【2022】ミニマリストのiPhoneホーム画面晒し【スマホ依存を断ち切る】の記事を書いてから約2年半が経過しました。
2024年10月時点での「ミニマリストのiPhoneホーム画面晒し」やっていきます。
基本概念は変わらずシンプル
iPhoneの使い方に関する基本概念──コンセプト──は変わっておらず、以下のポイントは未だに守っています。
- アプリは必要最低限
- すべての通知はOFFに設定
- ニュースアプリは入れない
- ホーム画面は「1画面」にまとめる
- デジタルデトックスを心がけ、スマホの使用を極端に制限
- SNSは毎回ブラウザから見る(そもそもSNSのアカウントを消した)
ホーム画面は「1画面」にまとめる
ホーム画面は、やはり1画面にまとめたい──。一度に目に入ってくるアプリが多いと、それだけでも脳のリソースを割いてしまい、集中力や思考力が散漫になります。
僕にとって「スマホを開く行為」というのは、脳の神経回路に流れる極小の電気信号──アイデアや思考──をいかに形として残しておけるかの勝負です。
瞬間的なひらめきは、コンマ数秒の遅延といったわずかな刺激でも簡単に消え失せる、蜃気楼のようなもの。とはいえ、それらは当然ながら玉石混交であるため、ほとんどが役に立ちません。しかし、それでも僕は、普段の何気ないアイデアを大切にしたい。
──そんなお気持ち表明からの、ホーム画面。
- Chrome
- ChatGPT
- Perplexity
シンプルすぎて草。
ちょっと前まではChromeとChatGPTの2つだけでした。今は試験的にPerplexityが居座ってます。
メモアプリよりもAIチャット、あるいはアナログメモ
以前は、瞬間的に思いついたアイデアやタスクなどはすべて「FastEver(Evernoteの高速メモアプリ)」に保存していました。
しかし、2024年に入ってからは、メインのノートツールをEvernoteからUpNoteに移行してしまったんですよね。UpNoteは無料版だと50ノートまでしか作成できないので、僕は買い切りで購入しました。Evernoteからの移行も簡単だったし、とても良かった。
ただ、最近はUpNoteも使っておらず、ChatGPT──もしくはPerplexity──にそのまま打ち込んじゃってます。僕は普段からAIを相手にアイデアや思考を壁打ちして深堀りするのが趣味なので、このやり方のほうが楽なんですよね。
別にClaudeとかGeminiでもいいんですけど、なんだかんだ普段遣いならChatGPTが使いやすい。AIツールの使い分けはまた別記事でまとめます。
さらに正確に言うと、アイデアや思考はアナログでB5ノートにばっと書いて、そこからAIチャット──という流れが多いかもしれません。「速さ」という点だと、やっぱり手書きが一番いい。アイデアも広がる。
疑問:なんで画面が白黒なの?
ホーム画面の画像が白黒なのは、僕が普段からiPhoneをグレースケールで使っているからです。その再現。
僕はどうやら、視覚や聴覚などの感覚が人に比べて過敏であるため、光や色から見ている以上の情報を受け取ってしまうみたいなんですね。だから、貴重な脳のリソースや心身のエナジーを節約するため、何か特別なことがない限り、常に画面はモノクロというわけ。
参考:スマホとパソコンをグレースケールにする効果とメリット!デバイス別の設定方法まとめ
疑問:なんでアプリはその位置なの?
僕は右手でスマホを持つことが多いので、親指の動きを考えるとこの位置にアプリを置くのが一番効率がいいんです。
iPhoneもやっとアプリの位置を自由に設定できるようになったので、ようやくこういったこともできるようになりました。何年待ったことか──。
3つのこだわりポイント
1. 頻繁に使うアプリでもホーム画面から削除
よく使うアプリでも、iPhoneであれば、ホーム画面から削除しておいても素早く起動できます。つまり、一日に何十回と使うようなアプリでない限り、ホーム画面から外しておいても大して利便性は変わらないんですよね。
一日に数回、あるいは月に数回しか使わないようなアプリはどんどんホーム画面から追いやり、少しでも余計な情報が目に入らないよう工夫しています。
2. すべてのアプリの通知はオフ
LINEやメールなどを含め、すべてのアプリの通知はオフに設定しています。通知を知らせるバッジもなし。
ホーム画面にメッセージやニュースのアプリがあると、つい「返事しなきゃ」「新しい情報を確認しなきゃ」という思考が働いてしまいます。仮にそういった思考が働いていなくても、無意識下では脳のリソースが割かれているもの。チェックは多くても朝晩2回、何なら1日くらいしなくたって命まで取られたりしない。
たかがアプリごときに優先順位を追い抜かされるのは癪なのでね。
3. YouTubeもXもブラウザからチェック。というかほとんど見ない
YouTubeやX(Twitter)についても、アプリは入れず、ブラウザからチェックしています。あえて工程を増やし、閲覧を面倒にすることで、依存症になるリスクを回避する狙いです。というより、スマホからそういったサイトを閲覧する機会そのものが少なく、見るとしてもPCからであることが多い。
新たにXのアカウントは作成したものの、発信のみの運用に絞っているため、使い方そのものが過去のそれとはまるで異なります。そのため、以前の習慣──毎回ページを閉じるときにログアウトし、ページを見るときは毎回ログインする──がなくとも、タイムラインを眺め続けるということはありません。そもそも、誰もフォローしていない──つまり、表示するタイムラインがないので。
YouTube、AIに要約させたほうが早い説
YouTubeに関しては、もはや動画を観る機会さえほとんどありません。
情報収集が目的であれば、Chromeの拡張機能等で動画の内容を文字起こしし、それをChatGPTやGeminiに要約させたほうが効率がいい。最近だとNotebookLMがYouTubeに対応しましたし、学習目的なら、もう動画を観る必要もなくなっている気がします。──今のAIツールの無料枠ウハウハの流れがいつまで続くかはわかりませんが。
YouTubeを使うのは、たまに「猫」や「ゆっくり声」が恋しくなったとき、もしくは曲を聴くときぐらいです。
使っているアプリ一覧
何のアプリなのか分からなそうなもののみ、まとめて紹介します。
- Claude:全般・文章生成。スマホからはあまり使わない
- Bitwarden:パスワード管理アプリ。1Passwordから移行した
- ChatGPT:ホーム画面にもいる一番の相棒AIチャット
- Perplexity:検索・リサーチ。深堀りしたいときはGenspark
- UpNote:ノートアプリ。Evernoteから移行した
- Google:Geminiしか使ってない
画像以外には、写真・カメラ・LINE・メッセージ・電話・Amazon・Alexa・World Appが入っています。
余談:World Appについて:ベーシックインカム実現?
WorldAppは、OpenAIのサム・アルトマンが主導するWorldcoinプロジェクトの中核的なアプリです。簡単に言えば、AIによる利益を全人類に分配し、ベーシックインカムの実現を目指す──つまり、AIが進化する社会での富の不平等緩和を目標にしているプロジェクトですね。
実現するかはともかく、僕はこの構想に強く共感したため、今年4月から定期的なトークンの受け取りを開始しました。現在は1トークン233円、これまでの半年で受け取ったのは52トークンですが、最近のAI技術の発展を見ていると、富の再分配はもはや時間の問題ではないかなと思わざるを得ません。もっとも、規模感としては、国からというよりかは、WorldAppのように特定のコミュニティから分配される形が現実的だと思っていますが。
「AIの稼ぎを人間に分配する」という構想に興味がある方は、ぜひアプリを無料ダウンロードし、World IDを作成してください(招待コード「SZGPI92」。アプリインストール後、右上歯車アイコン「設定」→「招待を利用する」→貼り付ける→「確認」で登録)。Worldcoinを受け取るには「Orb」という球体の機械に目の虹彩をスキャンする必要がありますが、それがなんとも近未来でサイバーパンクな体験なので、それを目的としても良いかもしれません。
まとめ
今後は、AI技術の急激な発展も相まって、より一層、人間の持つ独創性や創造性が試される時代がやってくるのだろうと思います。そのため、どうでもいい無駄な情報はできるだけ排除し、自分の能力を最大限に発揮できるよう常に脳のリソースは空けておくことが大切なのでしょう。
たかがホーム画面、されどホーム画面。見る回数が圧倒的に多いホーム画面だからこそ、いつもシンプルに、すっきりと整理しておく。これは脳機能はもちろん、心身の健康を守るにも重要なことだと感じます。
正直、最近は「スマホいらねえな」とも思い始めています。もしかしたら、来年はホーム画面どころか、廃棄されたスマホを晒すことになるかもしれません。アディオス。