モテ男に8ヶ月密着取材してわかった「モテる男」の5つの特徴

男ならだれしも一度は願ったことがあるだろう、"モテたい"と——。

大勢の美女をはべらせ、渋谷のスクランブル交差点を我が物顔で闊歩かっぽする。まさに両手に華、両足に華、上からマリコである。

今回、僕はモテたい男性諸君のために「モテ男」への密着取材を試みた。その期間、なんと8ヶ月である。

モテ男を観察し、話を聞き、仮説を立て、研究を重ねてきた。その中でわかったいくつかのことを紹介したい。

題して、モテ男に8ヶ月密着取材してわかった「モテる男」の5つの特徴である。

教官
モテたいんだろ?! 言っちまいなよ! 「モテたい」って言っちまいなよ!
モテたい男
モ、モテたいです……!!(どどん!!)(見開き1ページ)(×印ベタ塗り)

はじめに

ちなみに、今回の記事の執筆許可は「モテ男」からいただいていない。これは僕の独断で行ったものであり、「モテ男」を通して知り得た「個人的見解」に過ぎないからだ。

ゆえに、ここに書かれたことを実践して結果が伴わなかろうと、こちらでは一切の責任を負いかねる。他人のせいにする男なぞ、モテはせん(抑止力

また、本記事から僕、あるいは僕の周囲の人間関係のことを察したとしても、口外しないでいただきたい。具体的な地名や個人名、あらゆる名称についてはフィクションだ。

もし何かがわかってしまったとしても、それはあなたの心にそっとしまっていてほしい。それに、男は多少の秘密があったほうがミステリアスでモテる(抑止力

モテるための努力は悪いことじゃない

女性陣から『えーマジ研究? キモーイ モテるための研究が許されるのは小学生までだよねー』という声が聞こえてきそうだが、モテるために研究することは悪ではない

人は誰しも理解されたがっているし、誰かのことを理解したいものだ。「女心は一生わからない」というのは、たしかに間違いではないのかもしれない。

それでも、女心を理解するために努力する男たちの姿を、誰が笑うことができようか?

「理解できないから」と諦めてしまった者に、幸運の女神はほほえむのだろうか?

否。断じて違う。わかり合えないからこそ、わかり合いたいのだ。理解できないものを理解しようと懸命にもがく姿こそが美しいのだ。

少しでも近づけたのなら、少しでも理解できたのなら、少しでも相手の心に触れられたのなら、それは紛れもない勝者なのだ。

「モテる男」の5つの特徴

前置きが長くなってしまった。ここからは要点のみに絞ってお伝えしていきたいと思う。

モテ男に8ヶ月もの期間、密着取材して判明した特徴や必須条件をまとめた。

ネタバレをしてしまうと、密着取材というより、もはやモテ男と一緒に住んでいた。しかも、海外で、だ。

8ヶ月間のほとんどの時間をともに過ごした間柄である。今回の記事の信頼性にも説得力が増すことだろう。

誤解を避けるために言っておくが、決して変な関係ではない。

「モテ男」とは?

週一で話題の女性の名前がイリュージョンするという近しい友人がいるのだが、それを僕は心の中で勝手に「モテ男」と呼んでいる。

「モテ」にもさまざまな意味合いがあるが、ここではあえてモテの定義を限定しない。多くの女性に好かれるにしろ、一人の女性のハートを射抜くにしろ、根本的なところは同じだと思ったからだ。

1.モテ男はひたすら「相手に興味を持つ」ことに徹する

モテ男
とにかく相手に興味をもつこと。これが一番大事

ここが本記事で一番重要な事柄であり、モテの真髄だと僕は考えている。

すべてはここからはじまる。モテ男を観察していても、常に「私はあなたに興味があります」という姿勢を貫いているのだ。

そして、相手が話したいと思っていることを的確に判断し、その話題を広げていく。モテ男曰く、これは知識がなくてもできるそうだ。純粋に自分が気になったことを聞けばいい、と。

わからないことはわからないでいい。わからなかったら聞けばいい。これはどんな人間関係においてもそうだろう。聞かぬは一生の恥、聞くは一瞬の恥だ。

Q.どの話題を広げていけばいいの?

しかし僕のような トーシロ顔面すしざんまい からすると『どの話題を広げていけばいいの?』という疑問が湧いてくる。それはもう、とめどなく溢れてくる。

モテ男は「感覚でやっている」と言っていたが、僕はそこに隠された秘密があると思う。かなり「難易度が高いステージ」だと考えている。

「相手が話したい話題」「相手が興味のある話題」を判断するために必要なこと、それは相手から得られる情報だ。

それは声色だったり抑揚よくよう、表情や体勢などの情報から無意識的に導き出しているのだろう。これも真に相手に興味を持っているからこそできる芸当だ。

人は興味のあることを話しているとき、声のトーンがわずかに上がる。目が輝く。前傾姿勢になる。それ以外にも顔や身体にそれらは現れる。

それをとにかく観察するのだ。データで人の心はわからない。モテトーーク!は場数がものを言う。兎にも角にも、実践だ。

モテたい男
無傷の戦士など、いはしない!!

2.モテ男は「相手に合わせる」

モテ男は相手に合わせることが上手い。話すときのテンションや感情、会話中の行動にいたるまでシンクロしているように見えた。

意識的にしろ無意識的にしろ、相手の感情を読み取り、行動していることは明白だ。

心理学の分野で「相手が腕を組めば、こちらも腕を組む」というワザがあった気がするが、まぁそんなところだろう。ミラーリング効果というやつだ。

相手のペースをきっちり守る。リードすべきときはリードし、譲るところは譲る。モテ男はメリハリがしっかりしている

3.モテ男は「聞き上手・褒め上手」

モテ男は聞き上手で褒め上手だ。決して否定はしないし、意見がある場合は、相手の言ったことを肯定した上で伝える。

すごい、と思ったことはすぐさま褒め、相手を尊重する。相手の欲しい言葉をスッと出してくる。

モテ男が女性と話すときはいつもこうだ。そして、男に対してもそうだ。だからこそ、男女関係なく人から好かれるのだろう。

「聞き上手」というとただテキトーに相槌を打つイメージがあるが、そんなことはない。

聞くべきところはしっかりと聞き、自分が話すべきときは話す。暗い流れになりそうだったら、明るい雰囲気にたった一言で流れを変えたりする。

こんな芸当はとてもじゃないができない、と僕は思う。

モテ男は言う。

『だからこそ、相手に興味を持つことが大事なんだよ』と。

エスパーかよ。

4.モテ男は「基本をおさえている」

モテ男は、一般的に「モテ男はこうである」と言われている基本的要素はすべておさえている。

たとえば、「屈託なく笑う」「自慢話はしない」「明るく素直な性格」「話すべきところは話す」「連絡はマメに取る」「清潔」などだ。

モテ界隈()からすれば実に平凡だろう。だが、シンプルだからこそいいのだ。男から見ても、変に気張った「がんばってるやつ」よりも、基本に忠実な人のほうが好感触だ。

5.モテ男は「努力家」

本人が努力しているという感覚があるのかはともかく、それが才能でないとすれば「努力」だ。

モテ男は時として、相手の興味のあることを自分で勉強したりすることもあるらしい。たとえば、相手の好きなドラマをチェックしたり、興味関心がある分野をリサーチしたり、だ。

これを僕は「勉強熱心だ」という視点から見てしまいがちだが、モテ男はそんなことは思っていない。

相手に興味を持つからこそ、相手が興味を持っていることを知りたくなる」ということなのだろう。

まとめ

非常に足早な解説にはなってしまったが、これが僕が「モテ男」を8ヶ月観察してわかったいくつかのことだ。

やはり、どんな分野においても成果を出している人は相応の勉強や試行錯誤をしている。「そりゃ、モテるわ」ということをやっているのだ。相手に尽くしている、と言ってもいい。

モテ男は努力をしている。本人がどう言うかはともかく、少なくとも僕の目から見たら、相当の努力をしていた。そして、自信に満ち溢れていた。

兎にも角にも、モテ男のまとめだ。

  1. モテ男は「相手に興味を持つ」ことに徹する
  2. モテ男は「相手に合わせる」
  3. モテ男は「聞き上手・褒め上手」
  4. モテ男は「基本をおさえている」
  5. モテ男は「努力家」

もしかしたら、より研究を重ねればさらにさまざまな姿が見えてくるかもしれない。だが、それを僕はしない。モテ男の真髄を知ってしまったからだ。

モテ男
俺、人が好きなんだよね

もうね、デュラララ!!の折原臨也かと思ったよ。

人に好かれたいなら、まず自分から好きになること。人に興味を持たれたいなら、まず自分から興味を持つこと。

どんなテクニックやモテ術よりも絶対的に効果があり、確実性があることだ。

結局、恋愛も人と人とのつながりの形だ。ここに理論を持ってこようとすること自体がナンセンスな行為なのかもしれない。

ここまで読んでくれた人へ

このまま「モテ男」が「良いやつ」で終わってしまうのは釈然としないので、最後にモテ男直伝の「ゲスいテクニック」をお教えする。

モテ男
複数の女性と関係を持ちたい場合、各グループに1人が限度

女性は話す生き物。歩くフライデーだ。「2人だけのヒミツ♡」がいつの間にか周知の事実になっていることは往往にしてある。

つまり、どの女性とも良い関係を保ちたいのであれば、ロックオンする女性同士の接触は避けたい。だからこその、このルールだ。

※8割ほどの脚色が含まれています。解釈はお任せいたします。

ということらしい。ただし、彼が複数の女性と関係を持とうとするのは、「多くの人に素晴らしい思い出を提供したいから」だそうだ。

なんだろう、モテアーティストの人なのかな?

今回の記事の元になったツイート