ネットに転がっている情報は鵜呑みにするべきではない。
これが10年間ニキビに苦しみ続けた僕が導き出した唯一の答えです。
正直なところ「ニキビに効く洗顔料!」だとか「ニキビが治る化粧水!」だとか、ほとんど信じてません。
ニキビに良いとされる洗顔料をいくつも試してみたり、化粧水をつけてみたり、乳液をつけてみたり。
本当にいろいろなことを試してきた結果での答えです。どれもこれも大して効果は現れず、むしろ悪化することもしばしば。
インターネットで改善策を探してみるも、どのページを見ても「ニキビができる仕組み」やら「ニキビを治すならコレ!」などという、どこかで見たようなものばかり。
『そんなん、知っとるわ!』
頭にきた僕は、半ば自暴自棄になりながらあえて何もしないことを選択したのです。
『もうどうにでもなれや!しょうもない自己流スキンケアなんてぜんぶ捨てたる!』
その結果見事にニキビは消え去り、以前までの醜い面はどこへやら。今までの苦労は何だったんだ、ホント……。ふざけんな……。
青春時代はニキビではじまりニキビで終わった
思春期に入り、体が成長していくとともに顔面には大量のニキビが爆発的に増殖。
あまりに症状が酷く、外に出るのも、人と会話するもの辛かった。
インターネットを使って死に物狂いで解決策を調べてみたり、色々な治療薬を試してみたり、洗顔料を変えてみたり、シャンプーを変えてみたり——。
本当にいろいろなことを試してきました。ネットで見つかる、ほとんどの方法を試してきたと言っても過言ではありません。
その結果がどうでしょう?
ニキビは一向に改善せずに僕の青春時代はニキビとともにはじまり、ニキビとともに終わったのです。
ストレスが一番よくない
おそらくこれが思春期ニキビと呼ばれるものなのでしょう。
主な原因はホルモンバランスの乱れ。だいたい小学3年頃から高校卒業までの間に悩まされることが多いそうです。
思春期ということは当然学校にも通ってるはずですよね。
こんな感じで目を覆いたくなるほどのクソ方程式が完成してしまうわけです。
今になって考えてみると『あー、こりゃ治らないわけだわ』と納得せざるを得ません。
学年一のニキビ男
ぶっちゃけ「学年で一番ニキビがひどかった男」だと自負してます。
それが原因でいじめを受けたり、死ぬほど悩んだり、幾度となく『頼むから顔面を取っ替えてくれ』と天に願ったりもしてきたほどです。
鏡とにらめっこして2時間なんて余裕。その度に落ち込んで、次の日には仮病を使って学校を休むという孔明もびっくりの策士でした。
中学に入った頃にニキビが増え始め、高校卒業まで顔からニキビがなくなることはありませんでしたね。
思春期ニキビ改善のためにやったこと
これまで本当にいろいろなことを試してきましたが、そのほとんどが効果なし。
結局のところ思春期ニキビなんて内から来るものなので、外側からいくら手を出したところで影響はたかが知れてます。
むしろ何も刺激を与えないことのほうが大事。
参考までに僕がニキビ改善のためにやったことをまとめておきます。
- 運動
- ◯ナ禁
- 水洗顔
- 早寝早起き
- 化粧水、乳液等の使用
- コーヒーを控える(一日一杯まで)
- 甘いもの、スナック菓子類は控える
- ニベアクリームとハトムギ化粧水のタッグ
- クレアラシル、アクネスクリーム、ロゼット洗顔パスタ、アクネス……etcetc
ニキビに良いとされることには一通り手を出してきました。
それでも20歳を過ぎて自然に落ち着くまでは、顔からニキビがなくなることはありませんでした。
ニキビ改善への道はとてもシンプル
効果が感じられたのは、やはり体の内からのもの。これは「思春期ニキビ」「大人ニキビ」に共通するものでしたね。
食事、運動、睡眠の3点セット。
基本中の基本ですが、この3つを怠っていると他にどれほど気を遣っていたとしても効果はありません。
つまり高い化粧水買う前に早く寝ろよ、ってこと。
あとはストレス。
ニキビを治すためにはストレスを徹底的に排除する必要があります。ニキビを気にすることが一番よくない。
ニキビ改善に必要な要素はこれだけ。
いつだって、なんだって、答えはシンプルなものです。
まずは生活を見直すところから
ニキビを完全に撲滅するため、僕は徹底的に生活を改善することを決意しました。
夜10:00には寝て朝5時に起きる、早寝早起きを心がけてみたり、1日2食に切り替えてみたり、毎日運動をするように心がけてみたり。
間食は取らず、お菓子も滅多に食べない。コーヒーは1日1杯程度にとどめ、ジュース類すらほとんど飲まない。
ストレスを減らすという点から、部屋にあるモノの徹底的な「捨」も行いました。
だんだんと改善の兆しを見せはじめたものの、その努力を裏切るようにポツポツと増えていくニキビ。
『なんでじゃー!!!!!』
普段は仏のように温厚な僕でも、このときばかりは『なんでじゃー!!!!!』と鬼の形相でスマホのメモ帳に打ち込んでました。
再びニキビの原因を探る
原因は外からである可能性が高い?
これほどにないまでに生活を徹底的に改善しているはず。それにもかかわらず増えるニキビ。
内からの改善はほぼ完璧です。となると外側が原因である可能性が高い。
つまりシャンプー、リンス、石鹸、化粧水、乳液、髭剃りの類である可能性が非常に高いわけです。
あえて何もしない選択
これまで僕は朝晩2回の洗顔料を使った洗顔、シャンプー&リンス、洗顔後の化粧水などのニキビ対策を行ってきました。
これこそがニキビの原因だった。
それから僕は顔も髪も体も石鹸ひとつで洗うようになりました。
朝はぬるめのお湯のみでの洗顔。石鹸を使って洗顔するのは夜だけに。化粧水もなし、ニベアもハトムギも使わない。
ケアのしすぎが原因?
顔の洗いすぎ、化粧水のつけすぎ、気にしすぎ。
原因はもうこれ。これだけ。というよりこれぐらいしか考えられません。だってそれ以外は完璧なんだもん。
過度のケアをしてしまうことで逆に皮脂の量が増え、結果的にニキビが増えてるに違いありません。
たまにコーヒーを飲み過ぎてしまったり、お菓子をちょこっと食べてしまったりということはあります。
でも毎日食べているわけではありませんし、影響が出るほど量を摂取しているわけでもありません。
まとめ
これまでニキビを治すために多くの時間とお金を費やし、努力を続けてきたわけですが……。
今日から一切やめます。
あえて何もしないという選択を取ることにします。
何もしないというと語弊があるかもしれませんが、ケアの方法を超シンプルにするということですね。
肌はもともと身を守る力を持っているはず。それを信じて待つことにします。
- 1日2食は続行
- 毎日運動をする
- 早寝早起きを心がける
- 朝はお湯のみで洗顔する
- 化粧水はつけない、ニベアもハトムギも卒業
- 間食はしない、ジュース類も極力飲まない
とりあえずこの点を心がけた生活をだらっと続けていきます。
すべてをシンプルに。
肌ツルツルになったンゴ
この記事を執筆してから約一年後には、あえて何もしないという選択は正しかったことが判明しました。
自分でもびっくりするぐらい肌の状態が改善。たまにニキビができたりすることもありますが、以前と比べたらもはや雲泥の差です。
ただ僕はニキビの専門家ではありませんし、本記事が「あえて何もしないという選択」が万人に合うことの証明ではありません。
ひとつ言えることは必要以上に気にすることはないです。
ストレスが一番の敵。基本的には皮膚科へレッツゴー。それでもダメならもう気にすんな。それが一番のニキビ改善への道です。
1年使い続けたニベアクリームとハトムギ化粧水を思い切ってやめた理由