本当にやりたいことが分からない←解決するための考え方と対処法とは?

「自分の本当にしたいことを見つけたい」
「自分が本当にやりたいことが分からない」

上記のような悩みを解決するための基本的な考え方と対処法をまとめています。

自分をより深く知るための効果的な質問も用意しているので、ぜひ活用してみてくださいね。

やりたいことが分からない人の特徴と原因

「自分のやりたいことが分からない」という悩みを抱えている人の特徴と原因です。

始める前に諦めている

何かを始める前に「どうせ自分には無理」「きっと無駄になる」と否定するクセがついていると、自分が本当にやりたいことを見失ってしまいがちです。

「無理なこと、無駄なことをやらない」という選択は一見すると合理的で論理的なようにも思えますが、最初から諦めてしまう習慣がついていると自分のやりたいことまで避けるようになってしまいます。

失敗を過度に恐れている

「やりたいことが分からない」という悩みは、突き詰めると「失敗したくない」という恐れが原因になっていることが多いです。

ただ、たいていの「失敗」は「世間や社会の常識から考えた失敗」なので、まずは自分の気持ちに制限がかかっていることを自覚することが大切でしょう。

人は、知らず知らずのうちに他人の評価や親からの束縛などの要因によって、自分のやりたくないことが見えにくくなっているものです。リミッター、解除していきましょう。

一度の失敗で諦めてしまう

自分の向き不向きは挑戦し続けることで見えてくるものなので、たった一度の失敗で「自分には才能ない」と諦めてしまうのはもったいないです。

世間に広くまん延している「才能ないトラップ」は思っているよりも厄介なため、早い段階で「才能=得体の知れない超能力的なもの」という思い込みをブッ壊す必要があります。

才能の話が出てくるのは、絶え間ない継続の先でようやっと出てくる隠しパラメータです。少なくとも、何か新しいことを始める段階で才能の問題が壁になることはまずありません。

物事に熱しやすく冷めやすい

「熱しやすく冷めやすい」は悪いことではないですが、特に多趣味や飽き性の人は「自分の本当にやりたいことってなんだろう?」と悩む頻度が高いように感じますね。

また、やりたいことが多すぎる場合にも、自分の本当にやりたいことを見失ってしまう可能性は十分に考えられるでしょう。

やりたいことにまだ出会えていない

経験していないことを好きになることはまずありません。

やりたいことが分からないという人は、自分のやりたいことを導き出せるだけのデータ、つまり人生の経験値が不足している可能性があります。

「やりたい!」と思えるまでに必要な経験値量は人によって異なるので、間違っても「やりたいことがない=つまらない人生を送ってきた」と勘違いしないようにしましょう。

やりたいことが分からないときの考え方

無理に探さない

あまりに「やりたいことが分からない……」と思い悩んでしまうと、焦りや苛立ち、不安などの大きなストレスを抱える原因となってしまいます。

実は、やりたいことが分からないという悩みは、情報に溢れた現代社会ではよくあるポピュラーな悩みなので、人と比べて落ち込んだり、深刻に悩む必要はありません。

大切なのは自分がやりたいことを見つけることであって、「なぜやりたいことを見つけられないのか?」と自分を責めることではないのです。

マイナス思考から出てきた「やりたいこと」は十中八九、やりたいことではありません。本当にしたいことを考えるときは、肩の力を抜いて気楽に取り組みましょう。

「できる」前提で考える

やりたいことが分からないときは「なんでもできる」という前提で考えることが大切です。才能や時間、お金の有無はいったん抜きにして、「できる」一択で考えてみてください。

この世で可能なことがなんでも載っているカタログを眺めて、「あ、これもいいな。こっちもいいかも」とワクワクしながら選ぶイメージが分かりやすいですね。

「自分を制限するものがなかったとしたら……」「願ったものが今叶うとしたら……」「今の状況や家族、上司がすべて協力的になってくれるとしたら……」

アホらしいと思わず、童心に帰った気持ちでやりたいことを思い描きましょう。

あめぎ
やりたいことなんて「遊び」でいいんだ

他人や世間の価値判断基準は無視する

自分のしたいことや興味のあることが、すべて他人や世間から高評価を得られるとは限りません。

しかし、他人はあくまで他人であってあなたではないので、それらはすべて個人的な評価であり、単なる個人的な好みの違いです。

誰かの個人的な理由から、自分のやりたいことを手放したり、諦めたりするのはもったいないですよね。他人や世間の価値判断基準は、この際、すべて無視してしまいましょう。

また、「失敗しそう」「成功しそう」といった観点から判断しないことも大切でしょう。「失敗しても次がある」「少しずつ前に進んでいければいい」と前向きな気持ちを持つことが肝心です。

幸せになるためにやることを考える

「どんな人生がもっとも幸せなのか?」と考えることも、やりたいことを見つけるための布石になるはずです。

「自分が幸せだと考える人生はどのようなものか」が決まると、実現するための方法も思いつきやすいでしょう。

「何をするべきかでななく、自分のしたいことは何かを問う」ということですね。「~すべき=自分のしたいこと」ではありません。

「~すべき」と思っている事柄の9割は洗脳と言っても過言ではないので、やるべきことよりも幸せになること、つまり自分の意志や好みを優先て考えると良いでしょう。

「何がしたいか」と「こんな人になりたい」を混同しない

「こんな人になりたい」という憧れだけでは、ゴールまでの道筋が見えないことが多いです。

「他の人がしたいことをした結果」と「自分のしたいことをすることで得られる結果」はまったくの別物なんですよね。

あなたはヒカキンではないし、どう足掻いてもヒカキンにはなれないので、ヒカキンみたいになりたいからと言ってボイパをやる必要はどこにもないのです。

「憧れ」と「やりたいこと」がごっちゃになってしまうと、本当にやりたいことが分からなくなってしまうことがあるので気を付けましょう。

一緒にやってくれる人を探す

意外と盲点となりがちなのが、「やりたいことは別に一人でできることでなくてもいい」ということです。

誰かと一緒にやりたいことも立派な自分のやりたいことですし、一人よりも二人のほうが選択肢や可能性の幅が広がることもあるでしょう。

僕自身、セブ島の留学学校で出会った友人がいたからこそ、フィリピンで起業することができました。一人ではきっと「やりたい」とさえ思わなかったでしょう。

誰かを巻き込んで初めて「やりたい」と思えることも多くあるので、無理して「自分一人でできること」から「自分のやりたいこと」を探さなくても良いです。

やりたいことが見つからないときの対処法

自分のしたいことを書き出す

やりたいことが見つからないときこそ「自分のしたいこと」を紙に書き出す方法がおすすめです。

「書く」という行為には、心のモヤモヤした気持ちに形を与える効果があります。

思いついたやりたいことや少しでもしたいと感じたことは、どんなに小さくても紙に書き出してみましょう。

おすすめの方法

  1. ノート、もしくは大量のコピー用紙を用意する
  2. 20~30分ほどのまとまった時間を確保し、落ち着ける環境に身を置く
  3. やりたいこと、したいことを大小関わらず、思いつく限り書き出す

おそらく、思っているよりもしんどい作業だとは思いますが、きっと今まで考えてもみなかったことや新たな発見、進みたい方向性が見えてくるはずですよ。

やりたいことが日々変化していくことは普通のことなので、定期的に自分の頭の棚卸しをすると良いです。できれば、毎朝のルーティンに、少なくとも週に1度は行いましょう。

気の向いたことから始める

少しでもやりたいと思ったことは、とにかく行動に移してやってみることが大切です。

人の脳は、奇しくも「行動して初めてやる気が出る」という摩訶不思議な仕組みになっているため、まず「動く」ことが初めの一歩です。

「いやいや、やりたいことがないから困ってんだよ」という方も、普段から「どんなに小さいことでも自分のしたいことをするぞ」という意識を持っておきましょう。

「いつもは鮭とツナマヨ、2つのおにぎりを買うけど、今日は別にツナマヨ2つ買ってもいいよな?」ぐらいの小ささでいいんです。

なんというか、「やりたいことが見つからない!」と焦っているときって、「やりたいこと」のハードルが高くなってしまっているときなのではないでしょうか。

きっとそうじゃない。本来、やりたいことって「あ、カルピス飲もう」ぐらいのテンションで思いつくものだし、そのぐらい"ふわっ"としたものでいいと思うんですよ。

仕事につながらずとも、少しでも自分が楽しい、おもしろい、興味があると感じたことはやって良いのです。時に立ち止まっても、休んでも、ゆっくりと前に進んでいければそれで良いのです。

失敗したら即死するようなチャレンジではない限り、思い切って「えいやっ」と飛び込んでみたほうが物事は上手くいくはずですよ。

あめぎ
「これは実験だから失敗しても良い」という実験思考を持つことも大事だよ

自分を客観的に見つめ直す

やりたいことを見つけるためには、自分を客観的に見つめ直す「自己分析」も有効です。

自己分析は主に、過去の経験を振り返って自分の長所や短所、価値観 特徴などを洗い出す作業ですが、未来に対して考えてみることも効果的ですよ。

自分を客観的に見つめ直すための質問を以下にまとめました。30分~1時間ほど時間を取って、それぞれの質問に対してじっくりと考えてみてくださいね。

自分をより深く知るために効果的な質問まとめ

過去と未来、どちらの質問にも取り組んでみてもいいですが、人によっては苦痛や不安を感じる場合があります。

自分のできる範囲でいいので、遊んでいるつもりでゆるっと挑戦しましょう。

過去に起点を置いた質問

  • あなたの譲れない信念は?
  • 時間を忘れて熱中したことは?
  • やりたくないことや苦手なことは?
  • やりがいや楽しさを感じたことは?
  • これまでの人生で悔しさを感じた瞬間は?
  • これまでの人生でもっとも感動したことは?
  • これまでの人生で人から褒められたことは?

未来に起点を置いた質問

  • 理想の働き方は?
  • 人生で失いたくないものは?
  • 自分が本当に求めているものは?
  • どんなことで人の役に立ちたい?
  • 理想の暮らしやライフスタイルは?
  • どんな人間関係を築いていきたい?
  • 夢が叶ったとき、どんな気持ちになるだろう?
  • どんな役割・ポジションで仕事をしていきたい?

読書をする

やりたいことが分からないのは、自分がまだ興味を持てる分野に出会っていないからかもしれません。やりたいことを見つけるためには、読書も有効な方法でしょう。

本屋に行って片っ端から本を手に取ってみるでもいいですし、 Kindle Unlimited を活用して今までの読んだことのないジャンルの本や雑誌を試し読みしてみるでもいいです。

Kindle Unlimitedは今なら30日間無料で200万冊以上が読み放題なので、この機会にいろいろな分野の本を手当たり次第に読み、自分を刺激してくれる情報にできるだけ触れてみましょう。

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環境を変える

環境を変えると関わる人が変わり、視野が広がるので、まだ見えていなかった自分のやりたいことが見えてくるかもしれません。

普段は通らない道を通る、普段は入らないカフェやレストランに立ち寄るといった小さなことから、旅行やキャンプに出かける、さらに大きなものでは仕事を変える、住む場所を変えるといった選択肢もあるでしょう。

人のクリエイティブな思考は、よく「天井の高さに比例する」と言われます。

天井の低い屋内で物を考えると思考の幅が狭まり、外のような天井の高い(むしろ、存在しない)環境に身を置くと自由な発想が生まれやすいんですね。

「やりたいことがない」と思い悩んでしまったときは、のんびりと散歩をして思考と気持ちをリフレッシュしてみることをおすすめします。

また、転職や引っ越しは簡単にできることではありませんが、確実に生活が変化するので、どうしてもやりたいことが見つからないときの最終手段としては有効かもしれません。