自信を持てない人って、もしかすると自分の中で「できる」のハードルを上げちゃってるのかもしれません。
僕も以前まで自分に自信が持てない人間だったんですが、ある考え方にたどり着いてから楽になりました。
その考え方とは「できることに目を向ける」ってこと。当たり前っちゃ当たり前なんですが、これがとっても重要なことなのです。
自分で「できる」のハードルを上げてない?
自信がないと感じている人って、どこか完璧主義なところがあると思うんですよ。
つまり、「できる」のハードルが高すぎる、もしくは自分で「できる」のハードルを上げてしまっているんです。
「100%がゴールだ! 完成品以外は一切認めない」という考えだと、えげつない量の精神エネルギーを消費することになります。
もちろん完成させることも重要ですが、完成にまでの過程も大切なものです。
「完成までの過程」を一番認めるべきは自分です。人の目に触れていない段階だからこそ、自分で自分を認めてあげるしかないんです。
できないことに目を向けているから自信が持てない
「できないこと」ばかりに目を向けて良いことは、正直ありません。
「あれもできない、これもできない」となってしまうと本来の目的を見失う原因にもなりますし、セルフイメージも悪くなっていきます。
結果的に「自分は何をやってもダメだ」→「自分には才能がない」→「自分には向いていない」→「自分にはできない」となってしまうわけ。
自己嫌悪に陥るぐらいなら見ないほうがいい
たとえば、自己成長のためにTwitterで優秀な人ばかりをフォローしていたとしましょう。
タイムラインに流れてくるのは当然、優秀なツイートばかりです。
生活の意識レベルが高かったり、専門的な知識や技術を身につけていたり、発想が豊かだったり。
そういった優秀な人と比べて「自分なんかまだまだだ」と思うのはよしとしましょう。
ただ、それでモチベーションが下がったり、自己嫌悪に陥るぐらいならそんなものは見ないほうがいいんですよ。
目標を持つことも、自分の理想とする人から学ぼうとすることは立派で素晴らしいことです。
でも、よく考えてみてください。優秀な人をフォローしたのは、ほかのだれでもない自分自身です。
少しでも自分を成長させるために、優秀な人たちをこぞってフォローしたはずです。
それにもかかわらず、それが原因となって自信をなくしてしまうのはどうなんでしょう? バカらしいと思いません?
できる人が「できる」のは当たり前
優秀な人が優秀なツイートをしているのは当たり前です。できる人ができるのは当たり前なんです。
自分に足りないもの、自分ができないことはたくさんあるでしょう。
それらを手に入れるために「できる人」から知識や経験を得ようと考えたわけですよね。
自分ができていないから、できる人から学ぼうと思ったはず。ちょっとでも自分の理想に近づきたくて、優秀な人から学ぼうと考えたはず。
それなら、自分と「できる人」とを比べる必要はないです。
これから自分ができないことをできるようになっていくために学んでいるんですから。
真に比べるべきは他人ではなく自分自身です。自分がいかに成長できたか、が最重要項目なんです。
自信を持つためには「できる」に目を向ける
自信が持てないという人は、過去の失敗が積み重なって自信が持てないのかもしれません。
はたまた、他人と比べてしまって自分の不甲斐なさに嫌気がさしているのかもしれません。
過去から学ぶこともあるでしょう。他人から学ぶこともたくさんあるでしょう。将来に不安を感じることもあるでしょう。
それでも、考えるべきは「今」です。いつだって今このとき、この瞬間です。
「今できること」から初めの一歩を踏み出せばいいんじゃないかな。ぜひぜひ自分の「できる」に目を向けてあげてくださいな。
自信をつけるためにあえてハードルを下げてみる
「目的を達成できない自分が許せない」「習慣を守れない自分が許せない」「失敗が許せない」
そんな人は「できる」のハードルを下げてみることをおすすめします。
一番恐れるべきは、走り出した段階で諦めてしまうことです。自分にはできない、と走るのをやめてしまうこと。
目標が達成できずに自信を失ってしまうぐらいなら、いっそのこと「できた」のハードルをグッと下げちゃいましょう。
たとえば、「一日一冊は本を読む!」という目標があり、一日で一冊読みきれなかったとしますよね。
「一日一冊も読めないとか自分はなんてダメなやつなんだ……」と、真面目な人は思うかもしれません。
ここを「読書を15分できた!」にしてあげるんです。そうやって「できない」から「できる」に、「できなかった」から「できた」にシフトしていくわけです。
勉強でも、副業でも、一日に3時間ずつやれば必ず成果はでます。継続さえできれば間違いなく成長します。
それでも、いろいろな要因が重なって一日3時間の確保が難しいことだってあるでしょう。そんなときのためにサブの目標を用意しておくんです。
「本を一日一冊は読む」という目標が高すぎると感じたら、「15分間読書する」を目標に、それでも高いと感じたら「本を手にとって開く」を目標に設定してみましょう。
まとめ
人間、嫌なことを続けられるほど都合のいい生き物じゃないです。
少しでも精神的なメリットがないと動きません。楽しいとか、うれしいとか、気持ちがいいとかね。
「できない」が原因で自分に自信も持てないのであれば、「できる」に目を向けて、ここぞとばかりに自分を褒めてあげましょうぞ。