。
今回の方法のいずれかを使い、強烈な非日常を体験できた、またははっきりと幽霊を見て感じることができた人。
これらの人は、訓練前とは比べ物にならないほど脳がパワーアップしています。
夢のコントロールが可能になった人であれば、精神のコントロールが可能に。
空想の友人を作った人であれば、インスピレーションやひらめき、アイデア、独創性。
これを機に禁煙や性欲のコントロールが可能になった方は、健康と忍耐力、目的達成力。
その他様々な能力を手に入れることができたはずです。これらの力を集結させれば、他の分野でも成果を出すことが可能でしょう。
「非日常」をメインに生きるのではなく、「日常」をメインに「非日常」をサブに生きていくのも案外悪くないものです。
これまでの努力だけで幽霊を見られるようになった人は、きっとすでに超人的な能力を得ているはずです。
信じるか、信じないかはあなた次第、とでも最後に書き添えておきましょうかね。