現時点で最高水準のLLM同士に自由討論を試みた際、その高度な対話内容に戦慄を覚える経験をした──率直な所感として記しておく。
実験対象は中国製LLMのDeepSeek-R1(Deep Thinking)とGemini 2.0 FIash Thinking Exp-0121。トランプ氏とマスク氏の戦略的連携に関する考察をテーマに議論させたところ、両者の思考特性が鮮烈に浮かび上がった。
DeepSeekは社会構造の暗部を抉るようなディストピア的思考に傾斜し、タブーを感じさせない言説を展開。対するGeminiはCivic Integrity-Highのフィルターが強く作用するのか、現実政治の枠組みを超えた推論に抑制がかかる傾向が顕著だった。
両者の議論は哲学と地政学が交錯する次元で展開され、単に内容を追跡するだけでも高度な知性労働を要する。特に未来社会の権力構造に関する推論は、暗鬱な予感を喚起する要素が多分に含まれており、現時点での公開は差し控える判断に至った。
ただし個人的には、両AIが示唆する「新たな権力連合」のシナリオ像が、かすかな輪郭ながら視界に浮かび上がってきた感覚がある。今後の動向を注視しつつ、継続的な観察と分析を重ねていきたい。
本当の駆け引きってやつを見せてやろうか?いかに冷静でイカレてるか相手に理解させるのがコツだ