OpenAI CPO「2027年より前にASI(人工超知能)実現するかもしれん」Anthropic CEO「ASI実現したら寿命が2倍になるかもしれん」

まだ1月だってのに、やけに慌ただしいな──。

OpenAI CPO「2027年より前にASI(人工超知能)実現するかもしれん」

OpenAI CPO ケビン・ウェイル:

AIの急速な進歩を考えると、AGIまたはASIは予想よりも早く、おそらく2027年より前に開発される可能性がある。

Anthropic CEO「ASI実現したら寿命が2倍になるかもしれん」

アントロピックのCEOダリオ・アモデイ氏は、超人的なAIの実現にはあと2~3年かかると述べ、数年でそれらのモデルが完成すれば人間の寿命を2倍にできる可能性があるとしている。

OpenAIは2月か3月に完全なo3をリリース予定。さらにo4のトレーニングもすでに開始済み?

OpenAI 最高製品責任者のケビン・ウェイル氏がスイスのダボスにあるジャーナルハウスでインタビューを受ける

  • OpenAIは「近々」o3-miniをリリースし、その後「すべてが順調に進めば2月か3月」に完全なo3をリリースする予定。2025年第1四半期にはAIエージェントがChatGPTにフォーム入力やウェブ閲覧などのコンピュータータスクを実行させる予定。
  • OpenAI メディア マネージャー ツールはまだ開発中であり、時期は不明 (「様子を見ます」)、ヒューマノイド ロボットは 2025 年に予定されていません
  • チップ製造については、ケビン氏は「様子を見よう」とだけ述べた。

OpenAIのケビン・ウェイル氏は、AIモデルの反復サイクルが短縮されていると語る。o3は現在、世界で175番目に優秀なソフトウェアエンジニアであり、すでにo4のトレーニングを行っており、「能力のさらなる大きな飛躍」を期待している。

僕「AGIの影響を過小評価してたかもしれん」

「AGIは仕事を奪うか?」という問い自体がAGIの本質を見誤っている可能性|仕事という車から降りるときでも書きましたが、僕はもしかしたら──というか、ほぼ間違いなくAGIの本質を見誤っていたように思います。

SoftbankとOpenAIが主導するAIインフラ計画「スターゲイト」がトランプ大統領から発表された件といい、今回の記事のようなテック企業トップ層の発言といい、そのどれもがAGIの影響力のデカさを物語っていると言えるでしょう。

スターゲート計画発表時に孫正義、サム・アルトマンと並んでいたOracleのCTO ラリー・エリソンは、「あらゆる個人に対して癌に対するワクチンを48時間以内にロボットで製造するっすよ」とか言ってたし、無病、寿命倍増も決して夢物語ではなさそう。

しかも、早ければ2~3年でASIが実現するということで、未来がユートピア、ディストピアのどちらに傾こうと、変化の大きい刺激的な時代が訪れることは確実。本当にすごい時代を生きている。あと、日本人で良かった。

オラクルのラリー・エリソン氏:AI は、あらゆる個人に対して癌に対する mRNA ワクチンを設計し、48 時間以内にロボットで製造します。

「これが AI の約束です。」

今後数年間に覚えておくべき最も重要なことの 1 つは、AI の機能が飛躍的に向上するにつれて、AI を使用して個人として構築できる範囲も飛躍的に拡大するということです。