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持たない暮らし生活実験!全裸で本当に必要なものを考えてみた

あなたにとって本当に必要なものってなんですか?

そんなこと急に言われてもすぐに答えられる人は多くないと思います。僕だってわかりません。

自分にとってなにが大切なのかを再確認するためにも、ものの本当の価値を知ることはとても大事なことです。

そこで僕はとある生活実験を行うことにしました。名づけて全裸男子のシンプルライフ

「身の回りからすべてのモノを排除し、1日ごとに7アイテムずつ本当に必要だと思ったものだけを取り出していく」という内容になっています。

一週間にわたってこの実験を行い、その中で感じたことや新しく発見したこと、自分にとって本当に必要だったものをレポートしていきます。

当然ながら、衣類も1アイテムとして数えるので全裸からのスタートになります。ちなみに冬にやりました。寒かったです。

ものは人生の主人公じゃない。それでは気合を入れてやっていきましょう。

「全裸男子のシンプルライフ」とは?

まずはこの生活実験のルールを説明させていただきます。ルールはたったの3つ。

  1. 持ちものすべて(衣類含む)を部屋の隅に追いやる
  2. 1日ごとにそこから7アイテムだけ選んで持ってくる
  3. この生活を1週間続ける

ちなみに衛生面を配慮し、トイレ内に限りトイレットペーパーの使用は認めております。

実家での実験のため、箸や皿などの食器類、調理に使用する調味料、道具などは例外的にOKとします。1日のアイテムにもカウントしません。

家族にこの生活実験を勘付かれた場合、思わぬ障害になるかもしれませんからね。

それでは、持たない暮らしを追求していきましょう。

全裸になって自分にとって本当に必要なものを考えた7日間

まずパンツを脱ぎます。続いて、カーテンやハンガー、財布に筆記用具、どんなに小さなものでも部屋にあるすべてのものを一箇所にかき集めます。

身につけていた残りの衣類等もすべてそこへ脱ぎ捨てました。

こうしてなにもない部屋に「全裸の男」が一人だけポツンと残ったわけでございますな。実にシュールな光景であります。

まず、ここで一度目の選択です。いま本当に必要なものを7つだけ。

明日でも明後日でもなく"今"必要なもの。

実験生活1日目に選んだ7アイテム

  • 1.無印良品の襟付きシャツ(青)
  • 2.ユニクロのスキニーフィットテーパードジーンズ(黒)
  • 3.敷布団1枚
  • 4.毛布1枚
  • 5.コンタクト
  • 6.iPhone6
  • 7.マグカップ

実験生活1日目で選んだ7アイテムがこちら。実験開始日時が冬の夜だったので、何分寒いわけですよ。尋常じゃなく。

だって、裸ですもん。

「このままでは命が危ない」と野生の勘を働かせた僕は、大急ぎで寒さから身を守るものを選びとりました。

全然ふざけているわけではないんですが、服は一番最初に選ぶべきだと判断しました。というより、服以外を選択する余地がない。

裸で外は出歩けないですし、なにしろめちゃくちゃ寒い。生まれた姿でいることの素晴らしさは重々承知なのですが、冬にしてはあまりに開放的すぎます。

生きていく上で、服は間違いなく必要です。

別に良いものじゃなくたって良いんです。寒さをある程度しのげて、隠すべきところを隠せられれば。

というわけで、まず選んだ2つのアイテム「1.無印良品の襟付きシャツ(青)」「2.ユニクロのスキニーフィットテーパードジーンズ(黒)」です。

これでひとまず寒さで死ぬことはなくなりました。が、寒さで寝られる気がしません。
やはり「寝床」は重要。寝ている間に体温が低下し、最悪命に関わる事態になってしまうかもしれませんからね。

次に、「3.敷布団」「4.毛布」をチョイス。

服と布団のおかげでなんとか朝を無事に迎えることができました。埼玉の冬だって十分寒い。

そして、目が覚めてまず思ったこと。

なにも見えないZE☆

0.07という驚異の視力を持つ僕にとって、この世界を裸眼で過ごすことは酷く危険なものです。

視力検査の一番上の輪っかさえ見えないレベルなのですよ。

おそらく、目の前に絶世の美女とモップが並んでいても区別がつかないでしょうね。

それだけ目が悪い。ほとんど見えていないと言ってもいいぐらいなのです。

視力矯正器具がないとお話になりません。5つ目のアイテムには「5.コンタクト」を選択。

1日目ということで外部との連絡手段がなくても特に問題はなかったのですが、情報収集のために「6.iPhone6」を選択。

2日目のアイテムを選ぶ際に、やはり自分の頭で考えることには限界があるようでして。参考になる情報を得たかったのです。

これで人類最強の武器「インターネット」が手に入りました。

外部と連絡を取ることも可能になり、人類の英知の数々を簡単に調べることができる。まさに生活の必需品です。

むしろこれがあれば何も怖くない。「Siriちゃん」もいるしね!ただ、もうちょっと優しくしてほしいなぁ。

さて、次に感じることといえば「喉の渇き」ですね。冬の空気はかなり乾燥しており、おまけに気温は低いわけです。

これらの問題をどうにか防ぐために「7.マグカップ」を選びました。あったかいお湯を飲んでいる時には、これ以上ないぐらいの幸せを感じました。

Q.お風呂はどうするの? 歯磨きは?

歯は指で磨き、風呂場では石鹸の使用はなしです。体も顔もお湯のみで洗います。

髪は頭を振って、あとは自然乾燥。体は手で水分を払ってから自然乾燥。犬かよ。

「明日は間違いなくタオルが必要だなぁ」と強く感じました。枕にもなるし、毛布のかわりにもなる。体も拭けるしね。

冬に髪と体を乾かさないのはヤバい。命に関わる案件です。

変化その1.ものについて深く考えるようになった

とにかく、ものについて深く考えるようになりました。

「次に本当に必要なものはなにか?」とか「何通りの使い道があるのか?」とか。

それに加え、自然をとても身近に感じることもできました。月明かりがどれほど眩しく、どれほどありがたいものか。虫や鳥の声が普段よりも大きく聞こえ、風もとても心地よかったですねぇ。

あとはノーパンが意外と過ごしやすかったです、はい。ノーパン健康法なんてのもあるみたいですしおすし。

気になった点といえば、ジーンズにめちゃくちゃゴミが付着すること。近いうちにコロコロ、もしくはガムテープが必要になるかもしれません。

こうして1日目は終了です。

実験生活2日目に選んだ7アイテム

  • 8.スニーカー コンバース ジャックパーセル(黒)
  • 9.ジレット プログライド フレックスボール
  • 10.ユニクロのパーカー(グレー)
  • 11.バスタオル
  • 12.充電器
  • 13.キャッシュカード
  • 14.ユニクロのパックTシャツ(グレー)

窓から部屋の中が丸見えなので、切実にカーテンが欲しいです。防寒にもなりますし。

あとはそろそろ歯ブラシで歯を磨きたいところ。そのほかは新しいシャツとズボンが欲しいかなぁ。

実験生活2日目は外出の用事があったので、「靴」と「髭剃り」は必須でした。

「8.スニーカー コンバース ジャックパーセル(黒)」「9.ジレット プログライド フレックスボール」をチョイス。

さすがに冬の外にシャツ一枚で出かける勇気はありません。

「14.ユニクロのパックTシャツ(グレー)」を中に着用し、「10.ユニクロのパーカー」を羽織る、と。

これでひとまずは大丈夫。

あとはお金がないとなにもできませんので、「13.キャッシュカード」も持って行きました。

現金はポケットに直入れ。なんとも気持ちがいいものです。開放的です。

まぁ、靴下もパンツも履いていませんからね。

ノーパンで歩く夜の下北沢の街並みはとても新鮮できれいでした。

(ああっ!ごめんなさい!通報しないで!通報しないでえええ!!

「11.バスタオル」は体も拭くことができますし、枕代わりにもなります。毛布代わりにもなるため、汎用性は抜群。

ただ、体を拭いた後のタオルを枕代わりにすると湿っていて気持ちが悪いので注意が必要です。あぁ、まったく需要のないアドバイスでした。

変化その2.ジーンズについての新しい発見

一番初めに黒のジーンズを選んでしまったせいでホコリがめっちゃ目立つんですよね。

これではさすがに見っともない。かといって、手で払ってもなかなか取れない。

ところがこれ、手を少し水で湿らせてから払うとホコリが取れやすくなるんですよ。

御察しの通りiPhoneからの知恵ですが、これはなかなかうれしい発見でした。新しいズボン欲しいよぉ!

こうして、なんとか無事に1日を終えました。靴下を履かずに歩くとあんなにも気持ちが悪いものなのですね。汗でキュッキュッ、キュッキュッ、変な音も鳴るし。

実験生活3日目に選んだ7アイテム

  • 15.カーテン(緑)
  • 16.guのスキニージーンズ(青)
  • 17.掛け布団1枚
  • 18.歯ブラシ
  • 19.FENDER USA JAZZ BASS
  • 20.A5の方眼ノート
  • 21.ボールペン ジェットストリーム4色

3日目にしてようやくカーテンGET。カーテンはいいですよ。寒さからも、外の目からも守ってくれますから。

そろそろ1日目から履いてきたユニクロのテーパードジーンズが臭ってきたので、「16.guのスキニージーンズ」を増やしました。

さらに夜が冷え込んできたので「17.掛け布団1枚」、指で歯を磨くのにも限界を感じてきたので「18.歯ブラシ」を。

明後日にはバンドのスタジオ練習が控えており、そこで「1日に選べるアイテム」をかなり消費してしまうと予想。今のうちに「19.FENDER USA JAZZ BASS」を選んでおきました。

あとは、今後のアイテム選びについて考えるため「20.A5の方眼ノート」「21.ボールペン ジェットストリーム4色」を。

実際に手を動かして文字を書く、という行為は頭を活性化させますし、何より心が落ち着きます。iPhoneで文字を入力するのとはまた違った良さがありますよね。

ベルトがなく履けるジーンズってのも素敵ですねぇ。

あと歯を磨くという行為は人類の宝ですわ。あんなにも気持ちがいいものだなんて。歯は大切にしましょう。

初めての電動歯ブラシならソニッケアーイージークリーンがおすすめです。

やっぱりノートに実際に手を動かして文字を書くと落ち着きますね。iPhoneやパソコンのキーボードを打つのとは違う心地よさがあります。

自己流のメモ帳の活用術と引き寄せの法則を使ったノート術も別記事でまとめています。

実験生活4日目に選んだ7アイテム

  • 22.MacBook
  • 23.MacBookの充電器
  • 24.ユニクロのパックTシャツ(ブラック)
  • 25.ユニクロのカーディガン(ブルー)
  • 26.枕
  • 27.iPhone付属のイヤホン
  • 28.パンツ

実験生活4日目で「22.MacBook」「23.MacBookの充電器」をようやく入手。

なんだろう。この底知れぬ安心感は。

やっとMacBookが登場したわけですが、バッテリーが死んでいる関係で充電器とセットで持ってこないと電源すらつかない仕様です。超不便。

パソコンに加え、「26.枕」「27.iPhone付属のイヤホン」を手に入れました。

これらのアイテムの追加によって、急激に生活のレベルが上昇

枕もあって、ノーパンから脱出できて、イヤホンがあるので大音量で音楽が聴ける、と。これで dアニメストア も気兼ねなく楽しむことができますね。

特に、枕の快適さは実に素晴らしいですね。
首の角度を適切に保つことで睡眠の質が上がり、頭も体も十分に休めることができます。

あとは衣類を追加。

「24.ユニクロのパックTシャツ(ブラック)」「25.ユニクロのカーディガン(ブルー)」

素晴らしい4日目でした。だんだんと生活が豊かになっていく感覚がたまりません。癖になっちゃうぞ、これ。

実験生活5日目に選んだ7アイテム

  • 29.ベースケース
  • 30.靴下
  • 31.Suica
  • 32.チューナー
  • 33.シールドケーブル×2
  • 34.電源

ベースを持ち運ぶための「29.ベースケース」、チューニングを合わせるための「32.チューナー」「33.シールドケーブル×2」、そして「34.電源」を選択。

バンド関連のもので一気に1日分の選択可能アイテムを圧迫してしまいました。仕方ありません。必要投資です。

実験開始から初めて選ぶ「30.靴下」

あぁ、なんと素晴らしい履き心地なのでしょう。

冬とはいえ、靴の中はかなりムレるんですよね。足を守り、快適な状態を保つためには靴下はやはり必要です。

あと「31.Suica」超便利。かざすだけで改札通れるとか魔法ですかね?

実験生活6日目に選んだ5アイテム

  • 35.ユニクロのギンガムチェックシャツ
  • 36.ドライヤー
  • 37.石鹸
  • 38.ティッシュ
  • 39.ゴミ袋

モノがあまり必要じゃなくなってきた。

えーと、この辺りから"必要なモノ"に悩み始めることが多くなりました。

これまでは「どのアイテムを選択すれば快適な生活が手に入るか?」ということが悩みだったんです。

ですが、この時点では「何を選んでもあんまり変わらなそう」とまで思ってしまっています。

僕にとって「本当に必要なものはこれまでの39アイテム」で十分だったようです。

この日は2つのアイテム枠を残したまま終了。

実験生活7日目に選んだ0アイテム

アイテムなし。

「全裸男子のシンプルライフ」7日間を終えての感想とか

「映画 365日のシンプルライフ」に感化されて、半ば勢いのみで行った今回の生活実験。

「僕はこんなにも多くのモノに囲まれて生きていたんだ」
「本当に必要なものは実は少ないのかもしれない」
「当たり前だと思っていることは決して当たり前ではない」

いろいろな気づきがあり、非常に得るものが大きかった実験だと思います。

布団の中で寝れることはとても幸せなことです。靴下を履けるのも、靴が履けるのも、下着を身につけることができるのも実はとても幸せなこと。

もので溢れかえっている今の現代社会だからこそ、ものと向き合うべきであって、本当に必要なモノを見極めることが重要なのだと思います。

結果的にこの7日間で必要だったものは全39アイテムでした。

え? たったこれだけ?

やっぱり人が生きていく上で本当に必要なものは、僕たちが思っているよりもずっと少ないのかもしれませんね。

ものは人生の主人公じゃない。

ものには「生きていくために必要なもの」があり「人生をより豊かにしてくれるもの」があります。ものはあくまでツールであり、人生をサポートしてくれるもの。

ここをしっかりと理解しておかないと、"パンツのありがたみ"だっていつの間にか忘れてしまうのです。

知ってるか? パンツが履けるって最高なんだぜ?

実験生活はこれにて終わりですが、これからもこの感覚を意識して生活していきます。なかなか得るものが大きい1週間でした。お疲れ、自分。

この実験がきっかけで本当に大事なものの価値を再確認することができ、こんまり流片づけ祭りにつながっていくわけですね。

【断捨離】こんまり流「片づけ祭り」の順番とやり方を画像つきで解説するよ
  • この記事を書いた人

あめぎ

宗教2世クソ生活15年→いじめ被害3年→歌舞伎町バンドマン→2年でブログ収益50万円→自転車日本一周の途中でセブ島留学→海外起業→アメリカ大陸横断→富士山登頂→うつ病と複雑性PTSDの療養→|HSS型HSP|INFJ-T

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