早いものでこの世にオギャーと生まれ落ちてから25年が経ちました。
20代も半ばに差し掛かったところで「お金の使い方」ってものを今一度見直してみようかな、と。
僕のお金の使い方は実にシンプルでして、主な使い道は以下の3つ。
- 時間を買う
- 体験を買う
- 本を買う
基準はそれぞれ違うんですけど、自分が「面白そう」「楽しそう」って思ったものには迷わずお金を出してます。可能な限りね。
兎にも角にも、一つずつ見ていきましょうか。
1.時間を買う
時間を買うってよりかは、時間を増やすお金の使い方って感じでしょうか。要は「時間の節約」です。
体力と時間の節約
いま僕はフィリピン・セブ島に住んでいるんですけど、ご飯も洗濯も人任せです。移動もバイクとかタクシーを使ってます。
自炊はまったくしません。いつも近くのカレンデリア(ローカル食堂)で食べてます。
一時期は自分で手洗いで洗濯してたときもあったんですが、体力も使うし、時間もかかるんですよね。だから、やめちゃった。
その分、お金はかかっちゃうんですけど、自分の時間と体力を比べたときに「お金払って頼んだほうがいいな」って結論に達しました。
少しでも自分の時間を増やす
貧乏暇なしバンドマン時代も、できるだけ自分の体力と時間を大切にしてました。
買い食いをしない代わりに移動は特急やタクシーで、とかね。単純に移動が面倒だったのもありますけど。
やっぱり楽器を背負って30分とか歩いてると、かなりの体力を持っていかれちゃうんですよ。家に帰ったら即バタンキューです。
そんなことなら、お金を払ってでも体力を温存しておいて帰宅後に好きなアーティストの曲を少しでも研究したり、楽器の練習をしたほうがお得じゃないですか?
売れないバンドマンにとって特急券とかタクシー代とかって本当に苦しい出費だったんですけど、今となっては『正しい選択だったな』って感じますね。
自分でやらなくてもいいことはやらない
自分がやらなくてもいいことは他の人に頼んじゃう、ってのも時間の節約ですかね。単純にそれ分だけ自分の自由な時間が増えますし。
いまやってる海外事業でも最初は自分がバリバリ動いてたんですけど、だんだん面倒臭くなってきて他の人に任せる方向にシフトしてます。
楽しんでやってるならそれでいいとは思うんですけど、他にやりたいことがあるならそっちを優先したほうがいいかな、って。
「1日24時間」ってのはどうしても変えられない宇宙の法則なので、どうせなら自分にしかできないことに時間を費やしたいですよね。
浮いた時間でアニメ観たり、猫を眺めてたりしてますが、これは僕が幸せな人生を送るために必要なことなのです。ここには金を払う価値があるッ!
最近はクラウドソーシングなんかもあるので、試しに使ってみてもいいかもです。合わなきゃやめればいいだけの話なので。
クラウドソーシング(英語: crowdsourcing)とは、不特定多数の人の寄与を募り、必要とするサービス、アイデア、またはコンテンツを取得するプロセスである。
このプロセスは多くの場合細分化された面倒な作業の遂行や、スタートアップ企業・チャリティの資金調達のために使われる。
読みたい本も、行きたい場所も、観たいアニメや映画も、やりたいことも腐るほどあって、度々「人生80年とか致命的なバグだろ、一日24時間とかプログラムのミスだろ」って思うから、せめて自分以外でもできることは徹底的に任していく所存。増やせないんなら節約するしかないもんね〜。
— あめのは (@ameyohure) 2018年6月29日
2.体験を買う
この歳になってちょっとずつ感じることがあるんですけど、「体験が価値に還元される瞬間」ってのが増えてくるんですよね。
点と点が線になっていく、っていうのかな。あれこれ手出しているうちは点なわけですよ。それがあるときつながって線になっていく、みたいな。
「うわっ、無駄だった!」みたいなお金の使い方をしちゃったこともたくさんありますけど、経験としては無駄だとは思ってないです。
無駄だったと気づけたことが財産だし、無駄だと思っていたことがひょんなことから価値を生み出してくれたりすることもあります。
体験の前には体験がある
たとえば、『せや!自転車で日本一周しよう!』と思い立ったときですかね。当時は貧乏暇なしバンドマンだったので、とにかくお金を時間もなかったんです。
自転車で旅をするとなると、必要な知識や準備する装備とかもたくさんあるわけです。まだ自転車だって持ってなかったし。
手っ取り早くお金を貯めるために、スキー場で住み込みバイトすることにしました。ま、リゾートバイトですね。これも体験が生んだ体験。
7年ぐらい続けたバンドを辞めるのはかなりキツかったんですけど、思い切ってメンバーに話して、バイトもバンドもやめてグンマーの雪山に3ヶ月ぐらいこもってました。
100万ぐらい貯まったので「ま、死なんやろ」ぐらいのテンションで日本一周の旅に出ました。
自転車で行く日本一周の旅!必要な装備・アイテム・持ち物まとめ
体験が結びつく瞬間
「日本一周するで!」と思い切って埼玉を飛び出して、100日ぐらい、距離にすると3,000kmぐらいでしょうか。ずっと旅してました。
一度の飲み会のために大阪に戻ったときにとあるゲストハウスに泊まったんですけど、ここのオーナーさんに「海外行ってみれば?」って言われたんですよね。
これまでの旅中でゲストハウスに泊まることもあったので、海外の人との交流もあったわけです。でも僕は英語が喋れない。それが悔しかった。
まだ旅の資金は半分ほど残っていたし、「このお金を使って語学留学に行こう」ってその場で決めたんです(ぶっちゃけ旅にも飽きつつあったというのは内緒
スキー場で一緒に働いていたフィリピン人の主婦に「フィリピンいいヨ!あったかいし安いヨ!」って言われてたのを思い出して、留学先はフィリピンにしました。
あと、福岡で出会ったブロガーさんに「インフルエンサー留学というものがあるらしい」ということを聞いていたので、ダメ元でこれに応募してみました。
次の日、「You、来ちゃいなよ」の連絡があり、トントン拍子でフィリピン留学が決まったわけです。24歳にして人生初の海外体験です。
それまで好き勝手に書いてたブログがそこそこのPVだったのもそうですが、自転車で旅をしていた体験が決め手になったらしいです。
『体験ってつながってんだなー』と強く感じた瞬間でした。運もあったんでしょうけど、体験がなきゃ、行動してなきゃこうなってなかったかな、って思います。
体験はまた新しい体験を呼ぶ
初めての海外は死ぬほど不安でしたが、すっかり旅行ってもんにハマって、マレーシアとかタイとかにも遊びに行きました。まさか自分が海外に行くなんて夢にも思ってなかったです。
それからは自転車日本一周資金の残りを使ってフィリピンに3ヶ月留学して、「この国おもしれぇな」と思って移住、お金がなくなったのでセブで起業、みたいな流れです。
起業うんぬんとかも、ただ単純に『面白そうだしやってみるか』ぐらいのテンションで始めました。たぶん、セブで行ったホリエモン祭りも影響してるのかな。
元はというと、留学中に「キャンピングカーでアメリカ横断するんだけど行く?」って友人から誘われて、それまで暇だから移住と起業って形になったんですけど。
こうやって「ちょっと面白い体験」が増えてくと、また新しい体験につながってくるんですよね。
奇をてらう必要はまったくないですけど、ちょっと変わった体験をしておくと人に紹介されるときにお得っす。
バイトとかはお金もらいながらいろんな体験をさせてもらえるので、時間と体力の許す限りやったほうがいいかなって思ってます。これまで10以上のバイトを経験してきた感想です。
他にも真冬の川に全裸で飛び込んだり、日本一のバンジージャンプに挑戦してみたり、みたいな体験もたくさんあるんですけど、これはまた別の機会にしますね。
大学生におすすめのバイト18選!実際に働いたバイト経験から紹介します
まず自分の心と言葉、行動を揃えないとね。口では「お金なんてなくても幸せになれる」なんて言ってても、心の中でそう思ってなきゃ結局お金に支配されるだけ。心ん中を変えるには知識も必要だけど、それ以上に大切なのが体験ってことやな。
— あめのは (@ameyohure) 2017年8月13日
3.本を買う
1mmでも「この本面白そう!」って思った本は迷わず買うことにしてます。家賃よりも本のほうにお金使ってたりします。
本って著者の人生を費やして得られた知識とか知見とかが詰まってるわけじゃないですか。それってめちゃくちゃ面白いことだと思うんですよ。
しかも1,000円とか3,000円とかで変えちゃうわけです。壮大なストーリーが。膨大な知識が。
内容によってはネットで無料で見つかるものもあるんですけど、紹介する人によって解釈が違ったり、私的な意見が盛り込まれてることが多いので僕はできるだけオリジナルを読むようにしてます。
読むジャンルはかなり雑食で、哲学書を読んでるときもあれば乙一を読んでいるときもあって、SF小説読んでるかと思えば自己啓発本読んでたりします。
最近では「読書は自己投資」って感覚より、趣味に近い感じですかね。本に限っては「消費か?投資か?」って区別しにくいじゃないですか。
全然ビジネスに関係ないラノベとか読んでて「あっ!ひらめいた!」なんてこともよくありますし。
読書をしてるとそういうアイデアとかモチベーションが上がる原料になる確率が高いので、僕は可能な限り本にお金を使うようにしてます。
雑記ブログでも月間収益30万円|稼ぐまでの習慣とおすすめの本とか
月にかかる平均費用をざっと計算してみたところ、1.奨学金返済 / 2.本 / 3.家賃 / 4.水道光熱費 / 5.通信費 / 6.交際費 / 7.食費 というランキング結果になりまんた。食費の位置がおかしい
— あめのは (@ameyohure) 2018年8月27日
お金の使い方で自信と行動につながる
自分で納得できるお金の使い方をしていけば、自然と自信が付いてくるんじゃないかなって思ってます。
自分と自分の大切な人のためにお金を使う。それでいいんじゃないかな。
物事が上手くいくかどうかって自分に自信があるかないかで大きく変わってくると思うのです。自信をつけるために知識が必要なら勉強すればいいし、経験が必要なら何度でも挑戦して成功体験を積み重ねていけばいいと思うのです。でも女性とお話するときはいつも緊張するのです
— あめのは (@ameyohure) 2017年11月23日
どれだけ良い動画観ても、どれだけ良い本読んでも、どれだけ良いアドバイスもらっても、実際に行動に移すのはほんの一握り🍣だからこそ価値があるんよね🍣だからこそ一歩先に行けるんよね🍣
— あめのは (@ameyohure) 2018年4月5日
ブッダから学ぶ勇気の出し方。あと少しの勇気を出す方法を伝授する
まとめ
20代は思いっきり失敗できる期間だと思ってます。目的のない貯金はしてないです。削れるところはどんどん削って、他のことに回してます。
仮想通貨とか、投資信託とか、外貨積立とかにも手を出してますが、これも遊びというか経験のひとつかなと思ってやってます。
最近はインベスターZのせいで「株、面白いじゃん!」ってなってますけど、このままだとアメリカ資金が底をつく未来が見えるのでやめときます。
そもそも20代で資産運用ってレベルの資産運用は厳しいかなと考えているタチなので、今はホント「面白いものがあったらとりあえずやってみる」みたいなスタンスですかね。
将来に不安を感じていないといえば嘘になりますが、大きな心境の変化が起こらない限り、これからもずっとこんな感じでしょうね。後悔はしてません。
これからキャンピングカーでアメリカを横断したり、憧れのハワイ旅行とかも計画してるので、これからも遊べるギリギリの範囲でお金を使っていくと思います。ワクワクっ!
四角さんの自由であり続けるために 20代で捨てるべき50のことは僕のシンプルライフ、旅行好きのきっかけにもなった本です。めちゃくちゃいいのでぜひ読んでほしい。
うれしすぎる。RT @ameyohure: @Secretbase_Blog 僕がシンプルライフを行うようになった、そして、自転車旅に出るキッカケになった本です。四角大輔さんの「自由であり続けるために 20代で捨てるべき50のこと」。 pic.twitter.com/THek5bStcb
— 四角大輔|Daisuke YOSUMI (@4dsk) 2017年6月21日
LIFE!も観てくれ。
100万円を稼ぐより、100冊の本を読むより、100本の映画を観るよりも、今目の前にある仕事をきっちりやることが何よりも重要。自分や、自分の周りにいる人間との関係を大切にすることこそが人生。ライフ、やっぱりいい映画だった
— あめのは (@ameyohure) 2017年3月14日