2024年11月1日にOpenAIから発表された「ChatGPT search(AIを用いた新しいウェブ検索機能)」がヤバすぎたので、3か月振りに有料プランの課金を再開しました。
この機能は、ウェブ検索の結果をAIが要約して表示することで、ユーザーが何度も検索を繰り返す手間を省くことを目指しているとのこと。
ChatGPT searchの主な特徴は、以下の通りです。
- 記事作成時点では、ChatGPT PlusとChatGPT Teamの加入者のみが利用可能。将来的には無料ユーザーも利用可能になる予定。
- 専用ボタンをクリックするか、ChatGPTへの通常の質問への応答として使用できる。
- ユーザーは出力内容に返信することで検索結果を深掘りしたり、情報源ページへのリンクを表示したりできる。
- 「GPT-4oを『OpenAI o1-previewからの出力抽出を含む合成データ生成技術』で追加学習したモデル」を使用。
- 買い物や旅行関連の機能強化、OpenAI o1-previewの推論能力を活用した改善が計画されている。
- 天気、株価、スポーツ、ニュース、地図などの最新情報を視覚的に表示する機能も搭載。
OpenAIは、「既存のウェブ検索エンジンよりも優れた回答を提供できる」と主張しているように、今後、ChatGPT searchは"Googleを脅かす存在"になりそう。
従来のウェブ検索とAI検索の違い
従来のウェブ検索では、ユーザーは検索キーワードを入力し、表示された大量の検索結果から、自身で必要な情報を探し出す必要がありました。これは、時間と労力を要する作業であり、場合によっては求める情報に辿り着けないこともあります。
一方、ChatGPT searchは、AIがウェブ検索の結果を要約し、ユーザーに提示します。ユーザーは、AIが提供する情報をもとに、さらに質問をしたり、関連情報を要求したりすることで、より深く情報を探求することができるんですね。 また、情報源となるページへのリンクも表示されるため、必要であれば原文を確認することも可能です。
つまり、AIを使った検索は、情報収集が圧倒的に楽になるだけでなく、欲しい情報へのアクセスも深掘りもスムーズにしてくれる──もっと簡単に言えば、AIがブログ記事を"ものの数十秒"でまとめてくれるようなものです。
天気、株価、スポーツ、ニュース、地図などの最新情報を視覚的に表示
天気や地図などの最新情報を視覚的に表示する機能も搭載されているので、ますますGoogleを使う機会が減っていく予感がしますね。
おそらく、そう遠くない未来にChatGPT上で店の予約や買い物ができるようになるでしょう。さて、これから一体いくつのサービスがOpenAIに喰われていくのか──。
Search GPTで一番感動したのはこの機能。
レストランの検索をするとGoogle Mapが表示されて、地図の拡大やレストランリストも確認できる。
そのまま電話、Webサイト、道順まで表示可能。
これは食べログなどのサービスを完全に獲りに来てる。
ChatGPTが全てを喰らい尽くす勢い。 pic.twitter.com/ZPdmzdI7iC
— チャエン | デジライズ CEO《重要AIニュースを毎日最速で発信⚡️》 (@masahirochaen) November 1, 2024
SEOは死んだ
今はまだ有料プラン課金ユーザーしかGPT searchを使うことができませんが、今後、無料ユーザーも利用が可能になる予定です。
実際に使ってみると分かりますが、GPT searchでの検索は、Googleと比べて圧倒的に楽なんですよね。その出来は、もはや「そうそう、これだよ、これ。検索って本来こうあるべきなんだよな」と思ってしまうほど。
まあ、正直に言うと、まだPerplexityやGenspark、FeloなどのAI検索ツールと比較してGPT searchが優位な点は見えてきていません。ただ、複数のツールを行ったり来たりする必要がなくなるのは大きなアドバンテージです(当分はいくつかのAIツールを並行して検索結果を取捨選択する必要はありそうですが)。
AI検索が一般層にまで普及するにはそう時間はかからないと僕は踏んでいます。つまり、従来のGoogleなどのエンジンを用いた検索は、およそエンタメ的な要素──検索プロセスにおける偶然の出会いを楽しむ等──を持った娯楽的な立ち位置になっていくのではないかな、と思っています。
これはつまり、SEO*の死を意味します。*SEO──検索エンジン最適化──とは、検索エンジンの検索結果において、特定のウェブサイトが上位に表示されるようにウェブサイトの構成や記述などを調整すること。
ブログを書いている身としては複雑な気持ちですが、僕としては、「むしろAI検索でSEOが死ねば、もっと自由にブログ書けるんじゃね?」という思いが強く、どちらかと言うと嬉しさが勝っています。
今後は「いかにAIに記事を拾ってもらえるか?」を考えてブログ記事を書く時代がやってくるのかもしれませんね。SEOでアクセスが見込めなくなれば、自ずと流入元はAIによる引用、もしくはXやYouTubeなどのSNSになっていくのは目に見えていますし。とはいえ、AIの進化はアホみたいに早いので、こちらで対策を打っても有効に機能するかどうかは不明です。
AI検索が主流になった場合、SNSをやっていない僕のこのブログは、今よりも「孤島化現象」が進んでいくことでしょう。まあ、それもいいか。
ファッキン円安、20ドルが3,000円とか草なんだが
ところで、ChatGPT Plusの課金額は月に20ドルです。GPTの機能を見ればそれでも十分にコスパ高志くんなんですが、日本円にすると約3,000円と、少し痛めのマネーなんですよね。
現在の僕のスマホ使用代は月々55円なので、ChatGPTへの1か月の課金額で、約4年半もスマホを運用することができる計算になります。円、クソよえーな?
明日の朝起きたらChatGPTの有料プランが安くなっていると嬉しいです。──そう、だいたいSwitch Onlineかカントリーマアムの18枚パック、せめてアマプラあたりの価格になっていただけると、毎日決まった時間にOpenAIの本社がある方向へ頭と手をスリスリするんですけどね。
せっかくChaGPTに課金したので、元を取れるように頑張って使い倒しやがります。今日は寝かさねえぞ、この、コスパ高志くんめ。