【保存版】中途半端な趣味ばかり?多趣味な人が抱える「35の悩み」にすべて答える

このページでは、多趣味の人なら一度が考え、思い、感じたことがあるであろう、

趣味に関する35の悩みや疑問

をピックアップし、質問と解答をわかりやすく「Q&A形式」でまとめています。

「多趣味ゆえに深い話についていけない…」
「多趣味だけど、ひとつの趣味を極めたい…」
「自信を持って趣味だと言えるものがない…」

という悩みから、

「趣味は何個ぐらいがベストなの?」
「趣味は仕事にしないほうがいいの?」
「趣味の優先順位のつけ方ってあるの?」

という疑問まで、

「ここを見れば、趣味に関する悩みや疑問が一気に解決する!」

——となることを目標に記事を作成したので、ぜひ趣味について悩んでいる方は役立ててみてください。

「趣味全般」に関する趣味の悩み・疑問

趣味ってどうやって見つけるの?

趣味とは、専門としてではなく、楽しみとして愛好する事柄のことを言います。

「何が趣味なのかわからない…」
「趣味ってどうやって見つけるの?」

と迷ったときは、一度「趣味の本質」について考えてみるといいかもしれません。

趣味の本質は、「障壁を乗り越えること」にあります。

趣味単体での「障壁」ではなく、あくまで自分という個人から見た「障壁」です。

趣味になる可能性=「不満を解消したい」「不足を補いたい」という欲求がある

何も困っていない、何も不自由していない、すべて足りている——これが、いわゆる「無趣味」の状態です。

つまり、「趣味がなくて悩んでいる=趣味が見つかる一歩手前の状態」と言い換えることができます。

とにかく熱中できる何かが欲しいのか、役立ちそうなスキルを習得したいのか、暇をつぶせれば何でもいいのか——。

目的によって趣味に求める要素が変わってくるので、人によって「趣味の見つけ方」は異なります。正解はありません。

今の自分は何を求めているのか、何を感じて、何を考えて、何を思っているのか?

「趣味が見つからない…」と悩んでいる方は、まず「自分と会話する」ことから始めてみてはいかがでしょうか?

自信を持って趣味と言えるものがない…

「自信を持って趣味と言えるものがない…」という方は、もしかすると「ひとつ壁に当たると投げ出してしまう、飽きてしまう、冷めてしまう傾向」があるのかもしれません。

思い当たる節がある場合には、比較的「壁が少ない趣味」を見つけてみるといいでしょう。

ひとつの趣味に飽きを感じてしまった場合でも、ちょっとの変化を与えることでマンネリ化から脱却できるケースがあります。

  • (趣味の)時間帯を変えてみる
  • 普段はしない——選ばない——ような変化をつける
  • YouTubeやTwitterなどを参考にして違うアプローチを考えてみる

「自信を持って"趣味"と言えない」という大きな要因として、まず「続かない(から趣味と言えない)」ことが挙げられます。

少しの変化をつけることで、趣味に新しい刺激を生み出せますし、ひとつの趣味から別の趣味に派生することもあります。

必ず趣味を持たなきゃいけないという義務はないので、「あ、何かやらなきゃ」と自然と思えるタイミングが来るまでは焦らず、じっくりと今この時を楽しみましょう。

どこからが「趣味」なの?

自分が趣味だと思っていれば、それは趣味です。

「少しかじった程度で趣味だなんて言うなよ」と考える人も確かにいますが、気にする必要はありません。

もし「胸を張って趣味と呼べるレベルのものがない…」と感じているなら、これからその趣味に関しての知識や技術を伸ばしていけばいいだけ。

悩んでいる暇があれば、趣味を楽しむべきで、「まだ趣味と言えないな」と思うなら、そこからまたスタートすればいいのです。

どのぐらいの期間やっていたら趣味と呼べる?

「どれぐらいの期間、またはどのぐらいお金を使っていたら趣味」という明確な基準はありません。

期間というよりは「ある程度、習慣的にやっているかどうか?」でしょうか。

1年に1回ぐらいを10年続けていたとして、それが趣味なのかは、本人にしか判断できないことです。

趣味かどうか判断するのは、他人でも、ましてや世間ではありません。自分自身です。

「趣味に没頭する」ってどういう状態のこと?

他を顧みなくなるほど趣味——ひとつの物事——に熱中すること、ではないでしょうか?

趣味が食べること、寝ることなんだけど、これって趣味って言える?

食べることや寝ることも、考えようによっては「趣味」と言えますね。

ただ、誰かに「趣味はなんですか?」と聞かれたときに「寝ることと食べることです」と言うのはおすすめしません。

それ以上、話が広がらない、または相手に「あっ、この人これ以上話したくないのだな」と思われてしまう危険性があります。

僕の場合は「最近、昼寝にハマってて、ニトリの『高さを10段階変えられるパイプ枕』を買ったんですけど、これがまたよくてですね——」などと話を広げられるので、あえて隠すようなことはしませんが。

同じように、食べることが趣味なら、どういう地域の、どういう食べ物にハマっているのかまで話すと、変な勘違いをされなくて済みます。

もっとも、誰かに趣味を聞かれたときは、相手や話の流れなどの状況から判断して、最適だと思われる趣味のことを話します(多趣味だからできる芸当。別に嘘をついているわけではないので問題なし)。

趣味って自己満足なの?

趣味は、自己満足ですね。好きだから好きで、趣味だから趣味なのです。

他人がどう思おうと、どう言おうと、自分が趣味だと思っていれば、自信を持って趣味と言っていいんですよ。

人の趣味にとやかく口を出すような人間は無粋です。

趣味を一人で楽しみたいと思うのは変なの?

趣味を一人で楽しみたいと思うのは、何も変ではありません。

趣味の種類にもよりますが、

「自分の趣味を他の人に知られたくない」
「同じ趣味の人との交流を求めていない」

という場合は、自然と一人で楽しむことになるのではないでしょうか?

同じ趣味の人同士でワイワイしているのをSNSで見かけることがよくあるかもしれませんが、あれは単に「みんなで楽しんでいるから」よく見かけるような気がするだけです。

趣味は息抜きです。自分自身が「息抜きできている」と思えなければ、それは趣味ではありません。

僕の趣味は映画・アニメ鑑賞、楽器演奏、ゲーム、絵を描くこと、文章を書くことなどですが、すべて一人で楽しんでいますよ。

「趣味」と「興味」の違いって何?

「趣味=行動」
「興味=思考」

という解釈で問題ないと思われます。

「面白そうだな」と思っているのは興味があるということ、それから「やってみよう」と何らかの行動に転じれば趣味への第一歩、というイメージでしょうか。

飽きっぽい自分にぴったりの趣味を教えて!

趣味は、ある日、ふと見つかるものです。

少しでも興味が湧いたら、すかさず飛び込んでみること、とりあえずやってみることが大事なのではないでしょうか。

趣味がない状態というのは言い換えれば、いつでも、どんなことでも始められるということです。

確かに、趣味には時間やお金がかかりますし、自分のことを多趣味と自覚している人の中には、「どうせ続かないから新しい趣味になかなか手が出せない」と考えてしまう人もいるかもしれません。

ただ、僕としては、「少しでも興味があるものなら、思い切って始めてみてほしい」ですね。

始めてみたら意外とおもしろくてハマってしまった、なんてことも珍しくはないですから。

たとえすぐに飽きてしまって、買い揃えた機材や装備類が無駄に思えてしまっても、いつまたその熱が再発するともわかりません。

「ちょっとでも自分が楽しめそうな可能性があるもの」なら、とりあえず手を出してみて損はないかと思います。

それ単体で考えると損にかるかもしれませんが、人生という広い括りで考えてみれば、それはきっとプラスになります(もしマイナスだったとしても、自分でプラスにする他ないので)。

多趣味で飽き性の僕がこれまでやってきた30の趣味をまとめた記事があるので、興味がある方は参考にしてみてください。

家で&一人でできるおすすめの趣味30選!スキマ時間を有効に活用しよう

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趣味は何個ぐらいがベストなの?

趣味に割ける時間やお金、労力にもよりますが、「趣味を『極める』となると、2つ、多くても3つぐらいがちょうどいい」んじゃないかな、と思います。

準備段階にお金がかかる趣味(カメラや釣りなど)だと、装備一式を揃えるだけでもけっこう出費がかさみますからね。

僕の場合は、「ひとつの趣味に飽きた、もしくは疲れたら、違う趣味を挟んで気分転換をする」という「ハンバーガー戦法」を取り入れることも多いです。

たとえば、対戦ゲームのような「"上"を目指す趣味」の場合、「上には上がいる」という事実が飽きや疲れの原因になることもあるでしょう。

「疲れ」や「飽き」というのは、とどのつまり、「同じ筋肉や脳の部位を長時間使ったことによる『凝り』」なので、適度に休憩やブレイクを挟むと、より趣味を楽しむことができるはずです。

シャーロック・ホームズだって、推理に煮詰まったときはバイオリンで作曲して考えをまとめますしね。

趣味と言えども、疲れや苦痛を感じたときは「適度に休む」ことを心がけてみてはいかがでしょうか?

おすすめの趣味の組み合わせってある?

  1. 自分で作る趣味——絵・料理等
  2. 受動的に楽しめる趣味——テレビ・ゲーム等
  3. 強制的に出掛ける趣味——旅行・散歩等

おすすめの趣味の組み合わせがあるとすれば、この3つでしょう。

以下のツイートが参考になります。

今日教授が「自分で作る趣味(絵・料理等)」「受動的に楽しめる趣味(テレビ・ゲーム等)」「強制的に出掛ける趣味(旅行・散歩等)」の3つの趣味があると人生楽しいよって言ってて、「二次創作」「マンガやゲーム」「イベント参戦」の3つをこなしてる私はなるほど人生楽しいわけだと深く納得。

— 羽坂💎🍮&🥞 (@hasaka_k) February 21, 2015

僕は配分的に「強制的に出掛ける趣味」が圧倒的に少ないので、そろそろアウトドアキャンプ(外でお湯沸かしてコーヒーを淹れてのんびりするだけ)をまた再熱させたい……。

趣味を変える方法はある?

趣味を強制的に変える方法として、「これまで趣味で収集してきたものをひとつ残らず捨てる」という荒業があります。

集めたものをすべて捨てて、ゼロの状態にすることで、新しいことを始めるきっかけになります。

実際、僕は身の回りのものの8割を断捨離した結果、趣味だけでなく、生活習慣もがらりと変わりました。

【断捨離】こんまり流「片づけ祭り」の順番とやり方を画像つきで解説するよ

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「多趣味な人」に関する趣味の悩み・疑問

「多趣味」はいいことなの?

好奇心が旺盛だというのは、素敵なことですよ。

それだけ「自分が興味を持てる事柄が世界に多く存在している」ことと同義なので、悩むどころか、誇るべき案件です。

たとえ、多趣味で熱しやすく冷めやすいのだとしても、話のネタには困りませんし、いろいろ経験しているからこそ見える世界もあります。

ただ、「多趣味だ」とは言っても、長く続けられる、没頭できる趣味がひとつでもあると、また見える景色が違うと思います。

多趣味でも、趣味が少なくても、自分が楽しければ——人に迷惑を掛ける、生活に支障をきたす、といったことがない限りは——それでいいのです。

多趣味は自分をダメにする?

価値観が広がるので、むしろ「自分を成長させている」と言えるのではないでしょうか?

自信を持って、多趣味、していきましょう。

多趣味で中途半端な自分が嫌い…

「ひとつ長く続けられる趣味がほしい…」
「次から次へ、新しいことに挑戦してみては、すぐに飽きて辞めてしまう…」
「必要なものを買っても、すぐに使わなくなってしまって、ものがだんだん増えていく…」

多趣味な人にありがちな悩みですよね。

新しいことを始めるときが一番エネルギーを使います。多趣味だということは、それだけ「パワーを持っている=パワフルな人」ということです。

長く多趣味を続けていれば、いつかきっと没頭できる趣味にも出会えます。仮に出会わなかったとしても、「広く浅く」だったとしても、多趣味は誇れることです。

別に誰にとがめられるわけでもないので、自分が心地よいペースで趣味を楽しめばいいのですよ。

無理に趣味を作るのはいいことではありません。

熱中できない、没頭できないというのは、「本当に好きになれていないだけ」なので、ごく自然な流れと言えます。悪いことではありません。

夢中になれるような趣味が見つかるまでは、「そのまま」でいいです。

それでも、中途半端な自分が嫌というのであれば、まず「自分のやるべきこと」から始めてみてください。

嫌なことをやる中で、本当に自分の好きなものの出会える、または再発見できることもありますので。

「何をやっても中途半端で続かない」からこそ見えてくる可能性とは?

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「熱しやすく飽きっぽい」は悪いこと?

「飽きっぽい」「熱しやすく冷めやすい」と言うからなんだかマイナスに思えるだけであって、多趣味は決して悪いことではありません

「何かを極めている状態」というのは、「好きで好きで続けていたら、いつの間にか上達していた」という場合がほとんどだと思います。

つまり、まずは「熱中できる趣味を見つけること」「いまの趣味に没頭することを恐れないこと」が重要なのではないでしょうか。

「何かを極めたい」から始まる趣味もあるとは思いますが、「上を目指す気持ち」や「プラス(能力や仕事)への転換意欲」が強すぎると、それは趣味ではなく、スキル習得や資格取得といった別物になってしまうかもしれません。

熱しやすく冷めやすいは悪なのか?趣味にハマりやすく飽きやすい人の5つの特徴

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趣味が多い人は、それだけ日常生活に「興味を引くもの」が多い?

「自分の心が自然と向くことを興味と言い、実際に行動に移すと趣味になる」

興味のないことを趣味にはできないので、多趣味の人はやっぱりそれだけ「興味を引くもの」が世界に多いのでしょうね。

趣味の多さは「アンテナの広さ」に関係します。これは、広いからいい、狭いからいい、という話ではありません。

多趣味というのは、その人が生まれ持った素質なので、そう変えられるものではありませんし、そもそも変える必要がないものです。

多趣味ゆえに深い話についていけない…

僕も多趣味人間なので、深い話ができるほど詳しくない趣味が多いです。

「『浅めの話であれば会話ができる』というレベルの知識と技術を持ち合わせているだけ」

というときは、話題となっている趣味をいろいろな方向から見たり、考えたりして話してみるといいです。

知らないことは素直に聞いて(知らないから恥ずかしいということはない)、相手がすでに知っていそうなことだとしても、自分が知っている範囲で話してみる——。

お互いに知っていること、知らないこと、あると思います。

相手が相当の知識と技術の持ち主だとしても、詳しいからこそ考えてもみなかったこと、初心者しかわからないことも、きっとあります。

そうやって、知識を広げて、見識を深めていく——これが「趣味の話をする」ということだと、僕は思うのです。

だから、詳しいから偉いとか、詳しくないから話す権利がない、とかはまったくもってありません。

愛し方は人それぞれ

「同じ趣味の人」だとしても、楽しみ方は人それぞれだったりします。

たとえば、僕はアニメが好きですが、どちらかと言うと、アニメの「ストーリー」や「展開」、はたまた「アニメーション」「背景美術」が好きです。

最近は「声優」にも興味が出てき始めましたが、詳しい人——声優クラスタ——が語り始めると、話についていけないことが多かったりします。

本来、趣味というのは、「各々が持っている知識や技術に左右されずに、人と人がつながれるからこそ、趣味」なのです。

共通の趣味について話す場は、マウントとって「俺、詳しい、偉い」と自己陶酔する場所ではないのです。

愛し方は人それぞれですよ。

それでも、「知らないことが多すぎる」「どうしても会話が続かない」と感じるのであれば、ネットを活用しましょう。

一緒にYouTubeで関連動画をチェックしてみたり、イベントや有名な発信者について調べてみたり——。

詳しくないなら詳しくないなりに、やりようはいくらでもあります。

多趣味すぎて自分を見失ってしまう…

そもそも趣味に関して「他の人と比べる」というのはお門違いな部分もありますが、「自分の趣味のレベル」を周りと比較して、自分を見失ってしまうことも珍しくありませんよね。

そういった多趣味の人にありがちなのが、「SSランクを目指そうとしてがんばっても、できない」という悩みです。

こればっかりは、そういう性質タチなので、そうとしか言えません。

「好き」というのは、自分でどうこうできる類のものではありませんからね。以下の項目に続きます。

多趣味だけど、ひとつの趣味を「極めたい」

多趣味は、「多趣味ゆえに、ひとつの趣味を極めることが難しい」です。

仮に「趣味パワー(知識や技術のレベル度合い)」を「Cランク・Bランク・Aランク・Sランク・SSランク」の5段階に分けたとき、多趣味の人が到達できるのは、せいぜい「Aランク」、超がんばっても「Sランク」までです。

どれかひとつの趣味に特化している「SSランク」の人と比べてしまうと、「自分は何もかも中途半端でダメなやつだ」と思ってしまうこともあるかもしません。

ただ、それは、努力や才能の差ではないことを覚えておいてください。あくまで、「ひとつのことに費やした時間が違うだけ」です。

趣味において、「極めなければいけない」という義務はありません。

どこで満足するかは、人それぞれの価値観です。気長にゆっくり、行きましょう。

何かを極めたいときは自分だけの「好き」を極める→人生の幸福度がアガる

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多趣味な自分に対して「罪悪感」や「劣等感」がある

趣味に偉い、偉くないという概念はないです。

自分が楽しければ、それでいいのですよ。誰かに自慢するためにやる必要はありません。

他人に褒められるため、勝ち誇るため、知識や技術をひけらかすための趣味になってくると、息苦しくなってきます。

多趣味な自分に対して、罪悪感も、劣等感も、感じる必要はないのです。

「趣味が多い人は、なんでも中途半端」という印象を持たれてしまう?

「趣味が多いから、中途半端な人間だ」ということはありません。

ただ、趣味の内容によっては、他人からそう思われてしまう可能性もあります。

たとえば、「世の中の流行に趣味が偏りすぎている」とか、「流行が廃れると同時に趣味でなくなる傾向がある」とかですかね。

そういった人は、「ミーハー」——つまり、「ただ流行に乗りたいだけの人」と捉えられてしまうこともあり得るでしょう。

まあ自分が趣味だと思っていれば、それがたとえ「世の中の流行」だったのだとしても、気にすることはないです。

確かに、趣味の内容や傾向によっては、かたよった——穿うがった——見方をする人がいることは事実です。

でも、それは「自分から価値観の狭さを露呈させているのと同じこと」なので、まったくもって参考に値しません。

「誰が何と言おうと、好きなものは好き」でいいのではないでしょうか。趣味とはそういうものだと、僕は思いますね。

趣味が◯◯ってモテる?

趣味に関して言えば、「趣味が◯◯だから、モテる」というのは、ズレた発想だと言わざるを得ません。

あくまで、モテる云々というのは結果論であって、自分の好きなことに没頭できていることが素晴らしいのではないでしょうか。

恋愛だけに限らず、人とのコミュニケーションは「価値観」が大事になってきます。

共通の趣味がある、もしくは価値観を共有できるからこそ、つながりが生まれ、関係性もよくなっていきます。

趣味は純粋に自分が楽しむものです。

恋愛がしたいというのであれば、それはそれで出会いを探せばいいわけで、趣味が云々という話とは別の次元の話だと僕は考えますね。

ただ、出会いを求める上での条件として、はたまた、相手の価値観に寄り添うことを目的とすれば、こういった考え方もあながち間違いではないのかな、とは思いますが……。

多趣味の人って浮気症なの?

その人の性格、行動、思考、または、その人を判断する人の価値観にもよるので何とも言えません。

ただ、「多趣味=浮気性」というのは判断する側の多大な偏見であり、勝手な思い込みです。

こんな意見や考えは明らかに「ナンセンスの極みィ!!」なので、放っておいて問題ありません。

とはいえ、趣味が多いということは、それだけ交友関係が広い(趣味にもよる)、または趣味に費やす時間が多くなる、ということです。

その辺りをどう捉えるかによって、今後の関係性は変わってくるとは思いますね。

「お金・時間・優先順位」に関する趣味の悩み・疑問

多趣味で金銭的に厳しい…

後述の「多趣味なために、時間が上手く作れない…」の項目にも通じてきますが、「趣味を捨てる」より、「趣味に強弱をつける」というイメージがいいと思います。

もし、それでも「お金が厳しい…」という判断になるのだとしたら、少し自分が趣味と呼んでいるものを見直したほうがいいかもしれません。

「趣味」は比較的、お金よりも「時間や場所」に問題が出てくることが多いです。

たとえば、カメラが趣味と一口に言っても、「機材を買うのが好き」なのか、「写真を取りに行くことが好き」なのか、で捉え方が違ってきます。

お金がネックになっている場合は、一度その趣味を置いておく、またはいつもとは違った視点からその趣味を楽しんでみてはいかがでしょう。

多趣味は浪費家なの?

世間体というか、普通一般の人たちからすると、「多趣味=浪費家」というイメージはあるかもしれませんね。

「共感できない他人の趣味」というのは、興味のない人間からすると、「お金の浪費」「時間の浪費」と捉えられてしまいますから。

純粋に「お金が云々」「時間が云々」という話であっても、多趣味の人より無趣味の人のほうがお金はかからないし、時間も余っていることはたしかでしょう。

ただ、面と向かって「ああ、あなたは多趣味なのね。じゃあ、浪費家だね」と言う人間がいるのだとしたら、悪いことは言わないので、その人との関係を一度見直しましょう。

多趣味なために、時間が上手く作れない…

「あれもこれもやりたい…」「限られた時間を上手く使えない…」

多趣味なために時間が上手く作れないという悩みは、「優先順位を決めて、計画を立て、その通りに実行する」ことで解決できます。

趣味の優先順位を決める際は、「お金になるかどうか?」や「自分にとってプラスになるかどうか?」という将来性の有無は度外視します。

どんな趣味だとしても、ストレス発散や人生経験として、日常生活に適度な刺激を生むため、と考えれば、ほとんどの趣味に対して「完全に無意味」と呼べるものはないに等しいです。

自分の事情を知らないような他人の価値観によって、趣味の優先順位を崩されてはいけません。

やりたい趣味があるなら、どれかを諦めるという考え方ではなく、あくまで優先順位をつけて「どれから優先してやっていくか?」と考えたほうが結果的にプラスに転じることが多いです。

やりたいことが多すぎて困る?行動に移すための5つの方法

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やめなければいけないこと、悪い習慣などが趣味の妨げになっているのだとすると、まずは「悪い習慣を断ち切る」ことから始めてみてはいかがでしょうか?

ただ、「限られた時間を趣味ごとによって区切ってやる」という行為も、人によっては合わないこともあります。

義務のように感じてしまって、思うように楽しめない、ストレスが溜まるというのであれば、この考え方はやめたほうがいいかもしれません。

脳科学的に正しい「習慣化のコツ」を徹底解説!習慣を味方にする方法とは?

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趣味の優先順位のつけ方は?

基本的には、「やりたいと思ったときにやる」ことが一番でしょう。

日程が決まっているもの(お料理教室やダンスレッスンなど)は、強制的にその日でなくてはいけませんし、趣味によっては、前もって準備や練習が必要な場合(バンド活動やチームの協力が必要なもの)もあります。

僕の場合、多趣味と言っても、趣味によって「周期」がありますね。

(日々の習慣は別として)読書にハマっている週もあれば、ゲームにハマってる週もありますし、DTMにハマってる週もあります。

曜日や時間帯ごとに趣味を分けてしまって、無理やり優先順位のようなものを作るというのもひとつの手でしょう。

「勉強・仕事・将来の自分」に関する趣味の悩み・疑問

趣味を仕事に活かしたい!

もし自分が他の人に仕事——たとえばイラストを描いてもらう——を頼むとして、まず「信頼できない人間」には任せませんよね。

いくらその人が「自分は中途半端なんだよなあ」と口にしていても、それまでの仕事振りや実績を見て、

  • 完成度は十分か?
  • お金を出せるクオリティか?
  • 締切期日の約束を守っているか?

という「プロとして最低限の域」に達していれば、それは「仕事を任せていいレベル」だと判断できるでしょう。

「趣味を仕事として活かせるかどうか?」の判断は、何と言っても「信頼と実績」が必要です。

仕事として請け負う以上、評価されるのは「過程ではなく結果」です。ここも、趣味とは違うポイントですね。

趣味は仕事にしないほうがいい?

趣味を仕事にできれば最高ですね。

ただ、僕は以前、バンドマンとして活動していましたが、いざメジャーデビュー目前というタイミング(金銭の発生はすでにあった)になって、「ああ、趣味は仕事にすべきではないのかも」と思ったことがあります。

結局、デビュー云々の話は白紙になったのですが、「仕事にする」というのはプロとしてやっていくことであり、それは「自分の活動に金銭が絡んでくる」ということです。

責任がのしかかってくるので、これまで趣味として楽しんでいたラインを逸脱する可能性もあることは、念頭に置いておいたほうがいいかもしれません。

とはいえ、今の僕は、文章を書くことが趣味であり、仕事ともなっています。

はっきり言って、自分の好きなことを仕事にできること——、こんなに幸せなことは他にないでしょう。

僕は「趣味は仕事にしないほうがいい」とは言いません。責任があるとは言え、好きなことを仕事にできるのは素晴らしいことです。

趣味を資格取得のために役立てたい!

「スキルや資格取得のため」という方向で知識や技術を磨くとなると、趣味以上のモチベーションが必要になるかと思います。

「つまらないこと」「やっていても楽しいと感じないこと」も乗り越えないといけない場面が出てくるでしょうからね。

将来、役に立つレベルで極めるつもりでない以上は、そこまで固く考えずに、気楽に、のんびり楽しむことを目標にするといいのではないでしょうか。

趣味と勉強(仕事)を上手く両立させたい!

趣味を絞る、というのはあくまで最終手段として、前述した通り、「趣味に強弱をつける」というやり方をおすすめします。

季節によって分ける、もしくは、曜日や時間帯によって趣味を切り替えてもいいかもしれません。

趣味を続けることによって勉強や仕事に支障が出てしまう場合は、趣味の時間を減らす、または思い切って一定期間「封印する」という方法もありです。

やめたいのにやめられない、というのであれば、これは「習慣」の問題なので、自分の行動を記録して改善点を探ることから考えてみましょう。

脳科学的に正しい「習慣化のコツ」を徹底解説!習慣を味方にする方法とは?

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多趣味なせいか、将来に対する「不安感」や「焦燥感」がある…

進路を決める、もしくは将来の方向性について決めるとき、多趣味の人ほど悩みやすいのではないでしょうか?

「どれも好きなんだけど、どれも中途半端…。将来、仕事にできればな、とも思っているんだけど…」

仮に趣味を仕事にする——「世間のニーズに答える」——とした場合、どうしても自分の気持ちよりも、お客さんの喜ぶことを優先する必要に迫られる場合があります。

それは、「これまでの自分の考えを否定される」、もしくは「他人に自分の行動や思考に口を出される」ということと同義です。

一度、そういったシチュエーションを想定してみて、「自分にとって趣味とは何か?」を考えてみるといいかもしれません。

あくまで僕の場合ですが、僕にとっての趣味とは「自己の感情を表現するひとつの方法」であり、基本的に「自分のためになる」ことです。

「誰かの役に立ちたい」「誰かに褒められたい」という気持ちがあったとしても、それは自己承認欲求——つまり、自分のためなので、趣味と割り切ってもいいでしょう。

どこで見たか忘れてしまったんですが、以前、こんな言葉を目にしたことがあります。

「お金のために文章を書く人間はプロではない。文章を書いて、それがお金になる人間がプロなのだ。」

「仕事と趣味の境界線」というのは、もしかすると、現代社会においての普遍的なテーマなのかもしれませんね。

「多趣味で中途半端な自分が嫌い」なのだとしても、趣味を無理に仕事に繋げる必要はないのです。

「のんびり好きなときに、好きなように楽しめる趣味」がたくさんあるなんて、とても幸せなことです。そういう人生が、あったっていい。

就活、学校面接、企業面接で聞かれる「趣味」はどんなものを指すの?

就活、学校面接、企業面接で聞かれる「あなたの趣味は?」という問いの本質として——、

「職業的なスキルとなり得るか?」
「趣味の成果として、自己成長や金銭などプラス要素への換算ができるか?」

ということが判断されると考えられます。

これが趣味と言っていいラインです。

受動的ではなく、その経験から何かしら生み出せること、能動的要素が含まれるかどうか、が重要なのではないでしょうか?

むしろ、多趣味であることを逆手にとって、

「自分はこれだけ趣味があるにもかかわらず、すべてバランスよく、やってのけています!」

と「自己管理能力、および時間管理能力」を推してもいいかもしれません(ただし、自己責任で)。

まとめ

「自分は多趣味で中途半端だ」と思っている人は、どうしても、

「他の人はきっと誇れる趣味がひとつはあるに違いない。もしかすると、自分だけ"何もない"んじゃないか?

と感じてしまうことがあるでしょう。

——大丈夫、そんなことはないですから。人間誰しも、ないものねだりで、中途半端な生き物です。

本当は楽しくない仕事や行事でも、周りの人に合わせて、さも楽しんでいるかのように見せている人が現代社会の日本にどれだけいることか——。

趣味は、自分が心の底から楽しいと思えるからこそ趣味なのです。

「他人がどう見るか、どう思うか、どう感じるか?」が問題ではなく、「How does it feel?」——つまり、「自分がどう見るか、どう思うか、どう感じるか?」が大事なのではないでしょうか?

僕がこれまでやってきた趣味を、家で&一人でできるおすすめの趣味30選としてまとめました。こちらも参考にしてみてくださいね。

家で&一人でできるおすすめの趣味30選!スキマ時間を有効に活用しよう

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