「運動を習慣にして、ダイエットを成功させたい!」
「勉強を習慣にして、英語で喋れるようになりたい!」
「早起きを習慣にして、朝の時間を有意義に使いたい!」
意気込んで目標を掲げてはみたものの、なかなか継続できずにフェードアウト——。
誰しも一度ぐらいはこんな経験をしたことがあるんじゃないでしょうか?
「自分は何をやってもダメなんだ」
「何をやっても続かない」
「意思、弱すぎ」
──と、お悩みのそこのあなた、朗報です。
もうね、習慣化は気合いや根性でどうにかなるもんじゃない。
それは何度も習慣化に失敗してきたあなたが一番よく知ってるはず。
「どうして習慣化できないの?」
「なぜ目標を達成することは難しいの?」
その理由のすべては「脳」にあったんです。
目標を達成するために必要な能力は誰でも持ってます。そう、誰でも、です。
習慣化に特別な資質や才能なんてものは要りません。その仕組みを知っているか、知らないかだけ。
今回紹介する「脳科学的に正しい習慣化の方法」を実践すれば、習慣化の成功確率がぐーんとアップすること間違いなし!
実際、何度も失敗を繰り返してきたMr.三日坊主の僕でも、複数の習慣化に成功することができてます。
習慣化できない原因から、『これは効果的だった!』という「習慣化するコツ」、習慣化に関するおすすめの本やアプリまで、超わかりやすく解説していきます。
目次だけでも目を通してみてください。ひとつでもいいので今日からはじめてみましょう。
習慣化で人生の45%をコントロールせよ
アメリカのデューク大学の研究によると、「人生のおよそ 45% が習慣的な行動1」だそうです。
つまり、
- 習慣を変えれば、人生の45%を変えられる
- 習慣を自由にコントロールできれば、人生の45%をコントロールできる
ということです。
人生の約30%は寝ているので、習慣が45%だとすると、残りはたったの25%しかありません。これは大変なことですよ、奥さん。
習慣化に必要な期間は? 21日? 66日?
習慣が定着するまでには、どのぐらいの期間がかかるのでしょうか?
ロンドン大学のフィリッパ・ラリー博士が行った実験によると、習慣化に要する日数は「平均66日」との結果が出たそうです。
しかし、被験者の特性や行動の難易度によって、最短18日だったり、はるかに長い254日だったりと幅があるので、あくまで「平均」として覚えておきましょう。
また、臨床心理学者のマクスウェル・マルツ博士著「自分を動かす」には、「私達の持っているイメージが変わるまで通常、最低でも21日かかります」と記してあります。「行動の習慣化は21日かかる」という通説は、ここから来ているのかもしれませんね。
もちろん、いずれにしても「21日経てば、もしくは66日経てば"絶対に"習慣化できる」というわけではありません。
習慣の種類と習慣化までの期間
統計的に見た「行動・身体・思考、それぞれの習慣化までの期間」の目安は以下の通りです。
- 行動習慣→2週間から1ヶ月:勉強・日記・片付けなどの一般的な行動
- 身体習慣→3ヶ月:筋トレ・ダイエット・早起き・禁煙などの身体に関わる行動
- 思考習慣→6ヶ月:思考パターン・発想・センスなどの思考や性格に関わる行動
「ダイエットや運動習慣に比べると、読書や学習のほうが短い期間で習慣化できる」と言えそうです。
上記のように、習慣化には長い月日がかかります。行動を習慣化するためにも、目的を明確にし、達成後のイメージを具体的に持つことが大切です。
小刻みに期間を区切り、小さな目標を達成していくようにしましょう。成長を感じることができれば自信も湧いてきますし、セルフイメージもどんどんよくなっていきます。
習慣化までのプロセスとは?
まずは、「習慣化のメカニズム」について知っておきましょう。
仕組みを知っているのと、知らないのとでは、習慣化に対する理解度も変わってきます。
時間がない人は、以下の項目から先に読んでいただいても大丈夫です。
そもそも「習慣」とは?
簡単に言うと、「習慣」とは、行動をいつも行うこととしてパターン化する仕組みのことです。
習慣化された行動には思考が影響しません。歯を磨くとき、いちいち「なぜ歯を磨くのか?」なんて考えませんよね。
情報に対して、ほぼ自動的に行動する──。インプットに対して、自然とアウトプットする──。これが「習慣」です。
毎回考えて行動するよりも、何も思考せずとも済むようにしてあげたほうが、パターンを省略できます。
「思考する」という工程をひとつ減らせるので、時間も、労力も節約できて、とても効率がいい。つまり、脳の省エネです。
脳ではいったい何が起きているのか?
習慣化のプロセスを説明する上で登場する脳は、以下の2つの部位です。
- 大脳基底核
- 前頭葉
長ったらしいので、「大脳基底"核"→核ちゃん」「前頭"葉"→葉ちゃん」と擬人化して進めていきます。
核ちゃん(大脳基底核)の主なオシゴト
すでに習慣化されている行動をコントロールするのが、「核ちゃん」のオシゴトです。いわば、自動行動係ですね。
「何も考えずにできる行動、または深く考えずとも無意識にできる行動」はすべて核ちゃんが指示しています。
葉ちゃん(前頭葉)の主なオシゴト
人間の思考や感情を司るのは、理性の脳とも言われる「葉ちゃん」です。
自分が意識的に行動したり、無意識のうちに行う自動行動(核ちゃん)を監視するのがオシゴトです。
「今までの悪い習慣をやめる、もしくは新しい習慣を身につける」ために働くのも葉ちゃんです。ただし、体力には限りがあります。
どうすれば習慣化の回路を作れるのか?
やる気があるからこそ人は意識的に行動できるのですが、ずっとやる気に溢れていたら「葉ちゃん」が疲れてしまいます。
そこで、やる気がない状態でも済むように「核ちゃん」へ「習慣化」のお願いをしている、というわけです。
行動を「習慣」にするためには、何度も同じ行動を繰り返して専用の神経回路を作り、それを強化していく必要があります。
つまり、脳の神経回路を新しく作る必要があるのです。同じ行動を繰り返すことで、脳の神経のつながりが強化される(シナプスが強くなる)という寸法です。
習慣化できるまでは「葉ちゃん」の体力、すなわち「意志力」を消費し続ける必要があります。少しでも「葉ちゃん」の負担を減らす努力をし、できるだけ早く「核ちゃん」に仕事を渡せるようにしてあげましょう。
ちなみに、脳科学の最近の研究では、「行動の習慣化には、200回以上の繰り返しが必要」と言われているようです。
なぜ「習慣化」は難しいのか?
なぜ習慣化は難しいのか、その理由は大きく分けて2つあります。
前頭葉の機能低下
意志の力とも言うべき葉ちゃんですが、もちろん、体力には限界があります。疲れたり、強いストレスを感じると機能が低下します。
また、仕事か、プライベートかは関係なく、「意思決定」を行う度にも体力が減っていきます。
どうでもいいことでも、決断する回数が増えると、その分だけ意志力が削られていってしまうのです。
葉ちゃんの機能が落ちると、大事な場面で意志力の欠如が見られたり、核ちゃんに支配された行動を自然にとってしまうようになります。
恒常性(ホメオタシス)
ズバリ、脳はサボるようにできています。怠けるのが仕事だと言っても過言ではありません。
人間には、状態を一定に保ち続けようとする傾向「恒常性(ホメオタシス)」という性質があります。
新しい刺激から自分を守ろうとしているので、内部や外部の変化に対しては敏感です。脳にとっては、変化=危険という認識なのです。
脳「今までのほうが安全だったし、このままでいいっしょ!」
脳は新しい習慣に対して消極的で、常に現状維持の選択をする傾向にあります。
つまり、習慣化が難しいのはあなたの意思が弱いからではないのです。ヒトの子である以上、これは避けられぬ闘いなのです。
習慣化することの大きな2つのメリット
ストレスが軽減される
「新しいことを始めよう」と思っても、いざ始めてみたら準備が面倒だったり、大変なことが多かったりしますよね。
思い立ったときはやる気がみなぎっていたはずなのに、
「続かないかもしれないしなあ」
「〇〇する時間が減っちゃうなあ」
「どうせまた失敗するんじゃないか」
──と、いつの間にかネガティブな感情を抱いていたりもするでしょう。
これは、いわば「脳がサボろうとしている状態」です。このまま行動すると、エネルギーを消耗するばかりでなく、余計なストレスもかかってしまいます。
行動自体を自動化(習慣化)できれば、サボろうとするステップ(思考する時間)を回避することができます。
「脳がいろいろ考えてあーだこーだ言う前に、身体に覚えさせてパターン化しちゃおう」というのが「習慣化」でしたよね。
人は選択をするときにエネルギーを必要とします。行動を習慣化することで、意志力の消耗を抑え、ストレスを抱える必要もなくなるのです。
自信がつく
『自分が望んでいる良い習慣を続けている』『続けることができている』という事実は間違いなく自信につながります。
習慣化を行うことで「人生を自らコントロールできている!」と感じることができるんですね。
「自分で目標を設定し、主体的に行動している」というコントロールの感覚を自ら与えることで、ストレスや不安が減り、習慣化への意欲も増すってわけ。
さらに自然と決断の回数を減らすことができるので、余分なエネルギーを他のことに回せるようになります。
その結果あらゆる行動の精度やスピードがあがっていき、効率や生産性が格段にアップしていくという、まさに夢のような永久機関!
良い習慣を続けているということは、必ず成果が出るということです。それは自己実現や成功体験にもつながるってことなんですね。
怠け者こそ習慣化したほうがいいと本気で思います、はい。
習慣化できない3つの原因とは?
習慣化に失敗してしまう原因は大きく分けて3つです。
- 一度に大きく変えすぎ
- 短期的に成果を求めすぎ
- 自力でなんとかしようとしすぎ
一度に大きく変えすぎ
一度に生活を大きく変えようとしすぎ。言葉を換えるならば、目標が高すぎるってことです。
言わずもがな、高い行動目標を立ててしまうと失敗の原因になります。
脳にとっては「変化=危険」という認識なので、一気に習慣を取り入れようとすると拒否反応を起こしちゃうんですね。
目標を立てたすぐ、もしくは立てようとしているときモチベーションは最高潮です。
それだけについ高い目標を立ててしまいがちなんですが、現実的で実現可能な目標を掲げるように心がけましょう。
はっきり言って人間はそんなに優秀な生き物じゃない。もともとめちゃくちゃ怠惰な生き物です。
余裕すぎると思うぐらいがちょうどいいです。アホみたいにハードル下げてください。
短期的に成果を求めすぎ
明確かつ具体的な目標を立てたとしても、成果はそんなにすぐに出ません。
目標達成には長い時間がかかると認識していても、成果に焦ると失敗しやすいです。
「全然効果出てない!」と焦ったり、「やっぱりできなかった……」と諦めたりしてしまうこと、これがダメ。
もっと地道な積み重ねが重要なんだ、結果はすぐには出ないんだ、と理解しましょう。
大丈夫。一度習慣にできればあとはほとんどオートモードでやってくれます。やる、やらないの選択をする前に脳が勝手に「やる」を選択するようになるんです。
一番大切なのは、習慣化が達成されたあとに得られるものですよね?
なかなか習慣化できなくても諦めちゃダメ。人は失敗する生き物なんですから。
人は人。自分は自分。自分の器量に見合った成果を求めるようにしましょう。
自力でなんとかしようとしすぎ
よくある失敗の中に「自力でなんとかしようとしすぎ」ってものがあります。
自分の意志力だけでなんとかできると思ってやってきたのに、何度も失敗してきたのが今なんじゃないでしょうか?
もうここまで来たら根性論や精神論は捨てちゃいましょう。
生産性の10%は隣人で決まる
たしかに習慣化は自己の力ですが、他者の力を借りることも忘れちゃいけません。
自分の力だけでどうにかしようとせずに、誰かの協力をあおぐこともひとつの手です。
できればともに目標達成に向かう仲間を作りましょう。これはリアルでもネットでもいいです。
ハーバード大学の研究では、あなたの隣の席の人が仕事ができない人だとあなたも仕事ができなくなるってことがわかってます。
驚くべきことに、集中力やストレスは人から人に伝染するんです(ちなみにネガティブな感情はポジティブな感情よりも7倍ほど伝染しやすい
そう。逆に言うと、能力の高い人が隣にいると自分の能力もあがるってこと。
これガチ情報なので、普段から気をつけるようにしましょう。
脳科学的に正しい習慣化する方法
小さくはじめる
習慣化は小さくはじめましょう。「スモールステップ(ベイビーステップ)」とも呼ばれてますね。
大きく変えようとすると脳が拒否反応を起こしてしまい、普段の生活に戻ろうとします。
意識的に行動する葉ちゃん(前頭葉)と無意識的に行動する核ちゃん(大脳基底核)がケンカしてしまっているんですね。
習慣化を成功させるためには「大きく変えようとしない」ことがポイントです。
時間をかけてじっくり変えていき、小さな変化を確実にものにしていきましょう。
極端な話、筋トレを習慣にしたいのであれば腕立てを毎日1回やるだけで十分なんです。
小さな習慣とは、毎日これだけはやると決めて必ず実行する、本当にちょっとしたポジティブな行動。この方法を使えば、すべてのことは、習慣化し、目標を達成でき、夢を叶え、人生を変えることができる。何しろ「小さ過ぎて失敗しようがない」のですから
リバウンドも防げる
小さくはじめれば、リバウンドの危険性も低くなります。失敗したときに「もういいや」ってなる、あれですね。
人は何かをはじめるときに最も大きな意志力が必要になります。
小さくはじめるということは、それだけ必要なエネルギーも小さいってこと。億劫にならずにまたはじめることができるんですね。
Q.小さくはじめても続かないんだけど?
次の項目でもお話ししますが、小さくはじめても続かないって人はそもそもまだ「目標が小さくない」んです。
目標が大きすぎます。もっと小さくていい。めちゃくちゃハードル下げましょう。
めちゃくちゃハードルを下げる
以前の僕もそうでしたが、習慣化させるってことを難しく考えすぎなんですよね。
これでもかというぐらいハードルを下げましょう。『えっ、こんなんでいいの?』『ちょっと物足りないなぁ』って思うぐらいでちょうどいいです。
行動を続けるためには、限界までやるよりも「もっとやりたいな」という気持ちをキープすることが大事。
読書を習慣にしたいのであれば、「一日5分読書」でもいいんです。それでも続かないなら、目標を「一日1分読書」にしても「本を開くだけ」にしてもいい。
ダイエットのために運動を習慣にしたいのであれば、一日10分の散歩、それでもダメなら「外に出る」だけでもいい。
とにかく続けることが最重要任務です。
続けてさえいれば、だんだんと習慣化に近づいていきます。時間や量を増やすことはあとからだってできますから。
失敗するはずがない行動を繰り返して、小さな変化を楽しんでいきましょう。
欲張らずにひとつずつ習慣を増やしていく
習慣化は「ひとつずつ」が鉄則です。これは間違いありません。
一気に習慣を増やしてしまうと、脳が処理できないですし、時間配分もしづらくなります。
『ひとつずつなんてめんどくさい』『自分ならもっとたくさん習慣化できるよ』
と思っている人は自分を高く評価し過ぎなので今すぐその考えは捨ててください。
習慣が切れる原因ってのは、ほとんどが自己嫌悪です。何をやっても続かない、自分なんかダメだ、って気持ちね。
まず続けること。続かなくても諦めず、否定せず。過信せず、悲観せず、ひとつずつ着実に習慣化していきましょう。
Q.やっぱり"ひとつずつ"なんてまどろっこしいんだが?
ひとつずつ習慣化していく、たしかにこう聞くとまどろっこしいイメージを持ちますよね。
でもちょっと考えてみてください。「ダイエットのために一日10分のウォーキングを習慣にする」というだけでも、たくさんのステップがありますよね?
ウォーキングに行くか行かないかを決断する→着る服を選ぶ→身なりを整える→履く靴を選ぶ→準備体操をする……
もっと細かく見ていけば、さらにたくさんのステップが見えてくるはずです。
ひとつの行動だけでこれだけステップがあるのに、一気に習慣化しようものならもっと大変になるのは目に見えてますね。
仮にひとつの習慣を1ヶ月で手に入れられるとしても、1年で素晴らしい習慣が12個も手に入るんですよ?
無理しすぎて結局1年たってもひとつも習慣化できてない、なんてのはもう嫌ですよね。
「欲張らずにひとつずつ習慣を増やしていく」
これは習慣化を目指す人にとって、とっても大事なことです。
習慣に関連づけて習慣を増やしていく
すでに定着した習慣は、新たな習慣を身につけるときに活用できます。習慣の積み重ねですね。
バビットチェーンとも呼ばれていて、小さい習慣に小さい習慣をつなげていく方法です。
たとえば僕の場合、散歩を習慣化したあと、今度は散歩の際に本を必ず持ち歩くようにし「散歩+読書の習慣」を作りました。
ほかにも風呂場で瞑想をすることを習慣化したあと、今度は風呂場にスマホを持ち込むようにし「瞑想+日記の習慣」にしてます。
こんな感じで習慣に習慣をつなげていくと、脳の拒否反応もそれほどなく、スムーズに習慣化に結びつけることができますよ。効果絶大なのでお試しあれ。
習慣化は前頭葉が最も活発な「朝」に行う
人は何かをはじめるときに大きなエネルギーを必要とします。何をするにも「意志の力」が必要不可欠なのです。
朝は意志力が最も発揮される時間帯です。十分な睡眠をとったあとは、意志の力が働きやすいんですね。
夜のように外部からのストレスを受け、疲弊しきっている状態では、なかなか意志力が発揮できません。
都合のいい例外を作ってしまったり、イレギュラーが起きたときにリカバリーが遅れたりしちゃうんですね。
こんな状態での習慣化はとても難しいです。ってなわけで習慣化は夜よりも朝がおすすめ。
誘惑に負けそうになったときの対策を考えておく
自信家ほど誘惑に負けやすい?
最近の研究では、人には「自分は衝動を抑えられる」と過信する傾向があることがわかってます。
実際よりも自制心が強い、と勘違いしているってことですね。
自信がある人ほど不用意に危険な場所に近づいていってしまう、と。意外にも自信家ほど誘惑に負けやすいんです。
どんな人間にも自制心には限りがあるということを忘れずに。
自分が失敗しやすいシチュエーションやパターンを理解して、もしその状況に陥ったときにどのような対処を取るのかを事前に考えておきましょう。
if-then プランニング(if-thenルール)
「〜するときに〜する」
if-then プランニングは、「XしたらYをする」とあらかじめ決めておくだけの、超シンプルながらも効果バツグンの方法です。
やり方は「【if】もし〜したら【then】〜する」「【if】〜するときに【then】〜する」ってな感じでルールを定めておくだけ。
達成が難しい目標において、成功の確率を3倍も高めてくれるとの研究結果が出てます。
目標達成や習慣作りにもってこいのテクニックですが、誘惑に負けそうになったときにも効果的。
失敗しそうなとき、もしくは失敗してしまったときの代替行動をあらかじめ決めておく、ってことですね。
『甘いものを食べてしまったら10分歩く』とか『2時間ゲームをしてしまったら1時間読書をする』とか。なんでも使えます。
人間の行動できないほとんどのケースは、行動するまでに考えすぎちゃうこと、思考しちゃうことなんですよね。
if-then プランニングを決めておくことで、迷う時間(思考する時間)をなくすことができる、と。
やる気だとか、モチベーションだとかに頼らなくても行動しやすくなるってわけ。if-then プランニングは、3つぐらいまでならちゃんと機能するようです。
行動記録を取る
習慣化のために記録を取ることは非常に効果的です。むしろ記録なくして習慣化なんてできるのか、ってレベルです。
原因を知らなければ、どう対処すれば良いのかもわからないですよね。まずは現状を知ることが大事。そのために行動記録を取りましょう、というお話。
目的によって目標を変える必要がある
習慣化のためには、正しく具体的な目標づくりが必要不可欠です。
でも「目的によって目標を変える必要がある」ってのは知ってました?
もっとわかりやすく言うと、行動を変えたいのか、結果を出したいのかで記録するべき内容が変わるってことです。
- 行動を求めるなら行動を記録=どこまで進んでいるか?
- 結果を求めるならプロセスを記録=どんな行動をとったのか?
を記録するといいです。ただし同時にやると意味がないので注意が必要。目的によって記録の方法も使い分けましょう。
行動記録を取るポイント
ポイントとしては、
- 記録の回数をできるだけ増やす
- 累積グラフで行動・プロセスを可視化
ってことですね。
記録の回数をできるだけ増やす
当然ながら記録の回数はできるだけ多いほうがいいです。ゲームだってセーブはこまめにしたほうがいいですもんね。
記憶ってやつはどうしても時間とともに失われていってしまうので、可能な限り行動の記憶が新しいうちに記録をとるようにしましょう。
とは言っても記録することだけに夢中になって行動がおろそかになったら元も子もないので、自分のできる範囲でいいです。
朝と夜の2回からはじめて、慣れてきたらお風呂やトイレのタイミングでも記録をとるようにする、とかね。だんだん記録するポイントを増やしていくとグッドです。
累積グラフで行動・プロセスを可視化
ちょっとぐらいわざとらしくてもいいので進んでいる感を出すようにしましょう。
自分の成長を感じることができますし、案外自分が思っているよりも「おっ、こんなにできてんじゃん」ってなるはずですよ。
記録や活動を可視化するのは、自動でできたら一番いいですね。記録そのものの手間が省けるので、必然的に成功率があがります。
運動なら運動のログ、ダイエットなら食事の記録、支出管理なら家計簿を自動でつけてくれるものとか。
お金の管理はマネーフォワードやMoneytree、運動ならApple Watchにトラッキング機能がありますよね。Google Mapsのロケーション履歴を活用するのもありです。
それぞれ自動で記録が取れるアプリ・ツールがあったりもするかと思うので、自分の目的にあったものを探してみましょう。
モチベーションに頼らない仕組みを作る
当然ですが、モチベーションには浮き沈みがあります。
習慣化に取り組みはじめの時点でありがちなパターンが、オンとオフの差が激しいこと。
やるときたっぷりやるけど、やらないときやらないみたいな状態。これじゃあ長続きしませんよね。
『モチベーション下がったから……』と行動が止まってしまったら今までと何も変わりません。
とにかくモチベーションは日々変化が激しいです。天気や天候に簡単に左右されますし、そのときどきの感情やトラブル、スケジュールにも影響されやすいです。
モチベーションそのものが起伏が激しいので、気合いや根性で習慣化に挑戦してもこれまた起伏が激しくなっちゃうわけですね。
習慣化はとにかく反復が大事です。つまり「モチベーションを必要とせずとも行動するような工夫が必要」だということです。
ここでちょこっと「モチベーションに頼らない2つの方法」を紹介してみますね。
行動を簡単にする
モチベーションに頼らないためには、できるだけ行動するまでの手間を減らすことが大切です。
身の回りには誘惑が多すぎるんですよ。言葉を換えるならば、障害が多いんです。
繰り返しになりますが、人間は決断するときに意志力を使います。「さて、なにからやろう」と考える時間が邪魔なんです。
行動内容を具体的かつシンプルにしておくことで、習慣化が一気にしやすくなります。
目安は、他の人が見ても同じことができるようなレベル。できる限り細かく書いておいて、あとは「ただやるだけ」になるように。
人の脳なんて本当にどうでもいい情報に左右されちゃうんです。
だからこそ阻害要因を徹底して減らしておく、あらかじめぜんぶ決めておく、ってことが重要になってくるわけなんですね。
時間と場所を決めておく
いつ、どこで、どのぐらいの行動をするのかをあらかじめ決めておきましょう。
「この時間はコレ以外しない!」とタイムブロックしておくんです。こうすることで行動するまでに脳が迷わなくて済む、というわけ。
たとえば『通勤の時間は電車で英単語を最低10個覚える』とかね。読書を習慣にしたいなら、まずはどこに行くにも本を持ち歩くようにしてみましょう。
習慣化は前頭葉が最も活発な「朝」に行うでも書いたんですけど、行動はできれば朝に設定するほうがいいですね。
朝は意志力があるので、楽に行動に移ることができるんです。ちなみに同じ理由で大きい決断をするときも午前中がベストです。
朝に習慣行動を設定しておけば、もしやろうとしてダメだった場合でもあとからリカバリができる利点もあります。朝がダメでもまだ一日のうちに余裕はあるはずですからね。
行動する目的を再確認する
漠然と「習慣化できればいいなぁ」と思うんじゃなくて、「〇〇を達成するために〇〇する!」と目的を具体的かつ明確にしておきましょう。たったこれだけでも達成率がぜんぜん違います。
目的が明確で具体的であれば、やるやらないで悩む以前に「そりゃ当然やるよな」って選択するようになりますからね。
具体的な行動と目的をセットで紙に書き出しておく、ってのも効果的です。むしろやらない手はない。
習慣化が達成されているイメージを持つ
習慣化が達成されたあとのことを想像してみるのもいいですね。イメージできないことは実現できないと言ってもいい。
どこで誰とどんな場面でどんな気持ちでいるのか。将来どんなベネフィットがあるのか。超具体的にイメージしてみましょう。
ライフスタイルの変化を想像して、それを習慣化することでどんなメリットが得られるのか、それをノートに書き留めておくのもおすすめ。
記憶に刷り込む
習慣化のための行動に結びつけるためのきっかけづくりですね。
予備の時間を決めておいたり、紙に書き出しておいたり、アプリやアラームを活用してみたり。
そうやって潜在意識に刷り込んでいくんです。そうすれば習慣化したい行動を自動的に呼び起こすことができる、ってわけ。
連想リマインダーで目標達成率があがる!
作業や行動をするとき、リマインダーを使ってる人は多いんでじゃないでしょうか。
アプリで通知を呼ばしたり、ポストイットをそこら辺に貼っておいたり。
それでもなんとなくやる気がわかずに、行動を先延ばししちゃった、なんてケースも少なくなかったり……。
ハーバード大学の研究では「連想リマインダーで目標達成率があがる」ことがわかっています。
『はて連想リマインダーとは?』って人のためにこんな実験を紹介。
249人の男女を対象に、アンケート調査をお願いした上で「必ず最後は『上記のどれでもない』にチェックを入れてね」って指示を与えました。
そのとき参加者を2つのグループに分けて、それぞれ違うパターンのリマインダーを見せたんですね。
- 文字だけグループ:「『上記のどれでもない』にチェックを入れてね」と文字だけで書かれたリマインダーを見せる
- 連想リマインダー:「トイ・ストーリーのキャラを見たら『上記のどれでもない』にチャックを入れることを思い出してね」と伝えた上でトイ・ストーリーのキャラだけが描かれたリマインダーを見せる
はい、結果発表。文字だけのグループは達成率78%だったのに対し、連想リマインダーを使ったグループはなんと全体の92%がきちんと作業をこなしたんですね。すっご。
人は視覚からの情報が圧倒的に多い、って言われてます。思えば、トイレとか標識とかもピクトグラムですもんね。
部屋に変な置物を置いて目標達成率アップ?
目標の達成率をあげるために「連想リマインダー」を活用してみましょう。
連想リマインダーのコツとしては、できるだけ周りの環境から浮いて見えるものを採用したほうがいいようです。
要は目立てばいい(思い出せればいい)わけなんですが、そのために意外性をもたせるってことですね。
周囲に馴染んでると気になりませんが、完全に周りから浮いてるものがあったら否が応でも目に入りますしね。
『え、なんで机の上に般若のお面があるんだっけ……。あ、そうだ。般若と目があったらブログ書くんだった』みたいな。
超効果的なので今日からぜひ試してみてください。
目標を周囲に宣言する
習慣のために目標を周囲に宣言するってのも効果的ですね。いわゆる宣言効果ってやつです。
宣言効果の3つのメリット
- 自分に対しての責任感が生まれる
- 周りをどんどん巻き込むことができる
- 目標を明確にすることで達成率があがる
みんなに監視してもらう
言い方悪いですが、自ら宣言してみんなに自分を監視してもらう、ってイメージ。
『うわ、あいつダメじゃん』って思われたくないですよね。嘘もつきたくないですし。その気持ちを逆に利用しちゃうんです。
カクテル・パーティー効果
何度も目標を宣言することで、自分の目標を潜在意識に刷り込まれていきます。
つまり普段は聞き逃してしまうような情報でも、無意識のうちに情報をキャッチできるようになるってわけ。
これカクテル・パーティー効果って言います。ガヤガヤしてる環境(教室とか居酒屋とか)でも、自分の名前にはすぐ反応できますよね。あれです、あれ。
潜在意識に目標を刷り込むと、関係している情報を勝手にキャッチしてくれるようになるんですよ。超便利なんでやってみてください。
もし達成できなくてもタダでは起きない
『失敗したとき怖いからできるようになってから宣言しよう……』って、これ何の意味もないのでやめましょう。
できるようになってから言うんじゃなくて、できる前から宣言しちゃう。これが大事なんです。
責められることが怖いなんて言ってる場合じゃないです。もしかしたら周囲を宣言することで、その人が有益な情報を教えてくれるかもしれませんし。
もし目標が達成できなくても別にいいじゃありませんか。応援してくれる人は引き続き応援してくれるでしょうし、「うっわ、だっせぇ」って言ってくる人はそもそも応援する気ないです。
目標を持つことも大事ですが、もっと大事なのは目標に向けて行動することです。転んでもタダでは起きない。そのぐらいの気概がちょうどいいです。
睡眠にこだわる
習慣を作るためには同じ行動を繰り返す必要があります。そして行動を起こすためには意志力、すなわち前頭葉の力を借りなくちゃいけません。
前頭葉のパワーをフルで使うためには、良質な睡眠が大事になってくるんですね。
人生の約30%はベッドの上で過ごすと言われてます。この機会に寝具のグレードをあげてみては?
実際に取り入れているもの
実際に僕が睡眠関係で取り入れているものを紹介してみます。
たったこれだけですが、以前に比べて明らかに睡眠の質が向上しました。やっぱり人間寝なきゃダメですわ。
せめて枕にはホントにこだわったほうがいいです。快眠度がまるで違う。
上で紹介してるのは5,000円ちょっとのものですが、これに替えてから朝すっきり目覚められるようになった気がします。
睡眠サポートアプリはぜひ使ってほしいですね。Sleep CycleとかSleep Meisterとか。
このアプリは寝てるときの振動やらを感知して、一番起きやすいタイミングで起こしてくれるものなんです。
あとは夜ぐっすり眠れるようにホットミルクを飲んだり、寝る前に瞑想をしたり、ブルーライトに気を遣ってみたり——。
ま、気にし過ぎもストレスになっちゃってよくないので、自分のできる範囲からでいいです。
ご褒美を設定する
脳科学の研究によると、行動の習慣化には200回以上の繰り返しが必要だそうですよ。気が遠くなりますね。
でもご褒美があれば習慣化までの道のりがちょっと楽になると思いませんか?
「最初の3日間を乗り切ったら、ご褒美に甘いものを食べる」「1週間続いたら、前から欲しかったバッグを買う」
こんな感じで自分で自分にご褒美を設定することで、習慣化までのプロセスをちょっと楽にしちゃいましょう。
以下、イギリスのカーディフ大学のとある実験です。
- 飼育かごに「レバーを押すと少しずつ砂糖水が出る装置」を取り付ける
- ラットをこの中に入れるとやがてレバーを押して砂糖水を飲むことを覚える
- この状態を長く続けるとラットは砂糖水が出なくなってもレバーを押すことをやめなくなる
こんな感じで、ご褒美(砂糖水)がもらえなくなっても習慣(レバーを押す)だけが残っちゃったわけですね。
ご褒美が与えられる→脳細胞からのドーパミン放出量があがる
脳細胞から放出されるドーパミンの量が増える→習慣化が促進される
ということみたいです。
ご褒美を設定するときの注意点
ご褒美がもらえるからがんばれる、ってのは有効だと言うことがわかりましたね。
ただ気をつけなきゃならないのは、目的がすり替わらないようにすることでしょうか。
あくまで行動を続ける目的は、新しい習慣を身につけることです。間違ってもご褒美をもらうことではありません。
上の実験ではご褒美(砂糖水)がもらえなくなっても、行動(レバーを押す)って習慣だけが残りました。
でももしご褒美をもらうことが目的になってしまっていたら、どうでしょう?
感情で動く人間のような生き物であれば、ご褒美がなくなったと同時に行動するのもやめてしまう可能性だってありますよね。
とはいえドーパミンが習慣化にとって良い影響を及ぼすことは事実です。自分なりにご褒美を設定してみましょう!
まずはこれから!真っ先に習慣化すべきこと
読書に英語の勉強、ダイエット、瞑想、etcetc……。きっと習慣化したいこと、たくさんありますよね。
でも『どれから習慣化すべきかわからない!』『何から習慣化していけばいいの?!』って迷ってる人もいるかもしれません。そこで!
「これを先に習慣化しておくと、他の習慣も身につきやすいかも!」って習慣を独自に紹介します。
他の習慣を身につけるときに活用・応用が可能な習慣は、ズバリ以下の3つ!
- 集中力アップ!〜瞑想〜
- 現状を把握する!〜日記〜
- 意志力は朝に宿る!〜早寝・早起き〜
瞑想で脳が肥大化する?
ハーバード大学の研究によると——、
8週間の瞑想で脳の灰白質(かいはくしつ)が再構築される
ってことがわかってます。瞑想によって脳が物理的に変化しちゃうんですよ。びっくりですよね。
参加者に平均27分間の瞑想を1日1回、週6日、8週間が経過したあとの脳の状態を調査した、と。
その結果プログラムの実行前と比べて、前頭葉(海馬および小脳・脳幹)の灰白質密度が高まってることがわかったんですね。
灰白質ってのはざっくり言うと、神経細胞が集まってる部分。海馬は記憶や自己意識、考察などの活動に関係しているとされてます。
また瞑想のトータル時間よって得られる効果も報告されてます。
- 瞑想時間トータル3時間@集中力が増したと感じる
- 瞑想時間トータル11時間@前頭葉の神経伝達がよくなる=自制心アップ
- 瞑想時間トータル28時間(=平均27分/日を8週間)@前頭葉が肥大化=自制心&決断力アップ
ってな感じで、まず瞑想を習慣にしておけば他のことを習慣化するときにも大いに役立ちます。
瞑想は他にもストレスレベルを下げたり、リラックス効果を発揮してくれたりもするので非常におすすめですよ。
日記は習慣化に必須?
行動を変えるためには「今どんな状況で、どんなことが新しい習慣に競合しているのか?」を知る必要があります。
現状を把握しないと、これからどういう風に生活を変えていけばいいかもわからないですしね。
そういった点からも日記(行動記録)をつけることはとっても効果的◎
ブログでもいいですし、自分のためだけの日記でもいいです。とにかく毎日続けることが大事。
日記を書くことでこんなメリットがあるんですよ。
日記を書くことの4つのメリット
- ストレス発散効果
- ストレス耐性がつく
- アウトプット力の向上
- 集中力・記憶力アップ
またアメリカのブリガムヤング大学の研究によると、ポジティブな日記を書くことで幸福度があがるってことがわかってます。
一日10分程度で日記を書く。たったこれだけの習慣ですが、効果は計り知れません。本当に日記はおすすめです。ぜひお試しあれ。
意志力は朝に宿るってホント?
これは散々お伝えしてきましたが、習慣化を取り入れるならば夜よりも朝がおすすめです。
起床時は前頭葉の動きが活発なので、意志力つまり決断力があがっています。
人は新しいことをはじめるとき、もしくは決断するときにエネルギーを消費するので、まだ前頭葉の体力がある朝に習慣化をしたほうがいいというわけ。
もし仮に何らかの理由で行動をスキップしてしまったとしても、まだ一日は長いのでこれから十分にリカバリーが可能ですしね。
あと人間、やっぱり太陽に当たらないとダメだ(2ヶ月家にひきこもった感想
習慣化におすすめの本とアプリ
最後に『これは読んどいてよかったなぁ』『使っておいてよかったなぁ』って本やアプリを紹介します。
数だけあってもどれから手をつけていいか悩んじゃうと思うので、超厳選してお届け。
やってのける
メンタリストのDaiGoさんも『"自分をコントロールする力"が桁外れにあがる本だ』と推薦しているこちらの書籍。
これはホントに読んでほしいです。本音をいうと、いい本すぎてあんまり人に勧めたくないです(あ
「さくっと内容を完結に知りたい」という方は、同じ著者が書いた『やり抜く人の9つの習慣』を読んでみてください。1~2時間で要点だけをさっと読み切ることができます。
自助論
この本との出会いで生き方が変わってしまった、といっても過言じゃないです。
10年ぐらい前、まだ中学生だったときに父親の書斎からたまたま引っ張り出してきたんですよね。
普段あんまり本を読まないくせに、この本だけは熱心に読みこんじゃったりして。
読む度に新しい発見がある超良書です。僕の人生のバイブルってやつですかね。
おすすめのアプリについて
以前はDay One(日記アプリ)やGoogleカレンダーを行動記録アプリとして、Momentum(習慣化サポートアプリ)を習慣チェックに使っていました。
しかし現在は、行動記録や習慣記録、さらには睡眠記録に至るまですべてアナログで記録しています。
デジタルがダメというわけではないですが、自分に合っていたのがアナログだったんですね。とはいえ、今まで習慣化のためにいろいろなアプリを活用してきた経験もあるので、この機会におすすめのアプリについて紹介しておきます。
- Momentum(習慣チェック)
- Day One(行動記録、日記)
- Forest(スマホ中毒の解決法)
- Googleカレンダー(時間管理、日記)
- Sleep CycleもしくはSleep Meister(睡眠サポート)
参考までにですが、睡眠・活動・習慣記録については、「自作の記録シート」を利用しています。
睡眠・活動・習慣記録シートは無料配布しているので、使いたい方は自由に活用してください。
【無料配布】睡眠・活動・習慣記録ログシート【トラッカーテンプレート】
続きを見る
まとめ
あれこれ言ってきましたが、習慣化の本質は「好きだから続けられる」ってことです。
ネガティブな感情では長続きなんてしません。好きでもないことを渋々やっても、習慣になる前にやめちゃうんじゃないでしょうか。
まずは好きになる努力をしてみましょう。今回紹介したテクニックを使って、少しでも自分自身が楽しめる工夫をしてみてください。
なんとなく習慣化しようと思って成功できる人はごく一部です。習慣化に成功してる人は、ちゃんと頭を使って習慣を計画・設計してるんですよね。
習慣化のコツ、知識はあっても活用しなければ知恵にはなりません。今日からさっそく行動に移してみましょう!
一度、自分のやりたいことを見直してみるのもいいかもしれません。
やりたいことの見つけ方という本は、自分だけの「やりたいこと」を見つける方法を体系づけて綴られているので非常に参考になります。10分で内容が理解できるように以下の記事で要約しています。
【超要約】10分で読む『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』
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