断捨離とは、「不要なものを断ち、必要ないものを捨て、物への執着心から離れる」という考えの整理法のひとつです。「ミニマリスト」に近い感覚ですね。
僕はもともと「自分がいつ死ぬか本気で分からない」と生前整理を始めたことがきっかけで、断捨離の快感に覚醒しました。
汚部屋時代に比べると、持ち物の80%以上は断捨離してきました。これまでに捨てたものをまとめると、45リットルのゴミ袋50個分は余裕で超えているでしょう。
断捨離は「引っ越し」や「遺品整理」のときに避けては通れない道ですが、実践者の中には「たくさんの物を捨てて後悔した」という人も少なくないはず。
今回は、断捨離を実践しても後悔しない「必要そうだけど要らなかった7つのもの」に焦点を絞って紹介していきます。
①意外とかさばる「紙の本」
「紙の本」って意外とかさばりますよね。紙の本をやめて、電子書籍に移行しましょう。
ひとつの端末に何十、何百冊という本を入れて持ち運べるのは、予想よりもずっと快適で便利です。
30日間無料トライアル中の Kindle Unlimited なら、200万冊以上のマンガ・雑誌・本が読み放題なので、コスパもいいですね。
Kindle Unlimitedの詳細をチェックするとはいえ、「紙の本も捨てがたい……」という方もいらっしゃると思います(かくいう僕がそう)。
別記事では、電子書籍と紙の本の使い分けも詳しく解説しているのでチェックしてみてください。
「紙の本を買いなよ」から考える電子書籍と紙の本の使い分け
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②高すぎる「スマホ料金」
冷静に考えて、月に7,000~9,000円のスマホ料金ってめちゃくちゃ高いですよね?
僕は、8年間お世話になっていたauから格安SIMの mineo にしたところ、なんと月々の使用料金を約5分の1にまで節約することができました。
「 お手持ちのau、ドコモ、ソフトバンク端末がそのまま使えて安くなる 」というのは本当だったんですね。
月額5,310円以上、年間63,720円も節約できる計算になります。
中には「格安SIM」に難しい印象を抱く方もいらっしゃるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
「何も知らない状態」から準備した僕でも、自宅にいながらauからmineoに変えることができました。
面倒な工程をたった1度、面倒な道のりを歩むだけで、あとはずっと楽なままです。悩んでいる時間がもったいない。
スマホ料金を断捨離して、浮いた資金で体験や知識、お気に入りアイテムへ投資しましょう。
詳しいmineoへの移行方法は、自宅にいながら格安SIM「mineo」に申し込んでみたで紹介しています。
mineo公式ページ③必要以上の「文房具」を持つこと
文房具っていつの間にか溜まってたりしませんか?
「もったいない」と言いながら引き出しにしまったボールペンは、もしかすると1年経ってもそのままかもしれません。
試しに、家にある大量の文房具をひっくり返してみたら──。
- ハサミ:10本
- カッター:4本
- 耳かき:4本
- 消しゴム:4つ
- 定規:4本
- 鉛筆:数えるのが面倒なほど(およそ100本)
- シャーペン:上に同じ(およそ20本)
- ボールペン:上に同じ(およそ30本)
- 用途が不明:多数
まるで「文房具屋さんか何かなの?」と思ってしまうほど大量の文房具が出てきました。
不要になった文房具を大量に断捨離したときの体験記事も書いているので、ぜひチェックしてみてください。
不要になった文房具を断捨離!正しい捨て時は「収納したい」と思ったとき
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④「小銭貯金」という習慣
銀行口座を断捨離したとき、いっしょに「小銭貯金」もやめました。理由は、「小銭貯金は面倒だし、実はそんなにお金が貯まらない」から。
「その日のうちに出た小銭を、1日の終わりにすべて小銭貯金用のビンに投げ込む」というワイルドな貯金方法だったんですが、ズボラな僕はこれすらも面倒になってしまったんです。
本気で貯金したいなら「天引き貯金」が一番です。これは間違いありません。
小銭が出たらATMで口座に放り込む、それすらも面倒なときは、あらかじめ1,000円、2,000円などにまとめておいて電子マネーにチャージするようにしました。
小銭もじゃらじゃらしないし、財布の中もすっきり。小銭貯金やめて正解でしたね。
⑤何かと増える「銀行口座」
僕はこれまで7つの銀行口座を所有してました。
- みずほ銀行
- 埼玉りそな銀行
- 三井住友銀行
- ゆうちょ銀行
- ゆうちょ銀行振替口座
- 住信SBI銀行
- 楽天銀行
銀行口座って、給与振込の指定銀行やらなんやらで何かと増えていくんですよね……。
冷静に考えて、銀行口座は3つか、4つあれば十分です。
というわけで、不要な銀行口座を断捨離ィ!(ついでにみずほの積立定期預金も断捨離した)
残った4つの口座の使い道は、それぞれ以下の通りです。
- 住信SBI銀行(給与振込用)
- 三井住友銀行(引き落とし用)
- 楽天銀行(生活用)
- ゆうちょ銀行(貯蓄用)
月初めにSBI銀行から一定額をそれぞれの口座へ移し、ほとんど自動で運用できるようにしています。
銀行口座が少なければ、その分だけ管理するカードと労力が減りますし、お金の流れも把握しやすくなります。
財布の中のカード類も減らそう
お金の流れを把握するという点では、「カード類は最低限しか持たない」という対策もおすすめです。
僕は、財布に3枚のカード(保険証・免許証・クレカ1枚・)しか入っていませんが、特に困った覚えはありません。ポイントカードは1枚も持っていませんし、会員カードなども極力作らないようにしています。
「ポイントを貯めないなんて損だ!」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、僕にとっては「ポイントのことを考える時間」が損なので、いっそのことポイントカード類はすべて捨ててしまいました。
そもそも、財布が小さければカードを減らさざるを得ないので、思い切って財布の断捨離、あるいは新調してしまうのも効果的ですよ。
おすすめは、STORUSのマネークリップか、アブラサスの小さい財布ですね。僕はアブラサスの小さい財布を愛用し始めてもう5年は経っています(その前はずっとマネークリップ)。
【レビュー】ストラスのマネークリップがおしゃれでかっこいいから心の底からおすすめしたい
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⑥プレッシャーになりがちな「夢を持つこと」
「夢」と聞くと、なんとなく敬遠してしまう感覚ありませんか?
なんとなくプレッシャーを感じてしまうというか、息苦しく感じてしまうというか──。
夢は、結局のところ「やりたいことの延長線にあるもの」なんですよね。
「好きなことで、生きていく」が実践できている人って、「それが大好きで、気がついたら続いていた」というパターンが多いと感じています。
- 好きなことに夢中になる
- 好きだから続ける
- いつの間にか続いてた
- いつの間にかそれで飯食ってた
好きじゃないと続きません。続けてさえいれば、必ず"何か"は手に入ります。
だからこそ、いきなり「夢」というビッグなゴールを目指すのではなく、目の前にある自分の「やりたいこと」を1つずつ拾っていく。
これこそが「好きなことで生きていく人生」への近道なのではないでしょうか?
僕は、「夢」から「ただのやりたいこと」にランクダウンさせた結果、毎日のように自分の好きなこと、やりたいことをやって暮らすことができています。
「やりたいことが多すぎて困る?行動に移すための5つの方法」という記事も書いていますので、ぜひ参考にしてみてください。
やりたいことが多すぎて困る?行動に移すための5つの方法
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⑦「1日3食は絶対」という固定概念
捨てた。思いっきり捨てた。
「1日3食は食べるべき」という固定概念は、「実はいらないものTOP3」には間違いなく食い込んできますね。
かれこれ、7年ほど1日2食の生活を送っていますが、特に悪い影響は出ていません。むしろ、心身ともに良いことづくめです。
ただし、食事量の制限の効果は個人差があるので、「1日2食を避けたほうがいい人の特徴」もチェックしておきましょう。
1日2食健康法は嘘なのか?7年間朝食抜きで効果を検証した結果まとめ
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⑧なんとなく「100円ショップ」に行くこと
僕の経験上、100円ショップで買ったものは「ほとんど残らない」です。
なんとなく買ったカゴ、ペン立て、ゴミ箱、ケースなど──。100円ショップに行くと、つい「何かのついで」でいろいろなモノを買ってしまいがち。
強いて言うなら「コロコロの替え芯」ぐらいは100円ショップで十分かもしれませんが、「ついで」で買ったものは大して必要のないものであることが多いです。巧妙なトラップですね。
だからこそ、そもそも100円ショップに行かないことが重要です。もし行くとしても、あらかじめ「買い物リスト」を作っておいて、それ以外は絶対に、何があろうと買わないこと。
「100円ショップ」は、不思議と『なんでも魅力的に見えてしまう魔法』がかかっている危険地帯なので、万全の準備をしてから乗り込むようにしましょう。
⑨時間泥棒の「スマホゲーム」
僕は超がつくほどのゲーム好きです。一度ハマってしまうと寝食を削ってまで熱中してしまいます。
おそらく、これまでゲームに費やした時間を換算すると泡を吹いて卒倒することでしょう。
ということで、モンスト・デレステ・Deemo・ツムツム・パワプロ・パズドラなどのゲームアプリを、わんわん泣きながら断捨離しました。特に、ログイン573日目で卒業したパズドラは辛かった……。
これまでのプレイ時間のことを考えると「削除ボタン」を押す手が震えましたが、今後の人生のことを思うと思い切って全消去して正解でした。
遊びも大切ですが、どうせ遊ぶのであれば、1つか2つに絞りましょう。
スマホは無意識のうちにマルチタスクになりやすいですし、将来的に「脳に甚大な悪影響を及ぼすアイテム」としても危険視されています。
ぜひ今のうちからスマホとの付き合い方を考え直しておきましょう。
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まとめ
「こんなに捨てて大丈夫かな?」
「大事なものを捨ててしまったらどうしよう」
という不安を感じるのは当たり前なので、安心してください。「必要なもの」「大切なもの」は自然と残っていきます。
「自分の習慣」や「何気ない考え方のクセ」も、気づかないとなかなか変えられないものなので、ぜひこの機会に「実はいらない習慣と考え方」を断捨離してみてくださいね。