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100冊以上の自己啓発本を読んで気づいた5つのこと

自己啓発本を読む目的は、文字通り、自己啓発や自己研鑽が主だと思います。

たとえば、以下のようなものが挙げられるでしょう。

「成功したい」
「起業したい」
「人生を変えたい」
「自分を変えたい」
「副業で稼ぎたい」
「お金持ちになりたい」
「人生の目的を知りたい」

当時、売れないバンドマンだった僕は、とにかく貧乏で、将来への不安で頭がいっぱいでした。そんな「お先真っ暗な人生」を変えたくて、自己啓発本を手に取ったのです。

現在は、個人事業主として複数のWebメディアや海外事業の運営に専念することができ、バンドはやめてしまったものの、趣味として音楽も続けられています。

以前の自分からしてみれば、割と「お前、成功したよな」といってもいい状況にいるのではないかと思います。

これまで100冊以上の自己啓発本を読んできましたが、それでも「自己啓発本がきっかけで人生変わったわ」と言うのには少々──いや、かなり抵抗があります。

理由は、以下の3つです。

  • 書いてあることがだいたい同じ
  • そもそも成功した人しか本を書かない
  • 自己啓発本が役に立つかは環境やその人の性格による

正直、いくら自己啓発本を読んだところで「成功」に直結することはありません。

自己啓発本にも散々書かれている通り、行動が伴っていなければ、いくら知識があったとしても何の意味もないんですよね。

人生を変えたい、成功したい、と思ってる人にとって、本当にすべきことは果たして「自己啓発本を読むこと」なのでしょうか?

今回はその点も含め、

  • 自己啓発本にハマると危険って本当?
  • 自己啓発本ってぶっちゃけ意味ないでしょ?
  • 自己啓発本を読んでるのに成長が感じられないんだけど?

といった疑問や悩みに、「100冊以上の自己啓発本を読んで気づいた5つのこと」と題して、ヒントになりそうな情報をまとめていきます。

知識量よりも行動量を重視

正直、過去の僕は「自己啓発本を読む」という行為自体が目的になっていたと思います。

そうでなければ、100冊も似たようなことが書かれている本は読んでこなかっただろうし、事実、本を読み終えるたびに「成長」や「満足感」を感じていました。

しかし、今にして思えば、それは「薄っぺらい成長」だったんですよね。誰かが書いた言葉をなぞって、何もかも分かったようなふりをして、自分ではまだ何もしていないのに満足してしまっていたのだから。

自己啓発本では、もう耳にタコができるぐらい言われていることですが、行動こそすべてです。

「百聞は一見にしかず」ということわざがあるように、100冊の恋愛本を読むより、たった1回、勇気を振り絞って好きな女の子に話しかけたほうが「成功」に近づくのは明白ですよね。

問題は「どう行動するか?」であって、別に「知識量より行動量がモノをいう」みたいな、ありきたりなクソバイスクソ+アドバイスを求めているわけではないのです。

「行動しろ!」と口酸っぱく書かれている本はごまんとありますが、

  • どう行動したらいいか?
  • まず何から始めたらいいか?

ということまで書かれている本はあまりありません。

それはなぜかというと、

人 に よ る か ら

なんですよね。元も子もないですが、ちょっと考えてみてください。

育ってきた環境も、仕事も、年収も、家族構成も、性格も、自己研鑽に充てられる余剰時間も、すべて、人それぞれ違います。

つまり、どう行動すべきか、何をすべきか、という問題も人それぞれ違うのです。

でも、自己啓発本に「人によります」とバカ正直に書いても誰も買いませんよね。なので、どうしてもありきたりな、誰にでも該当するような曖昧で一般的なことしか書けないのです。

本を読むよりも先にやるべきこと

僕らが本当にすべきことは、

×とりあえず自己啓発本を読む
○何のために自己啓発本を読むか決める

です。言葉を変えるなら、「何をどう行動に移すべきかを考えてから、その方法を本から学ぶ」ということです。

まず、自分が知りたいことや疑問が先にあり、それらを解決、または払拭するために「本」というツールを使う──。

本来、本はそういう使い方をするべきものなのかもしれません。

お金持ちになりたい、人生を変えたい、という漠然とした気持ちで自己啓発本に手を伸ばしてしまうから、

『自己啓発本は意味ない』
『自己啓発本にハマると危険』
『自己啓発本を読んでるのに成長が感じられない』

という意見が出てきてしまうのではないかな、と。

そもそも、自力で「何をどう行動に移すべきか?」を考えられるような人は、もっと具体的なハウツー本を手に取るので、自己啓発本すら読まないかもしれないですけど。

自分にとっての「成功」とは?

「何を、いつまでに、どのぐらいやるか」を決めるほうが先。

これは僕が自己啓発本を読み漁っていて、「あれ? どれも同じことが書いてある」と思い、「あ、まずは自分のことを知らなくちゃ」となったことから得た「気づき」です。

成功したいのなら、まず、自分にとっての成功を考える必要があります。

結婚はしているのか、ペットはいるのか、年収はどれぐらいなのか、持ち家なのか賃貸なのか、車は持っているのか──など。

ここまで具体的に考える必要はないかもしれませんが、とりあえずコレがあったら自分の中で成功だ、というポイントは見つけておいたほうがいいです。

そして、その目的なりゴールなりに向けて、今の自分が何をすべきか、何ができるかを考える──。ゴールは中長期的でもいいし、突発的に行動してみるでもいいと思ってます。

本から学べることも多いですが、たった一つの行動から得られるもののほうが、自分にとって「活きた情報」になるのは間違いありません。

「自分」というフィルターは、これから一生、死ぬまで切り離すことはできないので、自分を通して得た体験がもっとも貴重な資産なんですよね。

自分の責任で話せることは、自分自身の体で実際にやったこと、その中で感じたこと、考えたこと、きっとそのぐらいです。

なんにもしたことがないのに、さもなんでも知っているつもりになって、空っぽな言葉を語るような人生は送りたくないなあ、と思います。

書いてあることだいたい同じ説

自己啓発本は、平たく言えば「成功者はこうしているぜ、やる気の出し方はこうだぜ」といったことが延々と書かれている本です。

具体的に自己啓発本の内容を要約すると、大きく分けて、以下の6つに集約できます。

  • 社会や地域に貢献する
  • 家族、会社、同僚、部下、友人を大切にする
  • 健康に気を遣い、規則正しい生活を心がける
  • 週に10時間は自己研鑽のための勉強時間に充てる
  • 一日の最後に、よかったこと、悪かったことを書き留める
  • 適切なタイミングに、最適な方法で、素晴らしい仲間たちと協力し、絶え間なく行動する

はい、もうこれだけです。

「この本に書かれていることを実践していけば、人生は変わり、成功もできますよ」というのが自己啓発本です。

確かに、書いてあることは正しいのかもしれません。セミナーにしろ、本にしろ、一時的にはモチベーションが上がるのも間違いありません。

しかし、いざ本の内容を要約してしまえば、「え、どこかで聞いたことあるフレーズばっかり」となるものばかりです。

言い回しや結論にたどり着くまでのアプローチが異なるだけで、結局、言ってることはどれも同じようなこと──。

僕は別に自己啓発本を否定したいわけではなく、「自己啓発本には自己啓発本の使い方があるんじゃないかな?」という気づきがあっただけなんですよね。

僕の「自己啓発本の使い方」

僕の「自己啓発本の使い方」はズバリ、モチベーションを上げたいときに読む、です。やる気の着火剤、といったところでしょうか。

「なんかやる気出ないなあ。なんとかしなきゃなあ」というときに読むことが多いですね。というより、それ以外のタイミングでは読みません。

読書量は多いほうだとは思いますが、必ず「コレを知りたい、コレが学びたい」という目的があって本を選ぶようにしているので、あえて自己啓発本を選ぶことはほとんどないです。

それに、自分の中で「この自己啓発本を読むとテンション上がる!」という本はだいたい決まっているので、自己啓発本を読むにしても、自分のお気に入りの本からしか読まなくなりました。

繰り返し読んでいる3冊の自己啓発本

いわゆる、「ザ・自己啓発本」で頻繁に読んでるのはこの3冊だけです。どれも分かりやすい内容、かつモチベーションが上がるので、僕は気に入っています。

こういう「自分のテンションがなぜか上がる本」というのは自分自身で探していく他ないので、やはり、ある程度の読書量は必要なのでしょう。

でも、そういった本があるかないかで、今後の人生が変わってきたりもするので、意識的に探していくことをおすすめします。

別に自己啓発本じゃなくても、小説でも、映画でも、アニメでもいいんです。

とにかく、「なんか知らんけど、なぜかこの作品に触れるとテンション上がるわ」というものがあると、何より人生が楽しくなりますし、作業の生産性も上がります。

自己啓発本に書かれてる内容はだいたいどれも同じですが、「どの本が自分に刺さるか?」というのは人によって違うので、ぜひ自分のお気に入りの一冊を見つけてみてください。

100冊読むより10冊を10回読む

上の項目でも書いたとおり、自己啓発本って、だいたい書いてあること同じなんです。

自己啓発本を読む目的にもよりますが、テキトーに100冊読むよりも、自分のお気に入りの10冊を、繰り返し10回読んだほうがタメになります

人間の脳は超がつくほど「サボり魔」なので、たとえ一時的にモチベーションが上がったとしても、すぐに熱が冷めてしまい、なかなか行動が続かないんですよね。

それなら、自分のお気に入りの本を繰り返し読んで、少しずつでも確実に自分のものにしていったほうがいいと思いませんか?

ひとつのことを習慣化するのだって大変です。人生を変えたいからといって一気に生活を変えようとすると、必ずリバウンドして失敗しますし、結局ひとつも身につかないまま、ただ時間だけが過ぎ去っていくだけになってしまいます。

「ひとつずつなんて、かったるくてやってられない!」という気持ちもめちゃくちゃ分かりますが、案外「一歩ずつ着実に」が近道だったりもします。

本当に大事なのって「何冊読んだか?」じゃなくて、「1冊の本からいくつ学びを得られたか? そしてそれらをいくつ実践できたか?」だと思うんですよ。

興味があるなら、いろいろな本をたくさん読んだほうがいいかもしれませんが、「自分は将来こうなりたいんや、これがやりたいんや」という目的があるなら、お気に入りの本を繰り返し読んで、ひとつずつ実践していったほうが学びは多いはずです。

そもそも成功した人しか本を書かない

本日の「これな大賞」はこちらです。そもそも、店頭に本が並んでいる時点で、それは「ある意味で成功してる」といってもいいでしょう。

出版化されているということは、ネットで見つかるようなありきたりな内容ではなく、少なからず著者自身に魅了や価値、肩書といった「人生のドラマ」があるはずです。じゃないと売れませんからね。

自己啓発本というのは、それこそ「ネットで見つかるようなありきたりなこと」を、著者の人生というフィルターを通して書かれた、ひとつのストーリーに過ぎないんですよね。

いわば、数あるうちのたったひとつの成功例でしかなく、「どこぞの誰かの成功体験自慢話」と言い換えても間違いではありません。

知識量よりも行動量を重視の項目でも書いたとおり、すべての条件や環境は「人による」のです。

自己啓発本に書かれていることが万人に当てはまる、ということはありえないんですよね。

あくまでひとつの成功例として、あくまでひとつのサクセスストーリーとして自分の糧にする、といった使い方がちょうどいいのではないでしょうか?

自己啓発本なんてのは、読んでみて自分が納得したものだけをやればいいんです。疑問を持ったままやっても意味ありませんからね。

あとは自分と相談しながら、どうすれば自分の目指す生活を手に入れられるか、ということを考えていくしかないんですよね、きっと。

アニメと筋トレのほうが役に立つ場合もある

僕はとにかくアニメが好きな人なのですが、俗に言う自己啓発本の類は「妙に消費行動──アニメなど──を敵視してる風潮」が感じられて、「うわあ」となることがあるんですよね。

自己啓発本だけではなく、意識高い系の自称インフルエンサーとか、横文字いっぱい使うインテリ系SNS芸人とか──。

「発信こそすべて!」とか、「サラリーマンは損しかしない!」とか、「海外行ったことないやつはクソ!」とか言っているような人たちです。

人にとって「幸せ」や「成功」の基準、概念が違うのに、さも「これやったらあなたも間違いなく『成功』できますよ」とか言っていると、すごく違和感を覚えるんです。

自己研鑽に勤しむ人生があるなら、娯楽に勤しむ人生があってもよくありませんか?

何が幸せ、何が成功というのは人によって違います。守りたいものだって、求めてるものだって違う。

でも、自己啓発本に書かれている「人生の成功」は、決まってお金とか、地位とか、名声とか、そんなものばかりです。

資本主義国家に住まう民の運命なのかもしれませんが、とにかくそういう言葉にはもうお腹いっぱいです。もちろん、すべての自己啓発本がそうではないですが。

最近は、

「自己啓発本に似たり寄ったりのことが書かれているのは、成功者(著者)からの『お前ら、自分の人生なんだから、ちょっとは自分で考えろよ』というメッセージでもあるのかな、

と思うようにしています。

海外に行ったからって価値観が変わるとは限らない

同じように「これをやったら価値観が変わる!」というのも人によります。

有名なものとして、「海外に行くと価値観がまるっきり変わる」というものがありますが、僕の場合はそんなことなかったですね。

1年以上フィリピンに住んでみたり、海外でツアー事業を立ち上げたり、キャンピングカーでアメリカ大陸を横断したりなどしてきましたが、価値観が劇的に変わるという感覚はあまりありませんでした。

確かに、素晴らしい経験であったことには変わりないのですが、僕にとっては、「アニメに出会ったときの世界の変わりよう」のほうが衝撃的でした。

つまり何が言いたいかというと、「自分が何によって感化されるのか?」というのも、「何がきっかけで自分の人生が変わるのか?」というのも、結局は人によるんです。

それは本屋さんで何気なく手に取った1冊の本かもしれないし、ふらりと立ち寄った映画館で観た、名前も知らない映画かもしれない──。

はたまた、同じクラスの冴えない女子生徒が人生のターニングポイントになるかもしれないし、たまたま訪れた外国での経験が今後の人生を左右することだって大いにあるのです。

「勉強代」と称してしょうもない本をだらだら読んでるより、お家でスクワットしてたほうが前向き、かつパワフルに日常生活を送れたりもするので、人生ってよく分からないよなあ。

まとめ:もっと自分の生き方に自信を持っていい

仮に資産が1億あったとして、死ぬまで家でだらだらゲームして、Twitterして、YouTubeを観ているような人生が「成功」と呼べるのかは人それぞれ違います。

単に「お金が欲しい」といっても、きっとその手にしたお金でしたいことはあると思います。

逆に「したいこと」が分かっていれば、いつまでに、いくら必要なのか、そしてそのためには今どんなことをすべきなのか、ということが逆算できます。

それすら考えることがダルいというのであれば、それは「金=価値」という現代社会のまやかしに魅せられているだけであって、なんだかんだ今の生き方に満足している──つまり、自分にとっての本当の価値はお金にはない、ということの裏返しなのかもしれません。

「幸せ」や「成功」の基準は、結局は自分で決めるものなので、あまり自己啓発本に書かれていることとか、意識高い系インフルエンサーとかの発言は真に受けなくてもいいです。

そんなことより、「何をどうすればもっと自分の人生はもっと『豊か』になるのか?」を考えたほうが幸せになれます。

何をして「豊か」と呼ぶのかということを考えておくのは、今後の人生にとって、決して無駄なことではありません。

たぶん、それが「自分の人生と真摯に向き合うこと」であり、それこそが本当の意味での「自己啓発」なのだと、そう思います。

最後に、100冊以上の自己啓発本を読んだ僕がたどり着いた「たったひとつの真理」を書いておきます。

寝ることが史上最高の「自己啓発」です。いや、本当に。

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  • この記事を書いた人

あめぎ

「とりあえずやってみる」をテーマに、ゆるく生きていくための情報を発信しています。バンドマン→ブロガー→自転車日本縦断→セブ島留学→フィリピン移住→海外起業→アメリカ大陸横断→富士山登頂→引きこもり→うつ病&PTSD。詳細プロフィールはコチラ

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