夢日記を効率的に書く方法|明晰夢と幽体離脱を体験したい人向け

しばしば話題になる「幽体離脱」と「明晰夢」。

あなたも一度はこの言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?

実は、この2つ、訓練次第でどうとでもなるんです。コツさえ掴めば、自由に夢をコントロールすることが可能なのです。

夢を通じて現実世界へ体外離脱を試みたり、はたまた、魔法や超能力を使って夢の世界を自由に駆け巡ったりすることもできます。

その先駆けとなるものが「夢日記」ってわけ。

手っ取り早く"幽体離脱"と"明晰夢"を体験したいなら「夢日記」

数々のオカルト経験から導き出した、霊感0の人でも幽霊を見ることができる「とっておきの方法」でもお話しした通り、非現実の世界を味わうための訓練法はたくさんあります。

しかし、どれも時間がかかったり、コツを掴むまでに大変だったり、非常に忍耐のいるものでもあります。

もちろん、これらを会得すればさらなる高みへと行くことができるでしょう(オカルト的に)。

「そんな時間ねーよ!」「手っ取り早く明晰夢見てーんだよ!」

そういった方のためにご紹介できる方法が「夢日記」だということです。

夢日記をつけることで自己意識を高める

夢日記を書くことで、夢の中での自己意識が高まります。

つまり、夢の中で夢だと自覚しやすくなる、ということです。

大抵の場合、夢にはパターンがあります。夢の中で頻繁に起こるイベントや出来事、出現場所、登場人物、etcetc……。

それらを把握しておくことで、夢の中で夢だと気づきやすくなるのです。

僕たちは就寝中に平均5回の睡眠サイクルを行っています。一晩で約100分間の夢を見ていることになるのだそう。

レム睡眠とノンレム睡眠を繰り返しており、それぞれのサイクルの終わりになるとレム睡眠期間が訪れ、朝に近いサイクルほどレム睡眠の時間が長くなる、というわけ。

そのため、夢を覚えている可能性が高いのは必然的に朝になります。夢日記を書く最適なタイミングは朝起きた瞬間だということです。

夢日記にはかなりのリスクがある

楽、ということはそれなりにリスクもあるということです。

何かを得るためには何かを差し出さなければなりません。この世界の普遍的なルールです。

夢日記を始める際には、危険性などを十分に理解してから行うようにしてください。詳しくは、夢日記を実際につけてみたら「もろはのつるぎ」だったをご覧ください。

夢日記を効率的に書く方法

さて、こちらの記事でも夢日記の書き方については触れているのですが、今回はさらに突っ込んだ内容をお届けしようかと思います。

1.アンカーを作る

寝る姿勢になった状態で、自分のよく見える位置に目印となるオブジェクトを配置します。

ぬいぐるみでも、絵でも、時計でも、なんでもいいです。できれば動かないものがいいですね。

就寝前、起床時直後、夜中の覚醒時など、目が覚めたらとりあえずそのオブジェクトを見ましょう。そして、「夢を覚えておくぞ」と自分に強く念じます。

何度か繰り返していくうちに、その情報が潜在意識に刷り込まれるようになります。

これは「神経言語プログラミング」と呼ばれる心理テクニックを使った方法で、オブジェクトを見るというキッカケによって、潜在意識が脳に働きかけてくれるようになるのです。

目覚まし時計をセットした朝に限って、いつもより早く目が覚めたりしませんか?

あれも潜在意識のなせる技です。「早く起きるぞ」と潜在意識に働きかけることで、自分では意識せずとも自然に目が覚めてしまうのです。

2.すぐにノートに書く

起きたらすぐに夢日記を書きましょう。他のことをする前に書きましょう。

起き上がったり、カーテンを開いたり、スマホを開いたり、喋ったりする前に、です。

何らかの行動をすると、脳の神経細胞が活発になり、「夢」の記憶を他の情報で上書きしてしまいます。

なぜノートなのか?

「なぜ、ノートなのか」という点に関しても同じことが言えます。

「夢の記憶」の大敵は刺激です。夢日記を記録するためにスマホを開けば、他の刺激に遭遇する確率が高くなります。

LINEやメール、アプリゲームの更新情報、ニュース、カレンダースケジュールなどなど。

スマホや携帯電話は刺激の楽園。夢日記の天敵です。

3.漢字や文法は一切気にせず、「現在進行形」で書く

文章や文字の間違いなどを考える必要はありません。とにかく一つでも多くの夢のかけらを記録することが先決です。

後で見返したときに理解さえできればいいのです。箇条書きでも、イメージの色や感情でも、なんでもいいので書き出します。

また、この時は「現在進行形」で書くようにします。自分がもう一度その夢を見ているかのように書くのです。

「◯◯を見た」ではなく「◯◯を見ている、それから……」という風に、"次の要素につながりやすくなるように思い出す"ことがポイントです。

4.ラクガキをする

印象として残っている場所や人、その他のイメージを"絵"として記録してください。

ラクガキレベルで十分です。上手く描こうとせずに、あくまでイメージを補助するためにスケッチを取りましょう。

後で見返したときに夢の記憶を引っ張り出す効果もありますし、脳の中にあるイメージを絵としてアウトプットすることで夢を思い出しやすくなるという効果もあります。

面倒臭がりの人はここまででOK

夢日記を続けることが難しそうな方は、とりあえずここまでご紹介した方法でOK。

毎日ではなくとも、書けるときに書けばいいのです。

夢日記を多く書けば書いた分、夢を覚えている可能性は高くなります。

しかし、焦らなくても大丈夫。日数を重ねていくうちに、だんだんと夢の輪郭が見えてくるはずです。

さらなる高みへ「夢の考察」

さらに夢日記を極めたい人は、ぜひ「夢の考察」を行いましょう。

夢日記を見返し、夢のテーマを考える

夢には必ずテーマがあります。自分が書いた夢日記の内容を見ながら、キーワードとなっている要素を抜き出していくのです。

例文として、僕が2年前の5/13につけた夢日記です。

5/13
鶴の足をひたすら切断させられる。丸みを帯びた銭湯らしき場所。ガラス越しに鶴を見ている。

夢の中で自分がいた場所、登場人物、感覚や意識、その時の感情、音や声などの聴覚情報、その他オブジェクトなどをもとにテーマを絞り出していきます。

簡単な話が「夢診断」ですね。
「どうしてそのような夢を見たのか?」「この夢にはどんな意味が込められているのか?」

物事には必ず原因があり、結果があります。

"理由なくして何かは起きない"のです。

今回の僕の夢日記の場合、「恐怖」が大きなテーマとなっている気がします。

"ガラス越しに鶴を見ており自分ではどうすることもできない"=無力さ?、"足を切断するというグロテスクな行為"=何かを恐れている?、"銭湯"=リラックスを求めている?

このように、単語ひとつだけでも様々な考え方ができるというわけですね。

現実世界と照らし合わせて考えてみる

現実世界で自分が感じていることなどがあれば、それも夢日記に書いてみてください。
現在直面している大きな出来事や、悩み、その時の感情、疲労度、睡眠時間、飲酒量、食事の回数、天気、季節、書くことはいくらでもあります。

夢と現実はどこかで必ずリンクしています。

夢日記を頻繁に読み返すことで、夢に出てきたシンボルやオブジェクトなどが、現実世界の経験などとリンクしている場合に気づく可能性が高まるはずです。

どういった時に夢を覚えていやすいのか、自分の夢の"癖"はどこなのか、現実世界と照らし合わせて夢の方向性を考察してみてください。

自分の「夢の癖」が分かれば明晰夢に入りやすくなる

夢日記を書き続けていると、自分の夢の癖がだんだんと見えてきます。

落ち続ける夢、追われる夢、死ぬ夢、飛ぶ夢、逃げている夢、走っている夢……。

長く夢日記を付けていれば、必ず偏りが出てくるはずです。

落ちる夢が多い場合には、「落ちる夢=夢だと気づく」と自分に言い聞かせることで明晰夢に入りやすくなります。夢の中にもアンカーを作っておくのです。

アンカーさえ作っておけば、ある程度自由に明晰夢に入ることができるのです。

夢だと気づいた瞬間、夢の世界が見る見るうちにクリアになっていくのです。

この感覚は本当に素晴らしいです。まるでこちらの世界が現実世界だと思ってしまうほど。

まとめ

「夢日記」をつけることで幽体離脱、明晰夢を体験しやすくなります。

少しでもこれらの夢を体験できたら、夢日記にもそのことを記録しておいてください。

夢日記の考察が今後の「夢コン(夢コントロール)」の鍵を握っています。

ただし、いずれにせよ異変を感じたらすぐに夢日記等は中断してください。

夢は本来、脳と身体を休めるもの。夢を多く覚えているということは、それだけ脳が休めていないということ。

そして、夢というものはその人物の精神状態が如実に現れるものです。

精神状態が悪いときには夢日記や幽体離脱、明晰夢を見ることはやめておきましょう。

あまりハマりすぎると、夢の中でトラウマを作ることになります。

僕は、今でも鳥肌が立ってしまうような夢をいくつも覚えています。忘れたくても忘れることができません。思い出しただけでゾッとします。

いずれこの記憶たちもブログで共有させていただこうと思っております。例にならって、"閲覧注意記事"になること間違いなしですが。

また、ご紹介した方法は自己判断、自己責任でよろしくお願いいたします。万が一、予想できないことが起こったとしても僕は責任は取れませんので。

それでは楽しい夢ライフを。