1年間続けていたニベアクリームとハトムギ化粧水の最強タッグスキンケア「ハトムギニベア」をやめました。
「ハトムギニベア」と呼ばれるスキンケア方法は、以下の2つのアイテムを組み合わせることで、ニキビや肌荒れ改善、美肌・美白効果があると言われています。
- ニベアクリーム
プチプラなのにもかかわらず、某高級クリームと成分が似ているらしいと評判 - ナチュリエのハトムギ化粧水
ハトムギから抽出された成分を配合した化粧水
1年ほど「ハトムギニベア」によるスキンケア方法を試してみましたが、はっきり言って、ほとんど効果はなかったです。どうやら僕の肌には合ってなかったみたいですね。
今回は、プチプラ+美肌・美白で評判の高い「ハトムギニベア」をやめた理由について赤裸々にお話ししていきます。
人によっては「お肌にバッチリ合う!」といった場合も大いにあると思うので、ニベアとハトムギ化粧水の詳細、使い方、おすすめの塗り方も紹介していきます。
筆者スペック
- 年齢と性別:23歳男性(当時)
- 肌質:乾燥肌とオイリー肌の混合肌
- 概要:10代から思春期ニキビに悩まされ、現在は大人ニキビに悩んでいる
ニベアとハトムギ化粧水の最強プチプラスキンケアとは?
「ハトムギニベア」と呼ばれるスキンケアは、ハトムギ化粧水の後にニベアクリームを肌になじませるシンプルな方法です。
学生などの若い世代を中心に幅広い年齢層に注目されていて、男性の肌にも合うスキンケア方法と言われています。
ニベアとハトムギ化粧水は、たいていのドラッグストアには置いてあり、それぞれの価格はどちらも1,000円以下のプチプラアイテムとなっています!
ニベアとハトムギ化粧水の価格
- ニベアクリーム(169g):約500円
- 白ニベア(50g):約450円
- ハトムギ化粧水(500ml):約600円
保湿力抜群の万能プチプラアイテム「ニベアクリーム」
ドラッグストアには必ず置いてあると言っていいほど、日本人には馴染み深い定番アイテムですね。
ニベアから発売されているニベアクリーム、通称「青缶」は、言うなれば「肌の守護神」です。
- 素肌のうるおいを守り、肌を健康に保つ
- 乾いたや冷たい空気、汚れなどの刺激から肌を守る
ニベアクリームを塗ることで、外の刺激から肌を保護し、荒れを防ぐ効果が期待できるんですね。
ちなみに、ニベアにはチューブタイプ、56g入の中型缶、169gの大容量タイプの缶といったラインナップがあるため、用途に合わせて自分好みの量を選ぶことができます。
なぜニベアが注目されているの?
ニベアクリームが注目されている理由は、ズバリ、アメリカ発祥の高級クリーム「クレーム ドゥ・ラ・メール」と成分が類似しているから、です。
なんとニベアは、クレーム ドゥ・ラ・メールに配合されている22種類の成分のうち15種類、つまり、約70%もの成分を含んでいるそうですよ。
──単刀直入に聞きますが、本当にニベアとドゥ・ラ・メールは似ている?
尾崎幸子氏(以下、尾崎) 非常に似ています。クリームとしての基本の「つくり」は、ほぼ同じと言ってもよいと思います。ニベアは19種の成分、ドゥラメールは22種の成分から構成されていますが、このうち重複している成分はオレイン酸デシル、ジステアリン酸Alなど15種。これらはすべて、クリームとしての基本機能を担う部分で、多くは石油由来成分で構成されています。
ニベアは普通のクリーム!? 化粧品開発者がニベアとドゥ・ラ・メールを徹底検証|サイゾーウーマン
天然の保湿成分配合のコスパ最強アイテム「ハトムギ化粧水」
ナチュリエのスキンコンディショナー、通称「ハトムギ化粧水」は、肌への刺激が少なく、肌の調子を整えてくれると評判の定番コスメアイテムです。
- 無香料・無着色
- 人気&ユーザー数ともにNo.1
- 重ね塗りしてもベタつきにくい
- 天然植物成分ハトムギエキス配合
- ビタミンB群・タンパク質・カルシウムが豊富に含まれている
ハトムギ化粧水に含まれる天然成分「ハトムギエキス」には、美肌にとって効果絶大のアミノ酸が豊富に含まれています。
さらに同成分は、ノンアルコール・無香料・無着色で保湿力も抜群なので、ニキビや肌荒れ、肌を美しく保つためにも効果が期待できます。
「ハトムギ化粧水」には、その名の通り、ハトムギの実から抽出された成分が2つ、配合されています。
- ヨクイニンエキス(ハトムギの種子から種皮を取り除いたエキス)
- ハトムギエキス(ハトムギの種子を皮ごと抽出したエキス)
どちらも同じハトムギの種子から得られるものなので、効果に大きな差はありません。
ニベアとハトムギ化粧水の使い方
ニベアとハトムギ化粧水を使ったスキンケア方法の流れとしては、洗顔→ハトムギ化粧水→ニベア(乳液)の順番で肌に塗布するだけ。
単体ではすぐに蒸発してしまうハトムギ化粧水を、上からニベアを重ね塗りして壁を作ることで、より効率良く肌に浸透させることが可能です。
それぞれを組み合わせることで相乗効果が生まれ、以下のようなさまざまな美肌効果をもたらしてくれると言われています。
- 肌荒れ防止
- ツヤ肌効果
- 保湿力アップ
- ニキビ・吹き出物の改善
互いが互いを補い合い、活かし合う、まさに「プチプラながらも最強のタッグ」と言えるでしょう。
おすすめの塗り方と順番
基本的な塗り方と順番は以下の通りです。
- 洗顔後にハトムギ化粧水をコットンにたっぷりと染み込ませる
- ニベアを手のひらで伸ばし、肌へ優しく塗布する
簡単ですね。ハトムギ化粧水の後にニベアを塗ることで、肌から水分が逃げないようにすることが目的です。
また、ハトムギ化粧水をティッシュに染み込ませてパック代わりにする方法もあります。めちゃくちゃお手軽なので、寝る前に試してみてもいいかもしれませんね。
肌別のスキンケア順番チャート
- 普通肌:洗顔→化粧水→ニベア(手のひらで温めながら)
- 乾燥肌:化粧水とニベアを交互に塗る(ミルフィーユ塗り)
- 混合肌:洗顔→化粧水→ニベア(化粧水と手のひらで混ぜてから)
共通するコツとしては、叩くようにパッティングして肌に塗布するという点です。
また、ニベアクリームとハトムギ化粧水の比率は「ニベアパール粒1個分:ハトムギ化粧水500円玉大がベスト」だそう。
肌の質や状態によって変わってきますので、自分なりにアレンジしながら模索していくといいでしょう。
乾燥がひどい人は、ミルフィーユ塗りを2〜3回、多い人だと5〜7回するそうです。
ただし、ケアのやりすぎも良くないので、自分の肌と相談して回数を決めることをおすすめします。
ハトムギニベアの注意点
ニベアに含まれる「ミネラルオイル」には、肌の透明感を増す効果があるので注意が必要です。
つまり、ニベアを朝に使うと、太陽の光を吸収しやすくなり「日焼けの原因」になってしまう危険性があるということですね。
ハトムギニベアによるスキンケア方法を行う場合は、日焼けの心配がない夜に行うのがおすすめですよ。
ハトムギニベアをやめた理由とは?
ニキビが一向に改善しない
「やり方も簡単で手軽だし、2つ買っても1,000円ぐらいだし、とりあえずやってみるか」とスタートしたハトムギニベアですが──。
なんと実践開始から2週間でニキビが増加しました。えっ、美肌とか嘘じゃね。
最初のうちは「そうかそうか、これが好転反応なのか」と思っていたんですけど、このとき、早くに気が付くべきでした。
「これはデトックス効果でもなんでもなくて、ただ単に肌に合っていないだけなのだ」と。
それから3ヶ月ハトムギニベアを続けても、ニキビは一向に改善しませんでした。
この時点で中断すればよかったんですが、
「もう少し我慢すれば、きっと効果が出てくるはず……。ニキビが増えるのは一時的なもので、肌は回復しているに違いないんだ……」
と頑なに使用をやめなかったんですよね。
おそらく、
「ハトムギニベアが肌に合わない」と認めたくない
「これまで続けてきたのだから、途中でやめるのはもったいない」
という理由から使用をやめられなかったんだと思います(すっかり習慣になってしまっていたことも関係あるかもしれない)。
1年間、試行錯誤を繰り返すも結果は得られず
その後も、およそ1年間にわたってハトムギニベアのスキンケア方法を研究し、実践し続けてきました。
ティッシュを使ってハトムギ化粧水パックを作ったり、ニベアと化粧水の比率を変えたり、塗る時間帯や順番を変えたり──。
それでも、ダメでした。
なんというか、悔しいというより、「ああ、やっぱりね」という感想が先に来ましたね。
むしろ、
「ちゃんと塗らなくちゃ」
「このやり方で合ってるのかな?」
「今度こそは絶対にニキビを治すぞ!」
などと考え過ぎていたこと自体がストレスになってニキビが悪化していたのかもしれません。肌にとっては、ストレスが一番の敵ですし。
結果として、「ハトムギニベアによるスキンケア方法は、合わない人もいる」ということが判明しました。ぐぬぬ。
「1週間で効果が出る」はウソ?
ニベア+ハトムギの口コミを見てみると、「1週間で効果出たよ!」というレビューを見かけることもありますが、あれって本当なんでしょうか?
ハイチオールの公式サイトによると、「肌のターンオーバー(一定のサイクルで肌が新しく生まれ変わること)には約6週間が必要である」と記載されています。
当然、ターンオーバーが起きる期間には個人差があるとは思いますが、さすがに1週間で効果が出るとは考えにくいですね。もし効果を感じたとしても、それは表面的なものでしょう。
ハトムギニベアの効果が出ているかのチェックには、最低でも1ヶ月、女性の場合はホルモンバランスの関係があるので3ヶ月ほどは様子を見るといいでしょう。
赤み・はれ・かゆみ・刺激等の異常が現れた場合は、ハトムギニベアによるスキンケア方法はすぐに中断し、肌の状態に応じて皮膚科を受診することをおすすめします。
炎症・肌荒れ・ひりつきは、好転反応とはまったく異なるものです。僕のようにムダな努力を続けてしまう前に、スキンケア方法が果たして自分の肌に合っているのか慎重に判断しましょう。
最終結論→あらゆるスキンケアを一切やめた
それから僕は、ハトムギニベアはもとより、ニキビ改善のためにやってきたスキンケアを一切やめました。
あらゆる努力が気泡と化し、完全に心をポッキリと折られてしまった僕は、
「余計なことをしなくても、人間の体にはもともと自分で身を守る力があるはずだ」
と半ば開き直ることでしか、もう人間の形を保つことができなくなってしまっていたのです。
何の効果も得られないスキンケアをやめれば、ムダにお金や時間もかけることもなくなりますし、肌が持つ本来の力を取り戻すこともできます。まさに一石二鳥、一石三鳥のような話です。
これまでのスキンケア方法をすべて捨てて「何もしない」という選択をするには、正直、かなりの勇気と覚悟が必要でしたが、結果としては大正解でした。まさか「何もしない」が最適解だとは露ほどにも思わなかったよね。
10年間ニキビに悩んできた男が「あえて何もしない」ことを選択した話
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スキンケア方法よりも大事な2つのこと
①どんなに高級な化粧水よりも「質の良い睡眠」のほうが効果的
「睡眠」は、人生のおよそ3分の1もの時間を占めるとても重要な時間です。睡眠の質をどれだけ高められるかが、肌の調子をすべて決めていると言っても過言ではありません。
どんなに高級な化粧水を使うことよりも、睡眠の質を向上させることのほうが確実に美肌につながります。これはガチ。
人間の聴覚や視覚などの"感覚"は、寝ているときでも常に働いています。アイマスクと耳栓を装着することで、余計な情報をシャットアウトし、睡眠の質をぐっと向上させることが可能です。
睡眠の質が上がれば、生活の質はもちろん、肌質も間違いなく向上していくことでしょう。肌の改善をしたい方は、まず睡眠をハックしましょう。
僕はハトムギニベアの2つを買うより、めぐりズム買います。
②どんなに人気のスキンケア方法よりも「徹底的に"腸"を整える」ほうが効果的
良い肌を作るための条件は、スキンケア方法にあるのではなく、「どれだけ"腸"の状態を整えられるか?」にかかっていると言っても過言ではありません。
実際、僕は
- バナナ
- ヨーグルト
- 味噌汁や納豆などの発酵食品
- プロバイオティクスのサプリメント
- 1~2リットルのミネラルウォーター(いろはす)
を毎日欠かさず摂取するようになってから肌の調子がバリバリ良いです。
以下、おすすめの商品をまとめておいて置きます。自分の体調に合わせて、腸のスキンケアを始めてみましょう。
- 乳酸菌→届く強さの乳酸菌W
睡眠の質を向上させる効果もあるけど、ちょっと高いのが難点。 - ミネラルウォーター→2Lいろはす×8本
Amazonの定期便で注文してる。月1,000円ほどで健康が買えるなら安いもの。 - ヨーグルト→ビフィズス菌がおすすめ(ビヒダスか恵)
コスパを優先するならヨーグルトメーカーで自作する方法が一番良き。 - 整腸剤→ビオスリーかミヤリサン
人によって合う合わないあるので注意。
ビオフェルミン(ビフィズス菌系)もあるけど、3種類の菌が入ってるビオスリー(酪酸菌、糖化菌、乳酸菌)のほうが初心者向け。 - 食べ物・飲み物→納豆、キムチ、味噌などの発酵食品 / オールブラン / ヤクルト1000(Amazonにもあるけどヤクルトレディから買ったほうが断然安い)
- サプリメント→iHerbで一番人気のプロバイオティクスサプリ
購入時に僕の紹介コード「ABX1853」を入力すると、10%のクレジットを僕とあなたでお互いに5%ずつもらえます。
一気にやるのはちょっと大変なので、まずは意識的に水を摂取すること、あとバナナとヨーグルト食べることから始めてみましょう。
現代人は慢性的な「食べ過ぎ」
どんなに化粧水や睡眠に気を付けていたとしても、食事のバランスが取れていなかったり、食べ過ぎてしまっていると、肌に甚大な悪影響を及ぼします。
脂っこいものや甘いもの、スナック菓子を避けるのは当然として、特に「過食」には最大限の注意を払いましょう。
僕は「1日2食の生活」をもう7年ほど継続していますが、痩せすぎず、太り過ぎず、ちょうどいい体型をキープしています。もちろん、肌の調子も好調です。
ただし、1日2食の生活は人によって合う合わないがあるので、実践は「1日2食健康法のメリット・デメリット」を十分に理解してから行うようにしてください。
「筋肉が欲しい」「体重を増やしたい」という方はともかく、食べ過ぎは体にとって悪でしかありません。肌状態の悪化も含めて、まさに万病の元ですね。
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