iPhoneは旅カメラとしてどこまで戦える?海外旅行に向いているカメラまとめ

カメラは旅とは切っても切り離せないアイテムですよね。だからこそ、悩んでしまう旅カメラ選び

「スマホがあればカメラはいらない」と心で思いつつも、「せっかくの旅行なのだから、ちゃんとしたカメラで撮影したい」という気持ちもあったり——。

一眼レフ、ミラーレス一眼、コンパクトデジタルカメラ、アクションカム、ウェアラブルカメラ、スマートフォン、etcetc……。

「選択肢が多くて、ひとつに決められない!」

という方のために、「海外移住経験あり」で「旅好き」の僕が、「海外旅行に向いているカメラまとめ」を紹介していきます。

旅カメラはコンパクトで軽量なものを

旅行では移動時間が長くなったりしますよね。その間、重いカメラを持ち歩くのは体力的にもしんどいです。

カメラといえばやっぱり一眼レフみたいな印象もありますが、「旅行に持っていくのはちょっと……」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

デジタル一眼レフは圧倒的な高画質とレンズの豊富さが強みですが、なんと言っても重いし、かさばります。

最近だとミラーレス一眼や高性能なコンパクトデジタルカメラも登場しているので、小型軽量かつ高性能なカメラ選びも十分に可能です。

もしかすると、iPhoneのスマホカメラでも求めている写真のレベルに応えられるかもしれませんよ。

実際、僕はiPhone XSを手にしてから、「あ、このレベルだったら海外旅行にも持っていけそうだな」と感じましたしね。

旅行地域によっては盗難に注意

僕はフィリピンへ住んでいるとき、約3ヶ月の間に計3台のスマホを盗難されました。

自分の不注意が主な原因なのですが、旅行する地域によっては「盗難の予防や防止」を考える必要があります。

日本は世界の中でも治安がトップレベルでいいので、海外へ行くときは、「ここは外国だぞ」と肝に銘じて、十分に警戒するようにしてください。

そこまでビクビクしなくてもいいとは思いますが、僕は「バスの中から窓を開けてスマホで写真を撮ろうとしたら、外からいきなり人がやってきてスマホを盗られた」なんて話も聞いたことがありますので。

同じく、カメラの管理方法にも気をつけたいところです。貴重品は肌身離さず、しっかりと管理するようにしましょう。

僕がやっていた治安悪い場所でのカメラ対策

僕の場合、治安がすこぶる悪いと言われている地域に行ったとき(フィリピン・セブ島のカルボンマーケットなど)は、コンデジを常にショルダーバッグの中に入れておきました。

「撮影したいときはすぐ取り出して撮影、写真を撮り終わったらすぐバッグへ」という小心者スタイルです。

実際に行ってみたら大して治安が悪いとは感じなかったんですが、トラブルというのはいつどこで起きるかわかりませんからね。備えあれば憂いなし、です。

旅行におすすめのカメラとは?

これまで僕は、国内外を含め、いろいろな場所を旅をしてきました。

フィリピン(移住)やマレーシア、タイ、ハワイ、アメリカ(大陸横断)——と、東南アジアとアメリカが中心です。

その中で、よく見かけた「日本人の観光客や留学生が持っていたカメラ」を参考にしつつ、「海外旅行に向いているカメラ」をまとめていきます。

盗難対策という意味でも、軽くて、コンパクトなものを揃え、取り回しのよさを重要視しました。

【注意点】
ここでまとめているカメラは、現在すでに新しい機種が販売されている場合があります。

ただ、機能にはそれほど差がないことがほとんどです(よほど画期的な変革であれば別ですが)。

「新機種=高価格」となっていることもあるので、海外旅行のためのカメラを選ぶときは注意してください。

おそらく、カメラに割ける予算というのも決まっているかと思いますので、機能と予算のバランスを見て判断するといいと思います。

SONY DSC-RX100M3

高級コンデジ市場でも人気の「RX100シリーズ」です。RX100M4やRX100M5は10万円を超えるカメラなので、かなり高級路線の機種と言えるでしょう。

僕は2年ほどRX100M3を使っていましたが、値段とスペックのバランスが非常に良いコンデジでした。ちょっと前に壊れてしまったんですけど、また購入しようかなとも考えています。

次に買うとしてもRX100M2か、RX100M3でしょうね。RX100M2との大きなちがいとしては、ビューファインダーがあるかないか、そしてチルト可動が180°可能かどうか、です。

RXシリーズの比較についてはこちらの記事が詳しくまとめられていたので紹介しておきます。

2020年2月現在、「RX100 M3」の後継機として「RX100VII」が最近機種となっています。

Canon PowerShot G7X Mark2

G7Xの後継機である「G7X Mark2」。大きなちがいは感じにくいですが、高画質化や低ノイズ化、手ブレ補正の性能がアップしてます。

スペック的にもあまりRX100M3と変わらないですが、タッチパネル対応、タイムラプス機能があるのは魅力ですね。

ちなみに、RX100M3でもアプリを購入することでタイムラプス機能が可能ですよ。

2020年2月現在、「PowerShot G7X Mark2」の後継機として「PowerShot G7 X Mark III」が最近機種となっています。

LUMIX LX9

RX100M3とG7X Mark2と並んで比較されることが多い「LUMIX LX9」。電子シャッターや暗所でのオートフォーカス性能、4K動画などなど、使いこなせば強いです。

ただし、高機能ゆえに使いずらそうな感じはありますね。「LX9じゃないとダメ」という理由がなければ上の2機種を選んでもいいかも。

「RX100M3」と「G7X Mark2」と「LX9」の比較について

この3機種は、価格帯や機能も似通っている部分が多く、比較されることが多いです。

RX100M3とG7X Mark2、そしてLX9の比較についてはこちらの記事がわかりやすかったです。

ちなみに、僕だったら「RX100M3」が好きですね。

GoPro HERO7 Black

超小型カメラといえば、やっぱり世界の「GoPro」ですよね。手のひらサイズで持ち運びも便利で、コンパクト性や丈夫さも兼ね備えてます。

サードパーティのアクセサリーも充実しているので、組み合わせによって撮影の幅が広がることもポイントです。

動画撮影も4K画質を実現していますし、最新機種であるGoPro HERO7 Blackはスーパーフォト機能(HDRやローカルでのトーンマッピング、ノイズ低減といった機能で写真を最適化する)も搭載してます。

HERO6のときは「静止画イマイチだなぁ」って感じでしたが、HERO7はスーパーフォト機能のおかげで動画撮影に静止画撮影も任せられそうです。

サードパーティだって優秀!GoProのおすすめアクセサリー7選
2020年2月現在、「GoPro HERO7 Black」の後継機として「GoPro HERO8 Black」が最近機種となっています。

iPhone XS

番外編というか、こいつも立派なカメラと呼べる存在でしょう。

ポートレートモードを搭載した、iPhone XS。もはやスマホつきカメラと言っても過言じゃない。

撮影後にも被写体の深度をコントロールでき、いわゆるボケを後から調節できるわけですね。これは一眼レフやコンデジにはない機能です。

さらに、明るい写真と暗い写真を同時に撮影して良いところだけ合成しちゃう、なんていう「スマートHDR撮影」にも対応してます。

画素数も1200万画素と申し分ないし、4K動画の撮影だってできちゃうんです。しかも手ブレ補正&ステレオ録音&60fpsでね。

60fpsってすごいの?

すごいです。fpsってのはフレームレートのことで、60fpsだと1秒間に60枚の静止画が流れています。地上波のテレビが30fpsなので、そのすごさ、わかりますでしょうか?

iPhone XSと一眼レフ(EOS 6D Mark Ⅱ)の比較についてはこちらの記事がわかりやすかったです。

スマホがあればカメラはいらない?旅行での撮影はスマホカメラで十分
2020年2月現在、「iPhone XS」の後継機として「iPhone 11(iPhone 11Pro)」が最近機種となっています。

まとめ

今回ご紹介したのは、それひとつだけでもメインで「旅カメラ」を任せられるものです。

それぞれに得意なこと、不得意なことがあるので旅の目的や自分のスタイルによってカメラ選びをしていきましょう。

個人的には「もうスマホだけでいいかなぁ」なんて思っていたり。あとはサブでGoProがあると面白そうかな。

次に買うとしても、きっとまたRX100シリーズを選んじゃいますね。やっぱり軽さは正義ですよ。