ついに飛んできました。高さ62mを誇る、『猿ヶ京バンジージャンプ』。
あのね。正直、めちゃめちゃ怖かった。
飛ぶのが、ってよりかは、飛ぶ当日までが怖い。飛ぶ前までが超怖い。
なんたって、「絶叫マシンを好んで乗る人の気がしれない」というほどビビリな僕ですから、バンジージャンプなんてもってのほか。
「あんな高いところから飛び降りるなんて、みんなきっと頭のどこかのネジが外れているんだ」と思っていたぐらいです。
さて、というわけで今回は人生初のバンジージャンプに至るまでの経緯、そしてそれに伴う不安と恐怖、実行後の精神面のことをお話していきたいと思いますよ。
人生初のバンジージャンプに至るまでの経緯
そもそも、絶叫マシンが苦手なのにもかかわらず、なぜこんなにも無謀な挑戦をしようと思ったのか。
それは、「死ぬまでにやりたい100のこと」リストを作成した今年5月にまで遡ります。
ほとんどなにも考えずに、自分のやりたいことをざざざっと紙に書き出していたんですが、その中でポッと出てきたものがバンジージャンプだったというわけ。
どれだけ怖い思いをしたとしても、死ぬまでにはぜひやっておきたい。
もし、それで他人に話せないような黒歴史(主に下半身的な意味で)が出来たとしても、どうせ死ぬときには笑い話になるだろう、と。
居酒屋にて
それからひと月ほどたったある日、僕は友人と居酒屋にいました。
そこで、たまたまその話をしてみたんですよ。
正直、「えぇっ!?バンジージャンプ!?あんなのやめておいた方がいいって!」なんて言われるかと思っておりました。はい。
まさか、一緒に行くことになるとは微塵にも思ってなかった……。
いや、むしろ、一人では行っていなかったかもしれない。一緒に行く人がいることで、最後の一歩を踏み出せたのかもしれない。
そう考えると、ものすっごい感謝してます。
ということで急遽、友人と2人でバンジージャンプに行くことになったよ。
バンジージャンプ決行日1週間前
バンジージャンプ決行日の1週間ほど前から、口から心臓という心臓がコンニチハしてしまうのではないか、というほどの強いプレッシャーを感じておりました。
『飛んでる最中に気絶してしまうんじゃないだろうか』
『主に下半身の方をびしょびしょに濡らしてしまうのではないだろうか』
『前だけならまだしも、後ろのバンジーがジャンプしてしまうんじゃないだろうか』
『ダイブしたバンジーが自分の顔面にダイレクトアタックしてくるんじゃないだろうか』
とかとか。
すべて杞憂でした。
まぁ、とにかく現地に向かうとしましょう。レッツゴー。
バンジージャンプ当日
今回お邪魔させていただいたのは、猿ヶ京バンジージャンプです。
バンジージャンプの料金
同じく、バンジージャンプが運営する竜神バンジーは1回16,000円なので、猿ヶ京バンジーは比較的安めの値段設定です。
リピート割引もあるので、1度目でハマった人はもう一度飛ぶといいと思うよ。
ちなみに、同じ日に飛んだお兄さんは2回飛んでたよ。後ろ向きで。最初、ウサギみたいにビビってたけどね!?
バンジージャンプの参加条件
- 営業時間:9:00-17:30 (16:30がラスト受付)
- 冬季期間を除き毎日営業(冬季期間は木・金曜日定休)
- 年齢制限:15歳以上 ※20歳未満の場合は、ご両親または責任者の方同伴で確認書に署名していただく必要があります。
- 体重制限:40~105kg
- 健康な方
僕は9月3日(土)に行きましたが、当日の運びは実にスムーズでした◎。
猿ヶ京バンジージャンプ!高さ62mから飛んできたよ
埼玉→群馬間をレンタカーでGO。車内はゆる〜いテンション。
到着。駐車場があるので安心ですね。
車の後ろは崖になっているので、ここからバンジーしないように注意。
そこからちょっと上に登ると、「いかにも」という旗が見えてきます。
着いたで、オラァ!
まずはここで受付を済ませます。
一応、健康状態を確認。
飲んだら、飛ぶな!
その後、受付のお兄さんからタブレットを渡され、同意書にサイン。
「もし死んでもうちは責任取らないんで」的なものを書かされました。
あー、これからホントに飛ぶんだね……。
で、体重測定。
自分の体重+装備する器具おおよそ3kgぐらいの数字を手に書かれます。
あ、僕の嫁です。
……という冗談はさておき、スタッフさん方に器具を装着してもらいました。
男性の方々は、Tink!ポジションをいま一度確認しておきましょう。
「少しゆとりがあるぐらいがちょうどいい」とスタッフさんから教わりました。
何事もゆとりが大事です。
ロッカーに荷物を入れて準備万端。
サンダルのレンタルもできるようですよ。
そして、イケメンのお兄さんに連れられ、橋に……。
えっ、ちょちょちょ待って?もう行くの?まだ予約した時間まで30分もあるよ?
こ、心の準備が……。
え?こっから飛ぶの?バカなの?
いやいやいや、お洒落な音楽かかってるけど、え?怖いよ?高いよ?
レディーファーストという名のハンマー
はい、ということでレディーファーストです。友人が先に飛びます。
紳士の風上にも置けないレディーファーストの使い方です。良い子はマネしちゃダメです。下手したら刺されます。
うわ!この子、めっちゃ落ち込んでるよ!
腰、引けてますって。ねぇ。
……手、プルプルしてる。
頑張れ。"レディーファーストという名のハンマー"で頭を思いっきりぶん殴った僕が言うのも何だが、頑張れ。
こいつ、めっちゃきれいに飛びやがった。
アクションスタントマン顔負けの超美しい姿勢じゃないか。
何だそれ。あんなに怖がってた姿は何処へ?
あ、よかった。紛れもなく彼女でした。
上へ戻ってきた彼女は、それはもう何か一枚皮がむけたような、大人の顔をしておりました。
バンジージャンプ、すげえぞ。
次は僕の番
『いくぜ、BABY☆』
余裕かましてますが、ごめんなさい、手の震えが止まりません。
『う』
『うわああああああああああ!!!!!』
『死ぬううううう!!!!!』
『いやぁあああああああ〜』
『ん?』
『楽しいいいいいいいい!!!!!!』
『生きてるよ!僕、生きてるよ!』
回 収 完 了 。
すみません。めちゃくちゃ楽しかったです。
大自然に身を投げ出す開放感。そして、恐怖に打ち勝った瞬間の喜び。
もう、この世に自分にできないことなど何一つないとさえ思ってしまうほどの圧倒的無敵感。
すげぇ、なんだこの達成感。
バンジージャンプ後
勇気を出して飛んだバンジージャンプの後は、認定証がもらえますよ。
そしてそして、カメラマンさんが撮影してくれた写真も見ることができます。
もし気に入った場合は、写真入りのDVDを3,000円で購入可能。もちろん購入しなくてもOK。
友人は購入しませんでしたが、僕は購入しました。
高さ62m、猿ヶ京バンジージャンプを飛んでみての感想
勇気を出して行って本当によかった。
きっと僕一人では行っていなかったでしょうし、飛べてもいなかったと思います。
一緒に行ってくれる人がいて本当によかったですよ……。
スタッフさん方のあの空気感にもすごく助けられました。
『大丈夫!必要なのは"一歩踏み出す勇気だけ"だよ!』と。
確かに。確かにそうだ。
ただ『怖い』と思っていたバンジージャンプにも、楽しさや感動がたくさん詰まっていましたからね。
勇気を出して一歩踏み出さないと分からないことが、この世にはたくさんあるんだと思いますよ。
「無理だ」と思っていたことも、いざやってみたら案外できてしまったり。
意外にも、自分の中には大きな勇気が隠れていたり、ね。
この先の人生、いつかバンジージャンプを飛ぶ予定がある人はすぐ行きましょう!
明日行きましょう!今すぐ行きましょう!何のために飛んでるのかは飛びながら考えましょう!
『まだまだイケるぜ!』って人は、ぜひ日本一の高さ(100m)を誇る竜神大吊橋バンジージャンプにも挑戦してみてください。怖さの次元がまたひとつ飛び越えちゃうので。