僕はこれまで約1年間にわたって1日2食の生活を続けてきました。
生活リズムもシンプルになり、身体と肌の調子もよくなり、花粉症や金属アレルギーの症状も和らいだり──といいことづくめの毎日。
ですが、同時に「問題」も出てきました。
見る見るうちに体重は減っていき、顔はやせ細り、久しぶりに会った人には『え? 病気なん?』と本気で心配される始末です。
ついには、最低サイズのメンズジーンズでさえ"ぶかぶか"になってしまったのです。
身長170cmに対して体重が51kgと、要するに痩せすぎたんですよね。
スポーツをしているわけでもないのに体脂肪率は一桁──約7%──です。
最近は顔色すらも悪く感じられ、リアルで自分の体が心配になってきました。
というわけで、この習慣には本日をもちまして終止符を打ちたいと思います。
「1日2食生活」を始めたワケ
僕はもともとミニマリスト思考の人間です。持ち物も、思考も、できるだけシンプルかつスマートに。
生活自体をシンプルにすることによって、頭も心もリラックスでき、生活にいいリズムが生まれます。
持ち物を管理する手間もなくなり、部屋の掃除だって億劫にならなくて済む。
僕にとっては、これだけでもとても意義のあることでした。
そこで「食事」についても見直すことにしたのです。
以前から『現代人は食べ過ぎなのではないか? 本当はもっと少ない食事量でも十分なのではないか?』と考えていたことも大きな理由といえますね。
よくよく考えてみれば、食事というものは「自分の体に直接取り入れるもの」です。悪いものを食べていたり、食べ過ぎたりしていて体にいいわけがありません。
自分にとって本当に必要な食事の量はどのぐらいなのだろうか、ということを検証するため「1日2食生活」が始まったわけです。
「食べないこと」で起きる体の変化
食べない生活をすることで、体の調子はいい方向へと向かっていきました。
肌はきれいになり、お腹を壊すこともなくなり、余計な食費を払うこともなくなり、花粉症などのアレルギー全般の症状さえ和らいでいった──これは思い込みかもしれませんが──のです。
ですが、問題点もありました。
もうね、自分でも心配になるぐらい痩せてくんだ、これが。
もともと56kgあった体重も、いまでは51kgです。5kg減です。もう少しで40kg台突入です。
170cmの成人男性にしては、どう考えても痩せすぎの部類ですよね。
鏡で見る自分の体は貧相すぎて憂鬱になり、常に貧血気味、顔付きもどちらかというと病気の人っぽい。
それでも『ああ、僕はなんてシンプルな生活をしているのだろう』と自分に酔いしれ、1日2食生活をやめる気はさらさらありませんでした。
実際、体の調子はよかったんですよ。
むしろ『やっぱり現代人は食べ過ぎなんだ。本当はもっと少ない食事量でも十分なんだ』ということがわかりました。
たしかに、現代の日本人は食べ過ぎです。
そこまで空腹を感じているわけでもないのに、なんとなく食べてしまう──。これ、心当たりありませんか?
まさに、食べること自体がただの日課──いや、作業になってしまっているような状態です。
そんな働き詰めの内臓が、今後もしっかり働いてくれるでしょうか……。これから何年、何十年と健康なままでいてくれるでしょうか……。
そう考えてみると、さらに「1日2食生活」のメリットが強く感じられてしまったわけですね。
「食べる」を決意した理由
さて、問題は「なぜ、そこまで気に入っていた"1日2食生活"を突然やめようと思ったのか」という点ですね。
理由は単純明快、とてもシンプルです。
──あのね、どう考えても痩せすぎでしょ。
いくら食べても太らないタイプ
僕は10代の頃から「いくら食べても太らないタイプ」でした。
どれだけスナック菓子を食べても、間食をしても、夜食をしても、一向に太る気配がない。
食べ物の吸収率が悪いのか、なんなのか、ドカ食いしても体重は一定の数字をキープしていたんですね。
そんな僕が、この上「1日2食生活」を続ければどのような体つきになるのかは容易に想像できました。
文字通りのもやし男子になってしまうことは目に見えていたわけですね。
筋肉が欲しいお年頃
男子ならば一度は憧れる、筋肉マッチョメン。目指せ、ヒュー・ジャックマン! クリス・エヴァンス! アベンジャーズ!
『僕も筋肉ほちい』
これまで「もやし男子」として生きてきましたが、そろそろ「筋☆肉」を手に入れてもいい頃なのではないでしょうか。
別にムキムキでなくてもいいんですよ。程よい胸板と、程よい上腕二頭筋、そしてほんのりと割れた腹筋。
これだけで十分なのです。せめて、この身長の成人男性の平均体重ぐらいには近づけたい。あと5kgは体重を増やしたい。それなりに筋肉もつけたい。
となると、やはり筋肉のもととなる栄養分を取らなくてはいけません。そうすると必然的に「1日2食」という選択肢はなくなるわけですね。
まとめ
まとめです。
- 「1日2食生活」はものすごくいい効果があったし、この生活も気に入っていた
- しかし、だんだんと痩せていることにコンプレックスを感じはじめた
- 筋肉ほしい
- 筋肉をつけるためには食べねば
- たくさん食うぞ
- 「1日2食生活」辞めるぞ←イマココ
というわけで1年間続けた「1日2食生活」は今日で終了となります。
この実験期間はとても有意義な時間でした。僕の体にとって、本当に必要な食べ物は実際に考えているよりもずっと少なくていい、ということがわかったのですから。
追記:1日2食生活はじめました
結局、この記事を書いて1ヶ月後にはまた「1日2食生活」をスタートさせました。
1年間続けた「1日2食生活」をやめてたった1ヶ月で元の生活に戻した話
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