【レビュー】ニンテンドースイッチ用にスピーカーロジクールZ120を買ってみた

「Nintendo Switchで遊んでるけど、もっと音にこだわりたい!」
「安いければそれに越したことはないけど、それでもある程度の音質は求めたい!」
「外付けスピーカーが欲しいけど、高いのは嫌。手軽で安価なスピーカーってないの?」

と思ってる人、いませんか?

僕もやっとの思いでスイッチを手に入れたんですが、「スピーカー欲しい!」というのがまず最初に思ったことでした。

「Proコントローラーも、Bluetoothイヤホンも欲しいでも、やっぱり真っ先に用意するのはスピーカーかなあ」

試しに、ニンテンドースイッチ用に「低価格スピーカーのロジクールZ120」を導入してみたところ、予想外に「いいじゃん、これ」となったのでご紹介します。

以下、ロジクールZ120のレビューと音質、使用感のまとめです。

こんな人にロジクールZ120はおすすめ

ロジクールZ120のキーワードは「手軽に・安価に」です。

こんな人におすすめ

  • ケーブルを増やしたくない
  • そこそこの音質は求めたい
  • 接続方法はカンタンにしたい
  • 手元でカンタンに音量を調整したい
  • 安価な外付けスピーカーを探している
  • HDMIディスプレイ or テレビ付属のスピーカーじゃ物足りない

ゲーマーたるもの、ゲームを楽しむときぐらい「音質」にこだわりたいものですよね。

手軽にスピーカーを使えて、モニター(外部ディスプレイ)でゲームをするなら、「イヤホンジャック型のスピーカー」で楽しむのが一番無難です。

「まだ外部ディスプレイを持ってないよ」という方は、ぜひモニターの導入を検討してみてください。大画面で楽しむゲームはやっぱり迫力が違います。24インチ(16:9のワイド画面で横53.04cm、縦29.87cmの長さ)のディスプレイでも、1万円台から用意されています。

Q. ケーブルがごちゃごちゃするのが嫌!

「ケーブルがごちゃごちゃするのが嫌!」という方は、マグネット式のクリップでコードをまとめてみるのもおすすめです。

Z120本体にもケーブルを収納できるスペースがありますが、クリップでまとめると、クリップ自体が差し色になって、また違うおしゃれな雰囲気を味わえます。

cheeroのCLIP Lightは「5つのカラー」がセットになっているので、用途によって使い分けることも可能ですし、ゲーム関連のコードをまとめれば、かわいい見た目に気分もアガります。

ちなみに、お札を挟んで「マネークリップ」として使ったり、メモをまとめておくこともできます。とっても便利な万能アイテムなので、ぜひ試してみてくださいね。

ロジクールZ120を購入するまでの経緯

HDMI未対応ディスプレイは音声が出力されない

僕はこれまで、スイッチを「TVモード」で遊ぶため、本体と手持ちのディスプレイを「VGAメス to HDMIオスの変換アダプタケーブル」でつないでいました(今時、HDMI未対応のディスプレイは珍しいのですが)。

HDMI未対応ディスプレイに映像を映すための変換ケーブル

HDMIに対応していないディスプレイは音声が出力されないため、必然的に、イヤホン、もしくはスピーカーが必要になります。

長らく「映像は外部ディスプレイ、音声はスイッチ本体にイヤホンをぶっ挿す」という形で遊んでいたんですが、案外、イヤホンって「耳が疲れる」んですよね。

「せっかくTVモードで遊んでいるのだから、スピーカーで音声を楽しみたいな」と、ずっと思っていました。

イヤホンで遊ぶと、首輪がつながれた犬みたいになる

作曲のときに使用しているパワードスタジオモニターYAMAHAのHS5でも音声出力は可能なのですが、さすがにデスクに対して大きすぎるし、それぞれのスピーカーごとに電源(コンセント)も必要になります。

作曲用のスピーカーはゴツすぎて邪魔

デスクにちょこっと置ける小型のスピーカー」なら、手元で音量のコントロールができるし、見た目もすっきりするし、いいことづくめです。

低価格スピーカー「ロジクールZ120」使用レビュー

低価格で聴きやすい音質を持つ「ロジクールZ120」を購入してみました。購入価格は、Amazonで1,290円(セール特価)でした。

届いた!

Z120のポイント

  • コンパクト、かつ操作がカンタン
  • コンセント不要(USB接続)ですぐ使える
  • ケーブルを収納できるので、デスク周りがすっきりする

白いボディに、黒いフロントパネル──と、シンプルさとクールさが同居しつつ、どこか可愛らしさのあるデザインです。僕好みの素敵なフォルムだ。

仕様2ch USBスピーカー
入力端子3.5mmステレオミニジャック x1
出力0.6W+0.6W
外形寸法重量:(幅)88mm x (奥行)90mm x (高)110mm / 248g
コントロール右スピーカー上で電源および音量操作が可能
電源USB
保証期間2年間

ケーブルの長さは両方とも120cm(スピーカー間は約80cm)です。

デスクの大きさによっては、長さが足りなくなる場合もありますので、念のため「延長ケーブル」をあわせて買っておくといいかもしれません。

ドックとモバイルバッテリーからの給電はできない

ドックからの給電では音声が出力できなかった
モバイルバッテリーでは数分後に接続が切れてしまう

Z120の注意点ですが、ニンテンドースイッチのドック、およびモバイルバッテリーからの給電はできません

試しにドックにZ120をつないでみたのですが、スピーカーの電源ランプは点灯するも、音声は出力されませんでした。

モバイルバッテリーにつなぐと、一時的に音声は出力されるものの、数分後にスピーカーの接続が切れてしまいます。

Q. 本体スピーカーから音声が聞こえなかったり、音量が小さかったりするんだけど?

TVモードで遊んでいると、スイッチ本体のスピーカーからは音が出なくなります。テレビ(またはディスプレイ)の音量を調節してください。

また、スイッチ本体のヘッドホンマイク端子にヘッドホンやイヤホン、スピーカーがつながっていても、本体のスピーカーからは音が出なくなります。

詳しくは、ニンテンドーの公式ページのQ&A(よくある質問と回答)から確認できます。「TVモードってどうやるの?」という方は、Nintendo Switchのプレイモードと接続方法もチェックしてみてください。

ロジクールZ120の音質は?

Z120を使ってみてのざっくりとした感想ですが、「低音域はイマイチ、中高・音域はクリア」という印象です(音楽制作者の意見)。

低価格帯のスピーカーにしては音質のバランスが良く、ずっと聞いていても疲れにくい音なので、自信を持っておすすめできます。

スイッチをTVモードで遊ぶときは、ぜひ「ロジクールZ120」をゲームのオトモに選んでみてくださいね。

そのほかのおすすめ周辺機器・アクセサリー

「ネットで調べても、おすすめの周辺機器・アクセサリーが多すぎる! どうにかしてくれ!」

という方のために、ミニマリストゲーマーの僕から「これだけは!」というアイテムだけをご紹介させていただきます。

①任天堂純正のProコントローラー

Nintendo Switch Proコントローラー、通称「プロコン」です。

スイッチを遊び始めて間もない頃は、どうにもプロコンの必要性を感じられず、付属のJoy-Conグリップで遊んでいました

ただ、本体からJoy-Conを外してしまうと充電ができないんですよね。本音は「最初から充電グリップつけてよ!」なんですが。

プロコンを手に入れてからは、「Joy-Conの充電管理」という小さなストレスがなくなって、すごく快適になりました。正直、値段はちょっと高めですが、プロコンは間違いなく買ってよかったアイテムです。

最近はスプラトゥーン2にハマっているのですが、まず操作性が段違いです。グリップ感(手に持った感じ)がしっかりしてますし、充電もJoy-Conに比べて長持ちです。

プロコンは、ゲームをやり込みたい人にとっては必須のアイテムと言っても過言ではありません。

サードパーティ製のコントローラーについて

スイッチには、サードパーティ(ニンテンドー以外で互換性のあるメーカー)のコントローラーもたくさんありますが、僕が一番欲しい「動画キャプチャ機能」がついてるものがなかったんですよね。

ただ、サードパーティ製には、連射機能マクロ機能(複雑なボタン操作を、1つのボタン操作でに割り当てられる)を持ったコントローラーもあります。

遊ぶゲームによっては、純正のプロコンよりも適したものもあるかと思うので、自分のプレイスタイルにあわせたコントローラー選びをしてみてください。下のリンクから、サードパーティ製品を含めたスイッチ用コントローラーを探すことができます。

②Bluetoothイヤホン

「スピーカーで楽しむのもいいけど、やっぱりイヤホンで快適にゲームしたいなあ」

スイッチで遊んでいると、ふとイヤホンが恋しくなることありますよね。特に夜とか、ちょっとエッ!!なシーンとか──。

とはいえ、コード式のイヤホンはわずらわしいのも確かです。その点、Bluetoothイヤホンは、コードレスでゲーム音声を耳まで"直接"届けることができます。

ニンテンドースイッチはBluetoothオーディオに対応している(2021年9月15日のアップデート)ので、Bluetoothイヤホンとスイッチ本体さえあれば、音声をワイヤレスでつなぐことが可能です。

Bluetoothイヤホンのメリットは、

  • 部屋を歩き回っていても音声が楽しめること
  • イヤホンのコードが絡まって「うわあ」とならないこと
  • 首輪がつながれた犬のよう(イヤホンのコードが鎖みたいでしょ)にならずに済むこと

にあります。最近は、スイッチでスマブラSPのサウンドトラックをBGM代わりに聴いていたりもするので、部屋の中をふらふらしながら音楽が聴けるのはすごく快適です。

「Bluetoothイヤホン」を用意するだけで快適なゲーム環境が整うので、ちょっとでも「よさそう」と思った人はぜひBluetoothイヤホンをチェックしてみてください。僕のおすすめは、Appleのノイズキャンセリングイヤホン「AirPods Pro」です。

※イヤホンによっては音の遅延が発生することもあります。音ゲーやシューティングゲームなどを遊ぶ際には、ゲームに適した音声環境を選ぶようにしましょう。