【メモ】中国の人工太陽が核融合記録を樹立、SoftbankとOpenAIが主導するスターゲート計画、AI設計の医薬品、高度な推論と検索を同時に行うDeepSeek-R1(2025/1/22)

まだ2025年に入って1ヶ月も経っていないのに、現実離れした、SF染みたニュースが多すぎる。まるで夢を見ているみたい。

中国の「人工太陽」が核融合記録を樹立、華氏1億8千万度で1,066秒間稼働

中国の「人工太陽」と呼ばれる全超伝導トカマク核融合実験装置(EAST)は、2025年1月20日、1億℃のプラズマを1,066秒間持続させる新たな世界記録を樹立しました。この成果は、核融合発電の実用化に向けた重要なマイルストーンとされています。

主なポイント

  1. 記録の内容
    EASTは、高閉じ込めモード(Hモード)でプラズマを安定稼働させ、1億℃の超高温を1,066秒(約17分46秒)維持することに成功しました。これまでの記録(2023年の403秒)を大幅に上回り、核融合炉の運転に必要な「長時間持続」条件を初めて実験装置で再現したと評価されています。
  2. 技術的意義
    核融合発電実現には、1億℃以上の高温長時間のプラズマ制御が不可欠です。今回の成果は、加熱システムの安定性や制御精度の向上、水冷式金属壁などの先端技術が統合された結果であり、将来の商用炉設計への物理・工学的基盤を強化しました。
  3. EASTの特徴
  • 「超高温」「超低温」「超高真空」「超強磁場」を同時に実現する複合技術を搭載。
  • 2006年の稼働以来、15万回以上の実験を実施し、段階的に記録を更新(例:2017年101秒→2023年403秒→2025年1,066秒)。
  1. 国際的な役割
    EASTは国際熱核融合実験炉(ITER)計画にも貢献しており、中国はITERへの技術供与(超導コイル設計など)を通じて、国際協力を主導しています。また、次世代実験炉「中国核融合工学実験炉(CFETR)」の設計も完了し、実証炉建設を目指しています。

この成果は、核融合エネルギーが「50年先の技術」と言われてきた状況を変える一歩とされ、持続可能なエネルギー源の実現に向けた期待が高まっています。

補足

検索結果では「1,066秒」「1億℃(約1.8億°F)」が複数ソースで確認されます。数値の差異は単位換算(1億℃≒1.8億°F)や報道の誤記の可能性があります。

【中国科学报】中国“人造太阳”创造“亿度千秒”世界纪录

SoftbankとOpenAIが主導するスターゲート計画が指導、投資額は4年間で5000億ドル(日本円で約65兆円)

孫さん、トランプにやり込められてない?www

Announcing The Stargate Project - OpenAI

SoftbankとOpenAIが主導するAIインフラ計画「スターゲイト」がトランプ大統領から発表。投資額は4年間で5000億ドル(日本円で約65兆円)

🚨トランプはソフトバンクの孫正義CEOをだまして、米国への投資を1000億ドルではなく2000億ドルにしようとしている。史上最高のやり方だ。公に彼を窮地に追い込むのだ。 😂

さすが孫さん、スピーチ上手すぎる。

Google DeepMind CEO デミス・ハサビス「2025年末までに従来の創薬プロセス(10年以上)を数週間~数カ月に短縮する」

1. 臨床試験の目標

デミス・ハサビスは2025年末までにAI設計薬剤の臨床試験開始を計画。従来の創薬プロセス(10年以上)を「数週間~数カ月」に短縮する野心的な目標を掲げています。

2. 技術基盤:AlphaFoldの進展

  • 構造予測技術:AlphaFold3はタンパク質とDNA/RNAの相互作用を解析可能。2億種類のタンパク質構造を解明し、標的分子の特定を加速。
  • 実績:2024年にハサビスらがノーベル化学賞受賞(AlphaFold2の開発による)。

3. 製薬業界との協業

Isomorphic Labsはイーライ・リリーやノバルティスと提携。AI創薬の実用化に向け、大手企業との連携を強化していますが、業界全体では慎重な姿勢も残ります。

4. 展望と課題

  • 医療の個別化:タンパク質変異の影響解明によるパーソナライズド医療を推進。
  • AIの限界:ハサビスは「短期的過大評価 vs 長期的過小評価」を指摘し、AGI実現には5~10年が必要と述べました。

AI創薬は治療法開発の効率化に期待されますが、臨床試験や規制承認のハードルは残存。技術革新と実用化のバランスが鍵となります。

Google DeepMind CEO: AI-Designed Drugs Coming to Clinical Trials in 2025

AI設計の医薬品の大きな波が来ています。

AI は数年のうちに、古代から 2024 年までに人間が設計/考案したよりも多くの医薬品を設計するでしょう。

https://x.com/Dr_Singularity/status/1881862558606647455

サム・アルトマン「私たちは前例のない速さで病気が治るのを目にする」

サム・アルトマンは、2025年1月21日に発表されたAIインフラプロジェクト「スターゲート」の記者会見で、AIが「疾患治療を前例のない速度で進める」と強調しました。具体的には、がんや心臓病などの治療が「急速かつ画期的に進む」と述べ、従来の医療プロセスを大幅に短縮する可能性を示唆しています。

具体的な医療応用例

  • 早期がん検出:血液検査とAIを組み合わせ、腫瘍の断片を検出し、早期診断を可能にすると説明。
  • 個別化mRNAワクチン:AIががんの遺伝子配列を解析し、48時間以内に患者ごとの治療用ワクチンを設計できると提唱しました。
  • 治療計画の共有:AIを通じて医師が治療情報を世界的に共有し、効率的な治療法開発を促進すると述べています。

プロジェクト「スターゲート」の背景

  • 投資規模:OpenAI・Oracle・ソフトバンクが連携し、総額5,000億ドルを投じるAIインフラ計画。
  • 目的:米国が中国とのAI競争で主導権を握り、10万人以上の雇用創出を目指すとしています。
  • インフラ構築:テキサス州に大規模データセンターを建設し、AI開発の基盤を整備すると発表しました。

長期的なビジョン

サム・アルトマンは、将来的にAIが「研究者の役割を代替」し、実験計画の立案から治療法の完成までを主導する可能性に言及。これにより「がんが根治される未来」が訪れると予測しています。

社会的影響への言及

  • 経済効果:AIによる医療革新が「繁栄の黄金時代」を招くと主張。
  • 懸念点:一方で、AI開発には膨大なエネルギーと半導体が必要であり、インフラ整備の重要性を指摘しています。

ラリー・エリソンは、スターゲイト・プロジェクトは、AIが癌ワクチン、個別化医療、パンデミック予防を開発することを可能にする、史上最大のコンピューターを構築すると述べている。

https://x.com/tsarnick/status/1881889705673048551

DeepSeek-R1、ChatGPTやGeminiができない「高度な推論+Web検索」を同時にやってしまう

deepseek の Web UI は私の新しいお気に入りのチャットです。深い思考 (r1 を使用) + Web 検索により、他のモデルがひどく失敗するほとんどすべての質問に対して、素晴らしい答えが得られます。