夢の続きが見たい?とっておきの「夢の続きを見る方法」を伝授する

目が覚めたときに「なんだよ、夢かよ!」って思ったことはありませんか?

その夢が幸せなものだったり、楽しいものだったりしたら、なおさらのこと。「その夢の続きが見たい!」って思うことも珍しくはないのではないでしょうか。

長年の訓練の末、夢のコントロールができるようになった僕が、とっておきの「夢の続きを見る方法」を伝授しちゃいます。

夢のメカニズム

「夢の続きが見たい!」という方は、まず、夢のことについて知ることから始めましょう

夢は誰でも見ている?

「これまで一度も夢を見たことがない」という方が稀にいらっしゃいます。でも、実際には夢は誰でも見てるんですよ。

では、なぜ「夢を見ていない」と感じてしまうのか。それは「自分が見た夢を覚えていない」から。自分が見ていた夢を思い出せないだけなんです。

つまり、自分の見ていた夢を思い出すことができれば、「夢を見れた!」と実感できるわけっす。

眠りには「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」が存在する

人の眠りには、「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」の2種類が存在してます。もしかしたら、すでに聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。

レム睡眠ってのは、いわば「身体を休める眠り」です。睡眠時にも本能的に自分の身を守れるように、脳の覚醒状態をキープしておく、ってわけ。

一方、ノンレム睡眠ってのは「脳を休める眠り」のこと。このときに活動している間に働く交感神経とか、知覚、思考、記憶などの司令塔である大脳皮質を休ませてます。

簡単に言うと、脳を冷やしている状態ですね。深部体温を下げて、脳を冷やすために身体から熱を放出します。寝汗をかくのもそのせい。

平常時の睡眠サイクル

  1. 浅いノンレム睡眠
  2. 時間が経つにつれて、眠りがだんだん深くなっていく
  3. 深い睡眠状態がしばらく続く
  4. 再び、浅いノンレム睡眠
  5. レム睡眠

一番最初のレム睡眠に入るまでの時間は、深い睡眠の時間量や年齢によっても変わってきますが、だいたい90分ぐらいです。

その後、5〜40分ほどレム睡眠が持続し、70〜110分のノンレム睡眠へ移行、ってな睡眠サイクルが3〜5回ほど繰り返されます。成人の場合、レム睡眠とノンレム睡眠の割合は「2:8」ぐらい。

起床する時間に近づくにつれて、ノンレム睡眠のよりもレム睡眠の時間が長くなっていき、だんだんと覚醒の準備をしていきます。

つまり、「覚醒状態に近いノンレム睡眠のタイミング」で起きるとスムーズな目覚めを迎えられる、ってこと。目覚ましだったり、誰かに起こされたりね。

via : 眠りのメカニズム | e-ヘルスネット 情報提供

眠りの質は「最初の3時間」で決まる?

深い睡眠は眠りの前半に、レム睡眠は眠りの後半に多く出現します。

眠りの前半部分には、「ノンレム睡眠の段階の中でも特に深い睡眠」が集中しているため、「最初の3時間が一晩の深い眠りのうちの80~90%を占める」とも言われてます。

質の良い睡眠を実現させるためには、最初の3時間が肝心」ってことは、おそらくこれでわかっていただけたかと思います。

でもね、僕らの目的って違うじゃん? 夢の続きを見ることじゃん?

夢の続きを見る方法

ここからが本題です。

夢の内容を書き出してみる

夢の続きを見るためには、夢の内容を書き出すのが一番手っ取り早いです。

仮に夢の続きを見ていたとしても、それを忘れてしまったら(思い出せなかったら)元も子もないですからね。

夢ってのは非常に忘れやすいものです。ちょっとした刺激ですぐに忘れちゃいます。

せっかく見た夢を忘れないためにも、夢の内容をノートやメモに書き留めておくと◎。俗にいう「夢日記」ってやつです。

夢日記を効率的に書くちょっとしたコツ

詳しいことは『夢日記を効率的に書く方法』でもまとめてますが、ここでもちょっとしたコツを紹介します。

まず、起きたらすぐに夢の内容を記録しましょう。できれば手書きのノートがいいです。

スマホのメモアプリだといろんな情報が目を通して入ってきてしまうので、その刺激で夢を忘れてしまう危険性が高いです。メールとか、LINEとか、ニュースとかね。

で、書き方はぶっちゃけなんでもいいです。単語の羅列でもいいし、イメージの色でもいいし、感情でもいいし、絵だっていいです。とにかくできるだけたくさん書き出すこと。

夢日記を書く一番のメリットは、夢の中での自己意識が高まることです。「あ、これ夢やな」って夢の中で気づきやすくもなりますし、起きてからも夢を思い出しやすくなるというわけ。

ただし、夢日記のデメリットもあるのでそっちも把握しておいてください。まぁ、あまりに没頭しすぎない限りは大丈だと思いますが。

潜在意識をうまく利用する

夢ってのは、とどのつまり自分の潜在意識が作り出すものです。潜在意識に働きかけることで、夢の続きを見やすくなるというわけ。

アンカーを作る

「夜に目覚まし時計をセットして寝たものの、朝はなんだかいつもより早く起きてしまった」ってことないですか? これも潜在意識のなせる技。

このとき、あなたは「明日は早く起きよう」と心に決めてから、時計を"見ながら"アラームをセットしたはずです。

時計っていうオブジェクトを「早起き」のアンカーにし、潜在意識に働きかけることで自分では意識せずとも自然に目が覚めてしまった、っていうカラクリ。

ちなみにこれ、「神経言語プログラミング」っていう心理テクニックを使った方法です。「オブジェクトを見る」ってことをきっかけにして、潜在意識が脳に働きかけてくれるようになるわけ。

具体的な方法としてはこんな感じ。

  • 寝る姿勢になって、自分のよく見える位置に目印となるオブジェクトを配置(動かないものならなんでも)
  • 目が覚めたらとりあえずそのオブジェクトを見る(就寝前、起床時直後、夜中の覚醒時とか)
  • そのとき「夢を覚えとくぞい」ってな感じで自分に強く念じる

これを何度か繰り返していくと、だんだんと情報が潜在意識に刷り込まれるようになります。お試しあれ。

人によって夢を見やすい環境は変わってくる

「自分がどんなときに夢を覚えていやすいのか?」ってのも気にしておくといいです。時間帯はどうとか、寝る前に何をやってたかとか、体勢とか、電気はついていたかとか。

まぁ、基本はリラックスした状態がいいです。寝心地のいい体勢を整えることが大事。このとき自律訓練法をやってみるのもあり。

で、布団に入ったら昨日見た夢をぼんやりと思い出してみる。無理に思い出さなくてもいいので、ぼんやりと。調子いいと夢に入る瞬間がわかります。

最終ステップ「明晰夢」

夢の中で「あ、これ夢だ」って気づいたことないですか? それです、明晰夢

明晰夢ってのは、夢を見ている最中に「あ、これ夢だ」って自覚しながら見ている夢のことです。これを鍛えると、自由自在に夢をコントロールできるようになるってわけ。

これを応用すれば、夢の続きを見ることも、自分の好きな夢を展開することも、あんなことやこんなものもできちゃいます。

ただし、こっちも夢日記と同様、デメリットがあるのでやりすぎには注意してください。

まとめ

ってなわけで、「夢の続きを見る方法」でした。大事なのは継続です。続けることに意味があります。