すでに危険な状態かも?スマホ依存性に潜む7つの危険性まとめ

現代社会において患者が増えている依存症のひとつである「スマホ依存症」。

ガラケーのときと比べるとスマホの機能は段違いに向上してます。そのため以前にも増してマホの利用頻度が高くなったり、使用時間が長くなる傾向にあるようです。

結果的にスマホに依存するようになってしまい、自分がすべきことよりもスマホの利用を優先してしまうということが起きてしまうというわけ。

さらには睡眠時間減少や心理状態に及ぼす悪影響、下を向き続ける姿勢によって現れる自身の体調不良など、さまざまな症状を訴える人が多く出てきてます。

かくいう僕も「スマホ依存症」の一人だと自覚してますが、スマホ依存症からの脱却はなかなか難しいもの……。

「スマホ依存症」というものを知るためにも、改めてスマホ依存症の危険性を見ていきましょう。

スマホ依存性に潜む7つの危険性

こちらは「スマホ依存症」に関する有名な動画「I Forgot My Phone」です。まだ観ていない方は一度視聴することをおすすめします。

禁断・依存症状チェックリスト

  1. 風呂トイレにまでスマホを持ち込む
  2. プライベートにおけるスマホ利用時間が5時間以上である
  3. 少しだけのつもりが、いつの間にかスマホを延々と触っていた
  4. 仕事中や家事の合間などでもSNS、またはサイトの更新情報が気になる
  5. 充電がなくなる、または電波のない環境にいると不安を感じたりイライラしたりする
あめぎ
なんだこれ、ほとんど当てはまってるじゃねーか

これらはスマホ依存性の典型的な症状ですが、僕の場合「スマホ利用時間が5時間以上である」という点以外すべて当てはまってました。

これは『十分に依存している、禁断症状が出ている』と判断していいでしょうね。うあー。

うつ病・自律神経失調症のリスク

FacebookやTwitterといったSNSのおかげで、ネット上でも人間関係を築き上げることが可能になりました。

でもその一方で現実世界(リアル)で人と交流する機会が減っている人も少なくありません。

SNSを気にするあまりにストレスを感じてしまう、いわゆる「SNS疲れ」ってのも問題になってますしね。

これが悪化するとひきこもりの原因になったり、うつ病、パニック障害、自律神経失調症を引き起こす危険性にもつながってきます。

実際にオーストラリアのインスブルック大学の研究では「Facebookに費やす時間が多い人ほど気分が落ちやすかった」ということが判明しています。

他人への嫉妬の感情を誘発したり、人生への不満が増大したりすることで、結果的に気分が沈んだりする傾向にあるようです。

SNSの使用時間を1日30分に抑えると気分の落ち込みと孤独感が減少するということもわかってるので、今日からさっそく心がけていきましょう。

猫背によって引き起こされる体の不調


侮れない猫背、意外な万病のもと 肩こり・腰痛…|ヘルスUP|NIKKEI STYLE

スマホの画面を見てるとどうしても猫背の体勢になってしまいがちですよね。

背中が丸まってしまうことで見た目が悪くなるのはもちろん、体の不調の原因ともなります。

頭痛、肩こり、目の疲れ、脳梗塞、首のこり、腰痛、胃もたれ、生理痛、便秘、etcetc……。

筋肉が凝り固まってしまうことが体によくないので、こまめに立ち上がって歩いたり、適度にストレッチをするなどの対策をして筋肉をほぐしてあげましょう。

ストレートネックによる症状

首というものは本来「なめらかな曲線(カーブ)」を描いてます。しかーし!

スマホを長時間見続けることによって、首が真っ直ぐに変形してしまう「ストレートネック」の症状が現れることがあるんですね。

ストレートネックの人は肩凝りや頭痛、吐き気、手の痺れ、めまいなどの症状を訴える人が多いそうですよ。大丈夫ですか?

さらに悪化すると、手の痛み、脱力、ワイシャツなどのボタンが閉めにくい、階段が降りにくいなどの症状も出てきてしまうようです。

またストレートネックの人のほとんどは猫背とのこと。これは気をつけないと大変なことになりそうです。

スマホを使うときの正しい姿勢

ここで「スマホを使うときの正しい姿勢」を学んでおきましょう。


NHK シブ五時「スマホ首による体調不良」 - 病院でよくならなかった人の為の整体院

「首の曲がる角度が大きくなると、首の骨にかかる負荷が増える」

角度負荷
0度4〜6kg
15度12kg
30度18kg
45度22kg
60度27kg

『逆立ちすればいいんじゃね?』って思った人は、ストレートネックどころか、首を折ってしまう危険性もあるのでやめましょう。


プロ直伝! 首や肩が痛くならない正しいスマホの持ち方|「マイナビウーマン」

スマホの正しい持ち方

  • スマホを持つ手:ひじから手の甲がまっすぐになるよう、キープ!(一直線!)
  • スマホを持ってない手:スマホを持つ手を体の間に「手の甲」をはさむ(手の甲が上)

この持ち方をすると一気に近未来的な格好になるのでおすすめ。恥ずかしがらずに「ぴしっ!」とスマホを持ちましょう。健康のためです。


スマホの持ち方 : 【スマホ巻き肩】や指の変形防止に!正しいスマホの持ち方 - NAVER まとめ

僕は1番、2番が多いですね。

ブルーライトによる影響

パソコンのディスプレイやスマホの液晶画面から発せられる光に多く含まれているブルーライト

ブルーライトを浴びることによって、人間を自然な眠りへと導くためのホルモンであるメラトニンの分泌へ悪影響を及ぼしてしまうんですね。

そのため『たくさん寝たのに疲れが取れない』という具合に、だんだん熟睡できなくなっていく、つまり不眠症に似た症状を抱えてしまう、と。僕も心当たりありますねー。

ブルーライトへの対策としては、

  • ブルーライトカットのメガネや液晶フィルムを使う
  • 就寝前はスマホを見ない or 就寝前2〜3時間前から見ないようにする

といったものが挙げられるでしょう。

視力の低下

ここで注意していただきたいのが、パソコンやスマホの使用=視力低下の原因ではないということ。

視力の低下を招く要因は多くありますが、中でも同じ距離を長時間見続けることが特に影響が大きいようです。

適度な休憩を挟んだり、遠くを見て眼の筋肉を休ませてあげましょう。

小指の変形は考えにくい?

スマホを持つとき無意識に小指で底を支えている人多くないですか?僕もその一人です。

この持ち方は小指にかなりの負担がかかり、指が変形してしまう可能性があるそうです。そのほかにも小指の痛みや痺れなどの症状も出てくるんだとか。

これは「テキストサム損傷」と呼ばれているそうですが、サム(thumb)って親指のことじゃねーか。

不思議に思って調べてみると「スマホの使い過ぎによる指の変形は考えにくい」との意見を発見。

欧米では両手でスマホを持ち、両方の親指で操作する人が多く、それによって酷使された親指が腱鞘炎を起こすことがあるようです。

これを「テキストサム損傷(text thumb injury)」と呼ぶようになったそう。「テキストサム損傷」というのは正式な病名ではなく、親指の腱鞘炎を指す造語だったんですね。

どうやらこのツイートが「テキストサム損傷=小指の変形」という日本独自の呼び方の発端となったものらしいです。

まとめ

とっても怖い、スマホ依存症。子どもから大人まで幅広い層で広がっているようです。

最近では「LINEでのいじめ」や「スマホを使った少年犯罪」も問題となっており、今一度スマホの利用について考える必要がありそうですね。

「スマホは良くない!」とか「スマホを持たせるべきじゃない!」とか色々な意見はありますが、悪いのはスマホではなくて使う人間が悪いんですよね。

判断力の乏しい子どもが被害に遭うケースも少なくありません。某パズルゲームでは親のクレジットカードを勝手に使って50万円課金した、なんて話もあるそうですから。

スマホ依存症もスマホによる被害も、すべてスマホが悪いと決め付けるのではなく、きちんと対策を練っていくことを心がけていきたいものですね。

via:実は危険な「スマホ依存症」その実態と症状とは, 都市伝説「PCやスマホの利用で視力は落ちる」は本当?, 「スマホの使いすぎで小指が変形=テキストサム損傷」は誤用?