「撮影用のライトがほしいけど、買おうとすると思ったより高いなあ」
「正直、そんなにいいものじゃなくて、簡易的なものでいいんだよなあ」
──と思って、ダイソーに売ってるLEDライトを「物撮り撮影用の照明ライト」にアレンジしてみました。
ダイソー自作撮影ボックスと組み合わせて使えば、写真のクオリティを手軽にアップさせることができますよ。
ブログやネットショップ、オークションなどの用途でよく写真を撮影するという方はぜひ試してみてくださいね。
今回は、
- ドライバーやはんだこてを使わず、角度調整可能な三脚つきライトを作る←カンタン
- ハンダゴテでダイソーのLEDライトにちょっと手を加え、USB電源タイプのライトに改造する←ちょいムズ
という2パターンで「ダイソーLEDライトを使った撮影用照明の作り方」を紹介していきます。
角度調整可能な三脚つきライトを作る
スマートフォンスタンドのみを使ったパターン
角度調整が可能で、三脚タイプのLEDライトを作っていきます。「作る」というより、単純に組み合わせるだけなので、およそ40秒で完成します。
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用意する材料は、以下の通りです。
- スマートフォンスタンド
- ダイソーLEDライト(単三電池3本使用)
「スマートフォンスタンド」を「ダイソーのLEDライト」に、
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──付けるだけ(ビニールテープ使用)。
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はい、完成です。角度調整が可能な「LEDライト」ができあがりました。
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紙ねんどを使ったパターン
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- 紙ねんど
- スマートフォンスタンド
- ダイソーLEDライト(単三電池3本使用)
ダイソーLEDライトをドライバーで分解し、「透明な丸い部品」を取り除きます。
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ライト部分に紙ねんどを詰め込み、
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──スマホスタンドをねじ込みます。
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再度組み立て、ビニールテープで補強すれば完成です。
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紙ねんどを使ったパターンは、あくまで「材料がなかった場合の代わりの方法」です。
ココがダメ
- 手が汚れる
- ネジを取り外す必要がある
- 紙ねんどが乾くまで時間がかかる
以上3点のデメリットがあるので、1.のスマートフォンスタンドが在庫切れでない限りは、1.の方法をおすすめします。
スマホスタンドの部品を接着するパターン
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スマホスタンドの上部についている丸い部品を、LEDライトの透明な丸い部品に接着します(前方のライト部分は切断する必要があります)。
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上手に接着できたら、再び部品を取り付け、LEDライトを組み立てます(※下の写真のLEDライトはUSBタイプに改造したあとのもの)。
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完成です。
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穴に突っ込むだけ
先端のLEDライトを取り除いてできた穴に「スマホスタンド」を突っ込むだけ、という力技もあります。「LEDライトが立ちさえすればいい」という方はこの方法で問題ありません。
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ただ、1.のスマートフォンスタンドのように角度が調整可能なほうが便利でしょう。
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ダイソーのLEDライトを「USB電源タイプ」に改造する
ダイソーのLEDライトを「USBタイプ」のライトに改造します。完成形は以下のようなイメージです。
※改造をする際には十分注意し、すべての作業・処理は自己責任でお願いします。
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用意する材料は、以下の通りです。
- スマートフォン用の充電USBケーブル
- ダイソーLEDライト(単三電池3本使用)
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まずは、USBケーブルのmicro USB Type-Bをザクッと切断し、カッターなどでケーブルの被覆を剥きます。ケーブルの中には灰色と白色の2本の線があるので、その先端も5mmほど被膜を剥いておきます。この際、芯線を傷付けないように注意しましょう。
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ハンダゴテを使って、先端のライト部分と乾電池部分の配線を分断します。
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このとき、LEDライトの裏側のネジ穴部分にUSBケーブルを通しておきましょう。
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このまま完成させたものの、すぐに問題が発生しました。結論、必ず「抵抗器」を噛ませよう。
問題発生→すぐさま「抵抗器」装着
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LEDライトを点灯させると、およそ10数秒でライト部分から煙が立ち込めてきました。
「抵抗器」を噛ませ、問題に対処していきます。「抵抗器」はその名の通り、電流の流れを阻害し抑える役割を果たします。
先ほど取り除いたライト部分から、「抵抗器」を取り除きます。
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LEDライトの部分に「抵抗器」を取り付け、配線をつなぎ直します。
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プラスとマイナスを間違えないようにしましょう(下の写真は完成後のものです)。
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USB電源タイプのLEDライトの完成です。
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乾電池はもう使わないので、金属部品は取り除いてしまってもいいですね。
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肉眼では分かりにくいですが、USBタイプ(写真右側)のほうが、乾電池タイプより若干暗めです(抵抗器を噛ませたので)。
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ダイソーLEDライト(USB)を使った撮影風景と作例
作成したUSBタイプのダイソーLEDライト2個(+上部から乾電池タイプ1個)とダイソー自作撮影ボックスを用いて、実際に「物撮り」の写真撮影を行ってみます。
作例と撮影風景です(作例に関しては一切の加工をしてません=無加工)。
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まとめ
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100均クオリティに関しては、割と見れるレベルの写真クオリティになったのではないでしょうか?
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ただ、やはり照明に関しては「やっぱりダイソーだなあ」という印象なので、撮影用のライトに関してはデスクライト、もしくはリングライトを使ったほうがいいかもしれません。
ほどほどのクオリティでよければ、今回のダイソーLEDライトで十分かと思います。
「ダイソー自作撮影ボックス」は、フィギュアやガンプラの撮影、商品レビュー用の物撮り、イベント用展示台にも最適です。
「作るのめんどくさい」という人は完成品を探してみてくださいね。
撮影ボックスも、撮影用のLEDライトも、安価で作れるので、興味のある方はぜひ挑戦してみてください。
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【100均DIY術】ダイソー自作撮影ボックスの作り方【1000円以下で揃う】
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